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カテゴリ:小説・海外
あらすじはamazonからのコピペ。 「特捜部Q」―未解決の重大事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。 カール・マーク警部補は「Q」の統率を命じられた。 しかし、あてがわれた部屋は暗い地下室。 部下はデンマーク語すら怪しいシリア系の変人アサドひとりのみ。 上層部への不審を募らせるカールだが、仕事ですぐに結果を出さねばならない。 自殺と片付けられていた女性議員失綜事件の再調査に着手すると、アサドの奇行にも助けられ、驚きの新事実が次々と明らかに―北欧の巨匠が本邦初登場。 デンマーク発の警察小説シリーズ、第一弾。 これは面白かったです。 警察小説なんですけど、捜査員は2人。 しかも内1人は、本来は捜査しちゃいけない事務員兼掃除人みたいなものです。 マーク警部補は3人のチームで行った事件現場で襲撃に会い、本人も怪我、仲間の1人は死亡、もう1人も身体が麻痺する重症を負う経験から休職していたが、現場復帰。 しかしやる気は失われ、元々の辛辣な性格も拍車がかかったみたいで、殺人課内において煙たがられる存在に。 そこで特捜部Qと言う未解決の重大事件を専門に扱う新部門のリーダーになるのですが、態の良い左遷ですね。 最初は1人だけ。 せめてってことで派遣されたのはイスラム教徒のアサド。 マークにやる気なんて起きない。 が、アサドはやる気満々。 その熱に引っ張られるように調べ始めたのが、女性議員失綜事件。 物語は女性議員視点と、マーク視点が絡み合って進む。 女性議員は過去から現在へと語られる。 アサドの正体が分からなさ具合がちょうど良い。 何より、被害者の女性議員の真の意味での強さが描かれて、そこが好き。 ラストのまとめ方も良いと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月29日 20時16分08秒
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