ミッドランドスクエア
田舎の両親が、今話題のトヨタミッドランドスクエアを見たいというので、一緒に行ってきました。さすがにオープン時の混雑は緩和したものの、そこそこの人出で賑わっていました。(日曜日にしては少ないかも)印象は、年配の夫婦と思われるカップルの割合が高いような気がしました。しかも、みなさんしっかり腕組みをして仲良さそうなのです。出店企業は、いずれも高級店ばかりですので、年齢層が高くなるのは当然でしょうが、いわゆる団塊の世代とおぼしきカップルが多いというのは、やはりこの層の消費は根強いと見た方がよいのでしょうか。夕食は、さっぱり系が良いということで、JRセントラルタワーズの『うどんすきの美々卯』で和食を食べましたが、以前は3800~6800円のうどんすきしかなかったメニューに、1600円・1700円・2300円などというお弁当などが登場しており、レストラン街の苦戦が手に取るようにわかりかりました。(他店も同様)以前にもこのコーナーで取り上げましたが、タワーズでは、昨年6月にランチメニューを一斉値下げしています。高島屋・マリオットホテル・オフィス棟の好調さとは裏腹に、レストラン街は苦戦しています。「付いて来られない人は、来なくてもよい」という価格設定にしてあるミッドランドスクエアと違い、ボリュームを狙っているタワーズは、今となっては中途半端な価格設定ということになるのでしょう。2006年、地価の上昇のベストテンの内、8ポイントを占め、今年もその片鱗を見せた名駅前ですが、飲食店の収益が限界を示すようですと地価も頭打ちということになります。収益性で不動産の価格が決まる最近の基準で見ると、この両ビルの動向は目を離すことが出来ません。