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カテゴリ:ふとかんがえたことなど
ぽつぽつと光る星々が浮かぶ秋の夜空を、流れの速い黒雲が取り囲んで、そのすっきりとしていて、かなしい様を、中学時代に眺めていたことを思い出した。自宅の部屋の窓の近くにある梅の木に飛び移って、家人に見つからないように裏庭から抜け出し、人通りのない秋の夜の道を通ってすすきの繁る河原から眺めた。
あの頃は大した喜びもかなしみも知らなかったが、妙に煌々とした空と流れる黒雲をみていると何となくそんな気になった。それから数十年経った今、青森に帰る途上の窓外から見える夜空も、同じ感慨をあたえている。 無駄に年だけとってしまったのか、それとも、同じものが胸の中にあったのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.19 17:27:09
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