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カテゴリ:青森歩き眼です
暑い夏。冷房のないビルで仕事をして、お昼になった。さてどこに行こうか考えて、かねてより気になっていた、青森市役所道路向かいのバス停付近の細い階段を登って行くとある喫茶店ぽぷら。入口には木のふだに「カレーライス」とだけ書いてある。バス停から2階を見ると、窓際に変な植物が繁茂しているよう。昼間なのに電燈が点いている。なんだか気になるけどちょっとこわい。 怖いもの見たさで階段を登る。すんごく狭い店内にママさんがひとり。ドカドカ入ってくると明らかに慌てた様子。カレーを頼む。冷蔵庫からカレーの入った鍋を取り出す。カレーを温め、御飯をレンジでチンし、水と氷をコップに入れ、スプーンを紙ナプキンで巻く間、2階の窓から吹き込んでくる風に吹かれて黙り込む。テレビでは来日したエクササイズDVDの軍隊式男が笑っている。 カレーは普通のカレー。小学校のとき友達の誕生会に呼ばれて友達のお母さんが作ったカレーを食わされたあのカレーのよう。何時になく静かに食べる。 ママさんにボンカレー復刻版の話と袋ラーメンはラーメン屋さん(旭川しょうゆ)が一番で二番が屋台十八番しょうゆであること、具が大きいレトルトカレーは加里工房であることなどをレクチャーして店を出る。 一体なんなんだろう。 小一時間いると自分までもが「あやしげ」色に染まってしまったような。 「あやしげなカレー屋のあやしげママのむらさき光線にびびびとやられてのたうちまわるのだ椎名誠風」
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Last updated
2007.06.21 20:27:33
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