こころに映るよしなしごと

　連休だと全国どこでも混雑しているのだろうが、秋田県はあまり混んでいない。

　理由はわからない。実家を離れた人々が実家に戻って、ずっとお酒を飲んでいるからなのかも知れない。

　そういうわけではないので、昔、琵琶湖の次に大きかった、八郎潟の面影を偲ぶべく、高台にある宿泊所のお風呂に入る。そこから八郎潟の跡（今は大潟村の農地）が一望できる。

　とんでもなく大きな潟があったということは裕に想像できる。とんでもなくでかい水中生物が居たっておかしくない。チマチマとバス釣りなんかやっている場合ではない。在来種の大潟八郎さんに会いにいかなかきゃ。秋葉原の万世橋で待ってたって出会えない。

　世の中は、地球環境に異変が生じて、人の手が入っていない自然の世界遺産に興じているがそれとはまったく対極にある人口の埋め立て農地ということになる。

　何だか釣りがしたくなったが、明日も雨模様。家の中にいて休め（或いは片づけをしろ）という天の采配か。