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カテゴリ:書物
最近の図書館はネットで貸出予約をすると順番が来たら電話で連絡してくれる。便利な世の中になったものだ。朝日新聞の広告欄で気になった「食堂かたつむり」を借りる。一度だけエスカルゴのにんにく炒めを食べたことがあるが、かたつむり料理専門の食堂の話だったらつらいなあと思いながら読み出したら、あっという間に読み進んで3時間で読破してしまった。
最近は、休みの日というと疲れてしまって、DVDの映画を借りてきても、イントロの30分過ぎには寝てしまうことが多々あるが、読んでしまう本は読んでしまうのだ。 本に囲まれて本に関係する仕事をして人生を送れたら如何ほどに幸せかと思っていた時があったが、本屋に就職することも図書館司書になることもなく、ほどほどの蔵書とほどほどの公立図書館からの貸本によりその後の人生を送っているが、さほど苦にも思わない。 だけど、図書館が醸し出す、蔵書と言う森の中に潜むわくわくするような冒険と謎解きとLOVE AFFAIRと真実を隠蔽している雰囲気が、未だに大好きである。 だから、予約の本が来たことを告げる電話を出張中の車の後部座席で受けたりすると、背後で冒険活劇のテーマ曲が流れ出したような幻聴がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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