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カテゴリ:書物
図書館から借りていた恩田陸の「ネクロポリス」上下巻をようやっと読み終えた。大体、読む時間は仕事から帰って飯食って風呂入って歯を磨いてから、布団に入って寝るまでの数十分だけだったので、遅々として進まなかった。土日は土日で、録りだめしておいたドラマのDVDを観るのに忙しく、また、ドラマを観ながらソファーでうたた寝していたのでまったく読めなかった。返却期間を大幅に延長して少し延滞してようやく終わった。
最後が割りとあっけなかったが、それまでのV.ファーでの滞在期間が、永遠に続く、遠い国での、不思議な人たちとの休暇のようで、個人的には祖父母の実家に帰った時の夏の午後の夕立を眺めた縁側の風景と、米国留学の際の寮の窓から見えた、夕暮れの、どこまでのなだらかに続く芝生の緑地と、沖縄の新城島で見た、廃墟となった石垣の街が混在して思い出された。 また、読み応えのある小説を読みたくなった。 だけど、一週間ぐらいは、哲学書でも読んで即効で眠ることにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.01 21:40:49
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