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カテゴリ:書物
本というのは不思議なもので、いろいろな繋がりから、ある作家やある作品にたどり着くことがある。それが運命的な時もあるし、それっきりの場合もある。
さわやかな季節にはなるべく外に出て、緑の中に身を置きたいと思っているが、雨降りなら仕様が無い。 図書館に行って、地下の書庫に保管してある1964年刊行の本を借りる。 ブラインドを下ろして、茶色の読書用スタンドを点け、茶色い染みが所々について綴りもおぼつかなくなった本を開くと、昭和の空気が漂う。 まるであの日、暗い店内で、必死になって中野区図書館から借りた本を読んでいた、「クラシック」の2階の奥の席のように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.24 19:55:19
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