|
カテゴリ:観劇・LIVE
港区の郷土資料館にて指定文化財となった常香盤が一般公開されている。と言うので見に行きました。
常香盤ってナニ 香を長時間焚くための仏具。 コの字型を組み合わせたような溝に香を詰めてその一端に火をつけて使用した。 途中に等間隔で香りの異なる香を乗せ時間によって香りを変化させることで時間の経過を知ることも出来ることから「香盤時計」「時香炉」とも言われた。 うは~なんとも風情のある仏具ではないですか 江戸の町では寛永3年(1626)辻源七が幕令を受けて日本橋で「時の鐘」の管理を開始しましたが、元文3年(1738)の記録には、その必要経費として「常香」があげられており、正確な時を知らせるために機械時計である「台時計」とともに「常香盤」も用いられていた可能性がある。 なに 時の鐘とともに町に香の香りが漂ってたって訳ですか 今回展示されている「常香盤」は実相寺所蔵で会津松平家の家紋が書かれています。 実相寺は会津藩祖保科正之公が江戸の菩提寺として定めた寺院で聖光院(正経公生母)ほか歴代の藩主婦人や子女の墓十数基があります。 この常香盤はこうした方々の供養のため、会津松平家を施主として実相寺に納められ位牌堂で用いられたものと考えられています。 当時の大名家の宗教儀礼をを伝える資料として重要な遺品です。 実は以前実相寺へ行ったとき全然良く知らないで行ってしまったのでもう一度行きたかったのだけれど、寒くて断念してしまった。うぅ、根性なし… 天気が回復したらまた港区散歩に出かけようかな。 実相寺 聖光院…おまんの方。保科正之公の後室 愿彰院…容章公。三代正容公の末子で四代容貞公の弟 真珠院…元姫。三代正容の長女。栄光院の子 安祥院…栄之丞。三代正容公の子。二歳で早世栄光院の子 寿詮院…おきやの方。四代容貞公の側室 長昌院…お嘉代の方。四代容貞公の弟容章公の側室 貫綜院…貞歴。四代容貞公の二男。十歳で早世。寿詮院の子 心了院…お久米の方。五代容頌公養子容詮公の側室 蓮受院…留姫。五代容頌の養女 心窓院…照姫。容詮公の長女。心了院の子 智厳院…富五郎。容詮公の長男。心了院の子 幻光院…大炊。六代容住公の長男寿鳳院の子 清玉院…厚姫。八代容敬公の三女。清仙院の子 泡玉院…九代容保公の二女。二日で早世 あお久米の方はここにいたんだ。 容詮公とは一緒はイヤだったのかな。 さらに藩士の墓所も沢山あるというので調べたら行きましょう ちなみにこの常香盤の家紋、25枚もありましたよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|