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カテゴリ:幕末関連書物
マンチュリアン・リポート 「中原の虹」で調子に乗ったので続けて読んだ。 張作霖爆殺事件の真相。 「中原の虹」でアレだけ物語だったもの、そのつもりで読んだら全然違う書かれ方。 主人公は張作霖とはまったく面識もない、日本の軍人。 なんともとっつきにくい始まりだったものの、負けるもんかと読み進んだが、あの明海颯爽なオハナシとは全然テンポが違うし、とまどう。 列車が「公爵」で話し出したときには「オマエはトーマスか」と突っ込んじゃいました。 それでもやっぱりすごいなぁ。 結末はなんとなく知ってる(一応歴史的事件だからね)が、ソコへ持っていく話の流れが興味深い。 トーマス…もとい「公爵」と張作霖との絡みで出てくる張作霖の「想い」がなんとも…。 そうか、他人には吐露できないココロをそうやって出したか…見たいな感じ? そして「中原の虹」の登場人物のその後がまた…。 話が前後したけどいまさらながら「蒼穹の昴」と「珍妃の井戸」読んでみようっと。 浅田次郎 ¥1500 講談社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月31日 14時30分35秒
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