釈尊」は七人」目の過去佛と言われる。過去佛がいると言うことは、未来佛もあると言うことじゃ。釈尊が入滅してから56億7,000万年後の未来に我々衆生をお救い下さるために、今は兜卒天(とそつてん)にあって修行をしておられる菩薩様を「弥勒菩薩」と言うのじゃ。菩薩と言うのは、仏陀(悟りを啓く)になるための修行をしているものを言うのじゃ。昔は「出家者」に対して言ったものじゃが、大乗仏教的にはみな菩薩じゃ。梵語(サンスクリット語)で弥勒菩薩はマイトレーイヤと言う。釈尊の時代では、出家して自らが悟りを啓いて解脱するために修行をしたのじゃ。それにたいして、在家でも修行できるし、自分の救済だけでなくみんなの(苦からの)救済のために「布施=行」を行うことが大切だとしたのが、「大乗仏教」じゃ。大乗というのは大きな乗り物と言う意味で狭い小乗の徒を馬鹿にして言った物なのじゃ。今はそれは差別用語だと言うことで「部派仏教」とか「上座部仏教」と言うんじゃよ。さて、お釈迦様、当時は「ゴータマ・シッダールダ」は釈迦族の王子様だったのに何故、妻子を捨てて出家したのでしょうね。
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