バラモン(司祭者)・クシャトリア(王侯、武士)・ヴァイシャ(庶民)・シュウードラ(隷属民)、これがヴァルナ(四姓)制度の階級じゃ。世襲制度だから「奴隷」に生まれてくると、一生奴隷なのじゃ。バラモンは、人生を4段階に分けて考える、「四住期」という習慣を理想としていたのじゃよ。師の元でヴェーダを学ぶ「学生期」、結婚して後継者をもうける「家住期」、出家隠遁する「林住期」、最晩年、旅の途で死ぬことを目的とした「遊行期」の4期なのじゃ。一方、「沙門」と呼ばれた、新しい思想家は年齢に拘わらず出家し、森林や洞窟などに住み、施食を受けて修行に励んだのじゃ。ゴータマはどうやら、この沙門の影響を受けて出家したらしい。妻子を捨てて出家したのじゃから、とんでもない奴じゃのう。ところが、考えようによっては、王子様だから、妻子を残して出家できたとも言えるのじゃよ。ある意味贅沢なのじゃよ。まぁ、しかし、無一文になって、断食やら荒行、難業をするのだから、ご立派なことよのう。
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Last updated
2006.10.27 13:03:31
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