現役教師が朝ズバで訴えていた。「バラエティ番組でお笑いの若手の頭を叩いたり、蹴飛ばしたり、プライベートを暴露したり、それを先輩の兄貴分タレントがそばで冷笑して見ている。彼らはそれが仕事であるから、お互いの了解でやっているからまだいいが、それを見ている子供達の教育にはまったく悪影響だ。」その通りじゃのう。今のお笑い系タレントはなかなか高学歴じゃ。民間企業が面白くないので、ちょっと頭のよい奴はお笑いに行く。吉本興業には東大出が数人いてマネジャー修行をしておる。昔からドツキ漫才はあったのじゃ。コント55号だってそうじゃ。けれどもそれは、あくまでコンビの中でのネタ。ブラウン管の外での先輩,後輩のけじめや力関係はもちろんあったじゃろうが、それがネタとして出されることはまず無かった。あるとすれば成功と名声を得た芸人の、若い時の苦労話として披瀝される程度であったのじゃ。今のイジメは陰湿じゃ。無自覚的集団意識じゃ。加害者にならなければ、即被害者になるほか無い。それを深刻に考えると毎日の精神状態のバランスが保てないから、慣れてしまうように自分を追い込む。戦後のGHQ政策で日本人には「父性」が喪失してしまった。先生も、お回りさんも、近所のおばはんも、ついでにお父さんも誰も怖くない。「志」を支えているのは貧困体験とか利他的精神じゃ。日本の教育ももう一度「儒教的倫理道徳」教育をやらないといかん。つまり、親の言うことを良く聞き、年寄りを敬い、大事にする社会じゃ。これは子供だけじゃ、間に合わない。親と子供のサンドイッチでやらにゃいかんのう。
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