仏教では「生・老・病・死」を四苦(しっく)と言うんじゃが、赤ちゃんが生まれてくるのが何故「苦」なんじゃろ?
本日はブログ第一話じゃ。よく、金も暇もなくて四苦八苦しているというのを聞くじゃろ。これは仏教から来ているのじゃ。インドではお釈迦様が生まれる前から、「輪廻説」というのがあって、人は生まれ代わり、死に代わりして何度もあの世とこの世を行ったり来たりするのじゃ。「一切皆苦」とされるのこの世に生まれ変わらないためには「解脱(真理を悟る)」して涅槃」に入るしかないのじゃ。悟りを啓いて涅槃に入った人を「仏陀」と言うのじゃ。涅槃に入ると、もう「苦」の現世に生まれ変わることはないのじゃ。この世に生まれて来るということは「苦」が始まると言うことなのじゃ。「苦」とは「欲」の裏側じゃ。そうでありたくない、と執着するから「苦」が生ずるのじゃ。