山元洋介のリズムワークショップ

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• 才能

  音楽の勉強をしていて、若い頃はやめたいと思う事は多々ありました。修行時代、師匠から同じ事のダメ出しを毎日毎日言われると音楽ってこんなにも難しい事だと思っても見なかったです。今まで辛抱して続けてこれた原因は、素晴らしい師匠のリズム感を少しでも会得したいと言う強い思いだけでした。人は本物の人と接すると、物事の真理がはっきり見えて来ますから、迷いはなくなります。指示される事をひたすら信じてやるだけです。そこには理屈は一切ないです。音楽の技術を学ぶ事は、日々の確かな練習をする事も当然大切ですが、思考力を働かす事も同等に大切です。一つの苦手な技術に直面したとき、どうすればその技術がクリアできるかの練習を考えるのも音楽では必要とされます。物事の真理を追究することは、本物の人の出逢いが必要です。本物の人の出逢いを探すのも、その人の才能だと思います。音楽に於いて、間違った認識で練習していては何時までたっても確かな技術は身につきません。

  May 24, 2008

• 気持ち良いリズム

  音楽で一番大切なことは、聞いている人に心地良さを伝える事だと思います。それには、リズムの成り立ちを訓練する必要があります。リズムの勉強なしで、音楽の基本は出来ません。音楽は基本のリズムが良くなければ、長年音楽をしていても基本は身についていないと言われます。音楽は、まずリズムの基本を勉強する事から始まります。リズムが良くならなければ音楽は人には感動を与える事はないと思います。リズムの基本とは、単純に音楽に合わせて手拍子がカッコ良く叩ける事です。この原始的な練習が一番手っ取り早くリズムが良くなる方法です。練習では楽器に時間をとられがちになりますが、本当は楽器を持つ以前に手拍子などが上手くなる必要性があります。長年音楽をやっていて、ある時自分のリズム感の悪さに気付く人も多いですが、余程厳しい訓練をコーチとマンツーマンでやらなければ一人では無理です。始めから一人で出来るなら、リズムでそんなに悩む事もないと思います。リズムの恐ろしさは、リズム感の優れた人と遭遇した時に自分の拙さを嫌と言うほど思い知らされます。リズムは基本が何かを知れば、当たり前ですがたゆまない努力をやっていると徐々にですが良くなってきます。リズムは、書物を読んで出来るほど甘くはないです。

  May 23, 2008

• 人に心地良く響く声

  歌を歌って人に心地良く伝わる声は余計な力を入れてはいけません。楽器も同じで、音楽で一番難題とされる領域です。力を抜いてしっかり音または声を出す聞き分け方が難しいのです。何故余計な力が入ってはいけないかは、身体に余計な力が入るとリズムから外れる現象が現れます。少しでも力むとリズムは逃げていきます。音楽の原点は、常にリズムをしっかり客観的に捉えて自分の出しているリズムと合っているかの確認をしていなければなりません。歌においても大きな声を出せば良い物ではありませんし、楽器でも然りです。力んでいる音は、人の耳には心地良さは届きません。リズムを訓練していくと、スイング感のあるリズムを作り上げていくには決して力んではいけない事に気付かされます。音楽の良さは、聞いている人に自然と身体が揺さぶりたくなるようなリズムを感じさせる事が命です。音楽から躍動するリズムが見えてこない音は、聴いているい人には感動を生みません。習う側に於いても、指導者側の感性に委ねられますから、コーチの見極め方がその人の将来を左右します。音楽の基本とは、何かを常に問いかけて練習する事が望ましいです。音楽の練習方法で、明らかに間違ってる練習は存在します。

  May 19, 2008

• 上手くなりたいと思う気持ち

  技術の習得を学ぶときに、本人のやる気が優先します。色んな本を読むより実践的な確かなコーチに適切なアドバイスを貰う事がお勧めです。習う側には、何が基本かの見極めは出来ませんから、コーチからの無駄のないカリキュラムに沿って練習する事が上手くなる秘訣です。基本がしっかり叩き込まれると最初の形は出来てきます。最初は、コーチの言われる事を忠実に守ってやるだけです。後は、本人の素直さとやる気があれば、何とかなるようになります。チャンスは、何回も来ませんから、来た時は必死に向かう気持ちが大切です。

  May 15, 2008

• リズム講座の開講日

  茨木市生涯学習センターきらめき講座が始まりました。音楽の基本は、リズムを知る事からと言うコンセプトで講座をやっています。リズム練習の本質は、単純ですが実際にやると非常に難しい事です。だからこそ、リズムの基礎とは何かを学ぶことが重要だと思います。リズムの基本的なことは、音楽に合わせて手拍子とかが叩けたらいいだけですが、しかし、この手拍子を叩いてリズムを合わす事が、非常に難しい作業なのです。自分では、リズムを合わしているつもりであっても、聞く人が利けば合ってないと言う現象は多々あります。リズムに対しての感性は、人それぞれ考え方がありますので押し付ける事は不可能です。ただ言える事は、音楽を聴いて自然と身体が動き出したくなるリズムが気持ちよいリズムだと思います。確かなリズム練習をすれば、音楽は良くなります。上手くなりたければ、良き指導者に付いて教えを請う事が一番の近道です。

  May 11, 2008

• 生涯学習講座開校式

  平成20年度の茨木市生涯学習センター講座が始まります。二つの講座を受け持って4年目に入ります。講座のコンセプトは、音楽の基本はリズムです。リズムの成り立ちが分かれば、音楽で悩んでいる色んな事も解決の糸口が見つかります。聞いている人に心を揺さぶるのもリズムが深く関係しています。歌を歌う、楽器を演奏する時に余計な力を抜くのも、リズムと密接な繋がりがあります。何故、余計な力を抜かなくてはならないかと言うと、余計な力が入っているとリズムが見えなくなるからです。私は、師匠に出会ってリズムの論理的な練習方法を教えてもらいました。音楽は、リズムの基本を知るべきです。リズムを勉強していくと必ず一拍の音符の長さに悩まされます。この一拍の長さこそがリズムの真髄です。一拍の長さと音符の理解力はリンクしています。ピッチ（音程）で微妙に違うと聞いている人に不快感が生じるのと同じで、リズムの微妙な違いも音符の長さを研究している人には、あからさまに違いが手に取るように分かります。音楽で悩んでいる人の多くは、リズムで悩んでいる人が圧倒的に多いです。そして、リズムの基本練習のやり方を知らない人も多いです。自分を素直な立場に置いて、何が音楽の基本で大事かを確かなコーチに聞く事です。案外、長年音楽をやっていると素直に人に聞くという事を忘れがちです。人から教わる時は、素直な気持ちで何が何でも知りたいと言う強い気持ちが大切です。人から技術を学ぶときは、自分のちっぽけなプライドは全く入りません。何でも上には上がいますから、自分なんてまだまだと思っているぐらいが丁度です。

  May 7, 2008

• 宇多田ヒカル・・プレイバックPART2

  言わずと知れた山口百恵さんが歌っていたプレイバックＰＡＲＴ２を宇多田ヒカルさんが歌っています。人の名曲をこれだけ歌えるのは、音楽的才能はもちろんですが、特にリズム感に非凡さを感じさせます。宇多田ヒカル

  May 1, 2008

• 聴力と集中力

  月に一回の通天閣すぐ横の「ギャラリー再会」でのライブでした。ライブの醍醐味は、相手とのリズムの呼吸がピタッと合う事だと思います。身体に余計な力が入っては、相手の音もおろか自分のお音もなかなか耳には入ってきません。力を抜いて自然体を保つ事は、厳しい訓練を経てから徐々に分かってきます。ここでもう一つ重要な事が、研ぎ澄まされた集中力です。この集中力こそが、最後の決め手になります。集中力は、その人の目を見れば一目瞭然です。鍛え抜かれた集中力は、必ず目に出てきます。それと平行して、相手の音・伴奏の音を良く聴きなさいと言われますが、音をしっかり聴いているか聴いていないかは、その人の出している音が忠実に答えを出しています。人間の聴力と集中力は、鍛えれば鍛えるほど進化し続けます。ライブのお知らせ　　　　　　　　　　　大阪の昨日、今日、明日５月２０日（火曜日）大阪府立情報センターさいかくホール場所：地下鉄「谷町４丁目駅」1-A出口方向へ徒歩３分　　　　　　　　　　　開場：１；３０　開演１４：００～１５：３０(参加費無料）申し込み方法：０６ー６９１０ー８００１（５月１９日まで）「大阪の昨日、今日、明日」係まで、定員次第締め切ります。出演：岩井ゆき子（ピアノ＆ボーカル）、山元洋介（パーカッション）

  Apr 27, 2008

• 練習の仕方

  確かな技術習得には、日頃の練習の仕方を考える事です。何かの技術で悩む時には、確かな練習の仕方を助言してくれるコーチが必要です。コーチの助言なしで自分の技術力を高めるのには、限界があります。コーチの役目は、基本に忠実な技術力を見定める感性です。一つの事だけに精通していくと、その人の何気ない言葉からも真意を読み取る事は可能です。どの道に於いても、技術を学ぶ時の要綱は共通しています。良く言われる事で、行き過ぎた自信も度が過ぎると慢心になり、やがて人に対して媚びる事になります。この時には、基本は完全に崩れていますから、また初心の基本に帰れです。何時も上には上がいると思っているのが、丁度良い位だと思います。

  Apr 25, 2008

• 音楽の基本とは何か？

  一つの物事を追求するときには、必ず基本と言う言葉が出て来ます。音楽を勉強する上では、リズムは最重要課題です。私自身も、若い時に師匠に出会ってリズムの難しさを嫌と言うほど思い知らされました。リズムを深く学んでいくと音楽の仕組みが手に取るように見えて来ます。私自身も何時も心がけていて、生徒にも何時も言っている言葉で、余計な力は抜きなさいと言う事です。力を抜くと言う行為も、リズムを勉強いていく過程で必ずリンクしています。何故なら、身体に余計な力が入っているとしっかりとしたリズムの波には乗れないからです。リズムの不安定な人は、音楽を聴いている姿勢がリズムに揺れていない現象が見られます。そして、器用な人にありがちな事で身体にはそんなに力が入っていないが、もう一つリズムが乗り切れていない場合。その場合は、一つ一つのリズムの鋭さが感じられていないケースが多いですリズムは、まさに生きていますから出音の音の始まりは、的に弓を射る動作と同じで、十分な弓矢の引付があって、その後の離すタイミングがスピード感に繋がります。リズム練習は、素直な気持ちと諦めない気持ちがあれば必ずリズム感は良くなります。分からない事は、確かな人にまず聞く事です。この一歩が出来ない人は、なかなか前には進めないと思います。少し余談ですが、リズム感の事でよく言われていることで、リズムマシンの機械のようにリズムを合わしてもスイングしないと言われますが、そう言う人に限って自分の口の１，２，３，４と手拍子が合っていない人が多いです。まず、リズムマシンのリズムに自分の手拍子がジャストに叩けてから、リズムに付いての話をすべきだと思います。音のジャスト感を極めるのは、至難の技です。

  Apr 23, 2008

• チャンスを手繰り寄せる

  何か物事に打ち込む時に、誰でもチャンスはあります。チャンスに出会っていても、気付かない人もいます。チャンスを自分の物に手繰り寄せる感性は、まさにその人の才能です。それには、素直な心・継続は力なり・チャンスだと感じたら即行動する・常に一流の芸術に接して自分の感性を磨く・・など色々あります。私自身の拙い経験からですが、本当に指導者選びはその人の人生も変えます。間違った認識の教えられ方を長年続けると、余程のことがない限り悪い癖は修正しにくいです。音楽は、人に心地良さを感を与える事ですから、むやみに力んだ大きな声とかは人の耳には不快感を与えます。この事を勘違いされている方が案外多いのには驚かされます。力んだ大きな声と力が抜けてる大きな声とは歴然と違いがあります。これぐらいの違いが分かる感性は、音楽をやる上では必要不可欠です。

  Apr 21, 2008

• 意外と難しい手拍子

  来月から茨木市の生涯学習講座が始まりますが、今年もリズム講座を二つ受け持ちます。リズムの原点は、手拍子でリズムを取って歌がカッコ良く歌えることだと思います。楽器演奏者に於いても、こう言う基本的なことが出来ない人が多いです。楽器で演奏しているメロディーを、手拍子を叩いてメロディーを歌う練習することは必要です。その事があまり上手く出来ない人が、楽器を演奏してもスイング感は期待出来ないでしょう！歌の場合も同じです。手拍子を叩くと言う行為は、単純ですが凄く奥が深くリズムが苦手な人にとっては一番手っ取り早くリズムが良くなる方法です。いくらメトロノームでリズム練習していますと言っても、クリックの音に合っていなければ何の意味がありません。リズム感を良くしたいと思うなら、手拍子を叩くことです。案外、音楽教育ではこの手拍子を叩くことが重要視されていません。手拍子の見本は、フラメンコの手拍子が分かりやすいと思います。

  Apr 19, 2008

• 一途な気持ち

  音楽をやる動機は、人によって種々さまざまと思いますが、私は音楽が大好き、ただひたすら上手くなりたいという思いだけです。自分の信じた道に出会えたら、迷う事無くひたすら練習します。私は、リズムに対して本物の人に教えてもらいたいと思っていたら、師匠に出会えました。私自身、いまだに師匠の足元に及びませんから、亡き師匠に上手くなったと言われたい一心でやっています。音楽以外のことでは、あまり悩みません。リズムの事をやっていると他の事などで悩んでいる暇がないです。。上手くなりたいと思うならば、生半可な気持ちでは心が揺れます。自分の好きな道は、とことんやり抜き、弱音は吐かず、気持ちがぶれてはいけません。音楽は裏切りませんから、やればやるほど自分の心に安らぎを与えてくれます。

  Apr 13, 2008

• 万博　太陽の塔と桜

  昨日は、最高の桜日和で万博公園に息子夫婦とお花見に行ってきました。公園内には沢山の出店もあり、プロのジャズ野外コンサートもやっていました。万博公園の桜は満開で、凄く綺麗でした。

  Apr 7, 2008

• ノラ・ジョーンズ

  私の好きな歌手。グラミー賞歌手で、スモーキーボイスのノラ・ジョーンズです。これは、ニューオリンズで行われたライブ風景です。私はこの歌が特に好きです

  Apr 3, 2008

• トミー・エマニュエル・・ギターリスト

  私の好きな音楽家。オーストラリア人のギターリスト。足で床を打ち鳴らし、身体全体でリズムを取る・・・まさしく音楽はリズムが命です。トミー・エマニュエル

  Apr 2, 2008

• エリック・クラプトン・・over the rainbow

  私の好きな音楽。言わずと知れたエリック・クラプトンです。Ｏｖｅｒ　Ｔｈｅ　Ｒａｉｎｂｏｗi・・・実にお洒落に！音楽はこれでしょう！

  Apr 1, 2008

• 私の好きなＭＵＳＩＣ

  ＹＯＵＴＵＢＥにある私の好きなＭＵＳＩＣです。GIPSY KINGS音楽はリズムと言う見本です。世界的に有名なジプシー・キングです。

  Mar 31, 2008

• リズムを身体に植えつける

  音楽のリズムと真剣に向き合って行くと色々なことが手に取るように見えて来ます。音楽では、最初のカウントの言い方でリズムの良し悪しがほぼ決まり、出たテンポをキープすることが最も重要になって来ます。演奏会などでは、演奏者自身のリズムの感じ方が特に大切です。リズムは身体で感じることが要求されます。演奏からさほど感動が感じられない時、リズムの基本が出来ていないケースが多いです。演者が、確実に足で拍子を取れない人も多いです。いくらメトロノームを掛けて日々練習しても、自分の足でリズム取れなくては何の意味もありません。メトロノームを掛けて長年練習してても、実際にメトロノームのクリックに手拍子を叩いてもらうとジャストに合ってない人が多いです。長年、間違いに気付かずにやっている練習ほど怖いものはないです。リズムは生きていますから、例えば優れた指揮者の指揮棒だけでも見ている人は身体が揺さぶられます。リズムを身体にしっかり宿して、大きな波のうねりのように表現します。音楽から躍動したリズムが感じられない演奏は、真の感動は生まれません。youtubeで最近見つけた素敵なギターラテンバンドです。音楽の真髄はこれでしょう！！素敵なバンド

  Mar 30, 2008

• 歌は力まない

  久し振りに舞台で歌を歌ってきました。曲目は、井上陽水のリバーサイドホテルを歌いました。他の人のステージを見ていたら、緊張感のせいだと思うのですが、声のトーンが力んでいる人が多いですね。伴奏の音と自分の声のバランスも大切です。カラオケでは、お腹から大きな声を出しなさいと言うことを勘違いしている人が結構います。腹式呼吸で声を出すのはいいのですが、決して力んで歌うことは良い結果を生みません。力んで歌うと、まずリズムが不安定になります。全体的な音のバランスが悪いですから、聞いている人は疲れます。生徒には、まずカラオケの伴奏のリズムを身体で感じて、言葉は明確に力まず歌うことを勧めています。歌は大きな声を出せば良いと言うのではありません。リズムに小気味よく乗り、言葉は鮮明に、身体はリラックスして声をリズムに乗せていくと抑揚の効いた大きな声は自然と出てきます。リズムに乗らない大きな声は、聞いている人は疲れるだけです。音楽は、躍動感あるリズムと音の強弱のコントラストで表現することですから、闇雲に声を荒げて歌わないことです。ボイストレーニングで大きな声で歌うことばかりに気を取られていると結果は悲惨な状態になるかもしれません。声の出し方とリズムトレーニングは一体化しなければ意味がありません。自分の声が力んで歌っているかいないかの判断は、適切なコーチに聞くべし。

  Mar 17, 2008

• 一拍の長さの違い

  リズムを勉強する上で、一拍の音符の長さを考える事が要求されます。しかし、音符の長さを突き詰めて勉強している人はまだまだ少ないです。明らかに一拍の音符の長さの違いに気付くのは、自分の身近に音符の感じ方が違う人と出会える事が必要不可欠になって来ます。この段階を踏まずして音符の長さの違いに気付くことは、不可能に近いでしょう。それほど、リズムと一拍の音符の長さは比例しています。いくら言葉でリズムをあれこれ言っても、実際の音から確かな一拍の長さが感じられなければ他の人に対しての説得力には欠けます。人のリズム感の良さは理屈じゃないですから、カッコ良く手拍子を叩くだけでも十分です。しかし、音楽をやっている人で手拍子をカッコ良く叩けますか？の質問にどうでしょうか？案外、音楽に合わせて手拍子が上手く叩けない人が多いです。リズムの原点は、音楽に合わせてリズムが取れることです。リズムを取るのが不安定な人が、楽器を演奏しても人の心に感動を与えるには乏しいです。音楽で、聞いている人の心に心地良さ感を与えるのは根底は躍動感あるリズムです。

  Mar 14, 2008

• 譜面の大事さ

  歌を習っているケースなどで譜面なんか別に読めなくても書かれている事がありますが、これは間違った考え方です。譜面に書かれている音符には色々なエッセンスを含んでいますから、音符を勉強していくと音楽の構成まですべて譜面を読むだけでも分かることです。譜面を読む努力は音楽をしていれば当然でしょう。音符の知識なしで、音を聞いて覚えるほどあいまいな練習はありません。音楽の基礎教育を受けている指導者の方には、こう言った非現実的な話は出てきません。音符の成り立ちを勉強するのは確かに難しい側面がありますが、難しいからと避けていてはいけないと思います。音符の理解なしでリズムを極めようとしても無理です。環境によって天性のリズム感を会得した人以外は、リズム感を良くするには論理的に音符を理解して勉強するのが近道だと思います。譜面の読譜力が確かであればグローバルな世界でも活躍できます。譜面なんか別に読めなくてもと言う発想は、土台の無い家と同じです。誰でも、音符の理解は丁寧に順序良く指導して貰うと徐々に分かって来ます。

  Mar 12, 2008

• 一拍の長さにこだわる

  私の師匠の教えの根本は、一拍の長さにあります。いくら、一拍の長さが違うと言っても興味のない人にとっては、関係のない話です。音楽に躍動感を与えるのは、音符の長さに去来します。そこのところを深く追求している人としていない人には、歴然とした差があります。生きた音符の長さは、音楽教室とか専門学校では教えてくれません。自分自身が音楽ではリズムが大切だと認識して、優れたコーチを探し出すことが才能の一つだと思います。手拍子などを叩いてもらうと、音符の長さが違うことに気付きます。私は、師匠のリズムに魅せられました。リズムの教え方も論理的で、分かりやすかったです。しかし、リズムの難しさは言われたことをただやれば出来るかと言えばそうではありません。最後の決め手は、その人の素直さ・思考力・分析力・集中力それと諦めない気持ちでしょう！一拍の音符は、自分が思っているより長いと感じるには相当の年月と集中力が必要です。リズムは、直接呼吸で感じることですから、生きた手本の人と一緒にやりましょう。

  Mar 10, 2008

• 好きな事に集中する

  趣味の世界でも、一芸に秀でた人には共通点があります。まず、自分の好きな事には脇目を振らずただひたすら時を立つのも忘れて打ち込む集中力。この集中力こそが、物事の真理を追究するときに必要不可欠です。リズム練習に於いても、理にかなった練習方法が要求されます。漠然と曲を練習するだけでしたら、やってもやらなくても大差はありません。一拍の音符の長さを追求するにも、相当の集中力が試されます。一拍の音符の長さが人によって違うと言っても、リズムを深く追求していない人には何の事かさっぱり分からないと思います。リズムを真摯に追求していくと、確かな一拍の長さが徐々に見えて来ます。確かな音符の長さが分かりだすと、より深くリズムを追求したくなります。演奏で、今一歩人の心に感動が伝わらない問題はリズムが主原因です。リズム＝音符の長さにあります。音楽をやっている人には、リズムにもっと関心を持ってほしいものです。

  Mar 8, 2008

• リズムは呼吸

  リズムを知る上で呼吸をどのようにするかが重要ポイントです。演奏者から心に伝わる音が感じられないときには、その演奏者のブレスに問題があります。リズムと呼吸の関係は密接に繋がっています。リズムを深く追求していくと、ブレスの仕方が分かります。音は、具体的には見えないものですが、リズムの基本をひたすら追求していくと自分のイメージではっきりと形になって目の前に見えてくるようになります。具体的な形になって見えてくると、その形にフィットしているかしていないかを確認する作業に入ります。音符の一拍の長さを推し量るのも、常にあらゆる超一流の音を聴く事が大切です。そこから聞こえる音を自分の身体の中に同化させ、脳にインプットさせます。音符の長さの仕組みが分かってくると、リズムの魔力にはまります。一拍の音符の長さが分かってくると、人の演奏とか歌においてもリズムの良し悪しが手に取るように見えてきます。他の人の演奏を聞いていると演奏者の弱点も見えて来て、どようにしたら良くなるかのイメージも直感的に浮かびあがります。リズムに於いて、論理的且つ確かな練習方法は存在します。

  Mar 5, 2008

• 平成２０年度きらめき講座

  平成２０年度の茨木市生涯学習センターきらめき講座の受講生募集が始まりました。音楽にとってリズム感を良くするにはの悩みに、私の師匠から素晴らしいリズム練習方法を学びましたので、それを基にして論理的な練習方法を初心者にも分かり易く歌を題材にして教えています。音楽では、リズムが重要だと誰もが気付いています。しかし、リズムの基本練習についてしっかりとした練習方法が確立されていないのも現実です。私自身も、師匠に出会うまで若い時に色々な音楽教室や専門家にも師事して習いましたが、リズムについて真の練習方法を教えてくれる人はいなかったです。師匠に出会って、一拍の音符の長さの違いを直接肌で感じてこの人になんとしてもリズムを教わりたいと強く思いました。それまでにもリズム感の優れている人には出会ったことはありますが、教え方があまりにも抽象的で数学的に１＋１＝２みたいな理解出来る事ではありませんでした。師匠のリズム練習は、練習自体は単純ですが奥が深く辛抱と我慢が必要になってきます。リズム講座でも、イチ、ニイ、サン、シの掛け声を私の号令から始めています。リズムの基本はまさにここにあります。リズムはイチ、ニ、サン、シのカウントの言い方がすべてです。メトロノームで練習しているから、リズムは大丈夫と思っている人も多いようですが、本当にメトロノームのジャストに合っているかといえば？がつくでしょう。リズムは、実は単純な訓練の繰り返しですが、実に奥が深いです。音楽に合わせて手拍子を叩く事がカッコ良く出来たならリズムはそれだけでも十分です。しかし、音楽をやっている人でこの手拍子を叩く行為を軽く見ている人が多いです。リズムの原点は、こう言う単純なことが出来て当たり前だと私は思っています。講座には、茨木市以外からの参加者も居られますのでリズムに一抹の不安を抱えている人は是非一緒に楽しく勉強しましょう。

  Feb 28, 2008

• 音を聞く、しっかり聞く、集中して聞く

  アンサンブルでは、周りの音を良く聞きなさいと言われます。自分では聞いているつもりであって、実際には聞けていないケースが存在します。音楽では、聴力が凄く大切とされます。音程の聴力とリズムを推し量る聴力は異質なものです。絶対音感を持っている人が、リズム感が優れているかと言えば、どちらとも言えないのが現状でしょう。リズムを聞く行為も細心の注意が必要なのですが、音楽の全体のリズムの流れをしっかり身体で把握しながら、自分の音の出すタイミングを一つ一つ丁寧に全体のリズムと合っているかの確認をしながら、音を出します。これが速いテンポになれば、難しい作業になってきます。本番でいきなりするのは難しいですから、練習の仕方がとても大事になってきます。集中力と目的意識のない練習は、何時間しても成果は上がりません。リズムを合わす行為は、研ぎ澄まされた集中力と論理的な思考力が強く要求されます。リズムの本を何冊も読んだから出来るという物では決してありません。リズム訓練は、コーチによる厳しいマンツーマンの練習は絶対です。自分ひとりで出来るなら、リズムで悩むこともないでしょう！

  Feb 27, 2008

• 勉強になります。

  ベースを加えた２１日から２４日に続いたライブは終わりました。上手い人とやるライブは本当に勉強になります。日本のジャズギターの巨匠「中牟礼貞則氏」と１０年近くＤＵＯでやっているベーシスト「磯しげる氏」から学び取ることは多いです。この前のビルボードでのジャズギター奏者「ジム・ホール」の凄さが改めて分かりました。生に近い音でリズムを小気味良くスイングさせ、決して力んだ大きな音は出さない。音楽では、弱の音でリズムを身体に強烈にしっかりと感じ、一つ一つの音をクリアーに鋭く出すのは凄く集中力を要します。やたら大きく自己満足敵に出す音は、品の高さは感じられません。私の目指す音楽は、お洒落で、ほど良い品があり、聞く人に心地良さ感が伝わる音楽を目指したいと思っています。

  Feb 25, 2008

• 余分な力を抜いて鋭く感じる

  ライブをし続けると、リズムの成り立ちが少しずつ見えて来ます。音楽で、余計な力を抜かなければならない事は永遠のテーマでしょう。器用な人に見られる現象で演奏の姿勢からは余計な力は抜けているが、真のリズムをしっかり身体に感じていないのでリズムに説得力が欠けます。具体的には、一つ一つの音に鋭さとスピード感が感じられません。リズムの基本は、一拍の長さを鋭く感じながら余分な力を抜くです。音楽でリズムを良くしたいと思うなら、このブログでも毎回言っていますようにリズム感の優れた人とやることです。音楽に対して熱い情熱があっても、リズムの基本が分かっていないと何時までたっても躍動感のあるリズムは分かりません。リズムの基本は、人に習うしかないですし、自分一人で色んなことを試しても、分かっている人から見れば無意味なことをやっている危険性が多いにあります。

  Feb 24, 2008

• ライブは楽しい！

  昨日は、梅田のライブハウス「ミスター・ケリーズ」でした。ピアノ＆ボーカルトリオで２１日から２４日までライブを続けています。音楽の醍醐味は、お互いのリズムの一体感が共有すると躍動感あるエネルギーになって聞く人に伝わると思います。今は、自分自身が納得した仲間と音楽をやれるのが一番楽しいです。自分たちのやっている音楽をどのようにしたら、お洒落で品良く質の高い物に作り上げていくかを四六時中考えています。ライブのプログラムでは、曲の構成にも念入りに考えます。音楽の命であるカウント出しは主に私がします。カウント出しの言い方で、その演奏の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。音楽はリズムが命ですから、カウントの言い方はとても重要です。アンサンブルも、リズムの呼吸が合うことは絶対条件ですから、そこには細心の注意を必要とします。音楽を媒体として、色んな人に巡り合える喜びは生きていると実感します。

  Feb 23, 2008

• 今週はライブです

  今週は、東京から先輩のベーシスト磯繁氏が来て色んな場所でライブをします。２１日　八尾　シルキーホール２２日　梅田　ミスターケリーズ２３日　布施夢ホール２４日　近鉄小阪　ミドルノート気心知れた仲間とやる音楽は格別に楽しいです。三人とも師匠の門下生ですから、音楽に対しての感性が共通します。音楽のアンサンブルでは、リズムに対しての感性が合わないと一緒にやるのは疲れます。余談ですが・・・演奏家は案外あまりカラオケなどを嫌がる人もいますが、私自身は歌うのも聞くのも凄く好きです。音楽を食わず嫌い的に拒否すると自分にプラスになることは少ないです。プロの仕事では、この仕事は好きじゃないからと言う言い訳は出来ません。今、流行のリズムのノリが馴染めないでは仕事は出来ません。その点カラオケには、色んなジャンルの音楽とリズムが聞けます。カラオケにチャレンジしてみるのも、リズム感は充分に養えます。

  Feb 18, 2008

• 黒人演歌歌手・・ジェロ

  ２月２０日に出る「海雪」を歌う黒人演歌歌手ジェロの歌は本当に上手いです。今年の演歌界に衝撃です。この人の歌を聞いて、音楽はリズムが一番だと改めて気付かされます。決して歌を張り上げて歌わず、リズムの感じ方のセンスが良いから、歌に情感がこもっています。聞いていて心が癒されます。

  Feb 15, 2008

• 決め手は・・・素直な人間性

  音楽で技術を学ぶ時に、最後の決め手は素直な人間性です。私の師匠の持論である「音楽はリズムを習得する」ことが一番。しかしながら、リズムと言う概念は凄く抽象的に捉えられる傾向があります。音楽を長年やっているからだとか、専門的な学校に通っていたとかの考えで、初心者的なリズムの基本は分かっていると思っている人こそもう一度初心に帰ってリズムの基本を身につけるべきだと思います。案外、幼い時から音楽をやり続けている人に手拍子を叩いてもらうとあれって？言う感じがよくあります。人のリズムの基本を見るには、簡単な手拍子を叩いてもらうのが即良し悪しが確定します。私は、リズムの基本は音楽を聴いて手拍子などがカッコ良く叩ける事だと思っています。此処の所を避けていては、音楽の本質は良くならないと思います。自分のリズム感に疑問を持っている人は、リズムの基礎練習をもう一度見直すことが大切です。分からない事は、自分のプライドは捨てて人に聞く勇気と素直さが大事です。

  Feb 15, 2008

• 好奇心旺盛

  自分の好きな事、興味ある事には、とりあえず聞いてみる、やってみる、行ってみる。物事を吸収したい時は、自分に甘えず、とにもかくにも前を見て邁進する。時には、立ち止まって一息を入れることも大事ですが、一息入れる前に集中力が切れてはいけません。技術を学ぶことは、楽しい事より苦しい事が多いです。しかし、ある日出来ると実感した時は、何倍ものの喜びが待っています。技術の練習は、正直ですから質の高い練習をすればするほど自分の技術に跳ね返って来ます。漠然とした練習は、長続きはしませんし、確かな技術もつきません。思考力と、分析力は練習では必要です。自分で分からなければ、優れたコーチに聞くべし。人に聞くことをためらう人がいますが、自分の好きな事にためらう様では上達は程遠いです。

  Feb 13, 2008

• １９年度の講座終了

  １９年度の茨木市生涯学習センター”きらめき講座”がきらめきホールでの発表会で終了しました。学習センターでは、二つのリズム講座を担当しています。今回は、ポピュラー講座の発表会で、英語・ドイツ語の歌、ポップス系、沖縄の三線とPerc、クラシックギター、お琴の演奏と色んなジャンルの音楽があり、凄く楽しかったです。私自身も、お琴とPercの演奏に参加しました。こういう発表会を通じて、音楽では何が大切かを再認識させられます。こちらの講座は、茨木市以外の方からの参加者も居られます。３月には、２０年度の講座の募集がスタートします。音楽のリズムで悩んでいる方には、是非この機会にリズムを一緒に勉強しましょう。トップページに、生涯学習センターのＴＥＬが載せてありますからお問い合わせください。リズム練習は、間違った認識でしていると何時まで立っても進歩はありません。手拍子の叩き方や１，２，３，４の掛け声を実際に生の体験をして頂くとリズムの原点が分かります。音楽は、リズムを勉強することが一番です。

  Feb 11, 2008

• 練習の仕方

  音楽の練習で、「何をどうすれば良いか？」と思い悩むことがあると思います。練習の仕方に確実性をもってやらなければ、確かな技術は身に付きません。間違った練習をいくら長時間やっていても時間の無駄です。例えば、メトロノームを掛けてやる練習でも、実際はクリックのジャストに合っていないのに合っていると思ってやっている場合が多いです。リズムのジャスト感に合わす行為は、非常に難しい事です。自分ひとりでやれるほど甘くはないです。独学でやれる人がいれば、余程の才能の持ち主です。私自身も色んな人を見て来ましたが、ステージなどで本人達はリズムが合っているつもりでも実際は個々のリズムがずれている場合がありますし、一拍の長さが不確かな場合もあります。音楽をしていて人に感動が与えられない場合は、何か原因があります。一番にあげられるのが、リズムです。同じ譜面を演奏しても、演奏者によって色々差が出るのはその人のリズムの感じ方が一番インパクトが強いです。リズムの勉強は生易しいことではないですが、確かな練習方法を身につけることによって自分自身が生まれ変わります。音楽の練習の仕方は、論理的に系統だって教える人に聞きましょう！

  Feb 10, 2008

• リズムとブレス

  人の演奏とか歌を聴いて、何かしら心に迫ってくるものが感じられない時。色々な要素が考えられますが、リズムに合った呼吸をしていないことが多いです。人の演奏している音楽に惹きつけられる最大の要素にリズムと呼吸が大きく関係しています。音楽では、ブレスの吸うタイミングがリズムと一体化しなくてはいけません。此処のとこをおろそかにしている人が多く見られます。演奏している中での呼吸の仕方は、手っ取り早い方法として自分よりはるかに上手い人やることだと思います。音楽で息が合うとか、リズムがうねるように波打つと言った現象は、数段に上手い人を求めて実践を積む方法がベストだと思います。上手い人を探すことも音楽の才能の一つだと思います。たゆまない練習と確かな理論に裏づけされた技術を持つ人に学ぶ事は、習う側の必須条件です。。リズム練習の大切さで、コーチから継続して習うことも大事です。

  Feb 8, 2008

• きらめきホールでの発表会

  リズムから入る歌謡講座の発表会でした。一部と二部に分けて一人２曲歌ってもらいました。今回は、知り合いがビデオを撮ってくれましたので、自宅でビデオを見ました。一部では少し緊張感がありましたが、二部では落ち着いて歌が歌えていました。緊張感があると余計なところに力が入り、声が上ずったりします。発表会での講座生のアドバイスは、リラックスして力を抜くように心がける事。後からビデオを検証しても、力が抜けている状態は歌も凄く聴きやすくなっています。力を抜くと言う行為は、自然には出来ません。リズムを勉強していくと力の抜き方が分かって来ます。リズムを身体で感じるには、余計な力が入っていては感じられないからです。

  Feb 5, 2008

• リズムの真髄・・１

  私が好きな音楽を紹介します。前にもサンタナのＮａｔｕｒａｌ　Ｃｏｎｓｅｒｔのブログは書いたのですが、Ｙｏｕ　Ｔｕｂｅにビデオがありますので見て下さい。こう言う音楽を聴けば、音楽はリズムがすべてだと納得します。耳に心地良いリズムの感性が、深く入ってきます。バンドメンバーと観客のリズムの感じ方が、実に粋でカッコいいです。

  Feb 3, 2008

• 練習の中身

  技術を習得するために日頃の練習は欠かせません。しかし、自分の行なっている練習がしっかりと理論付けされているかの確かめは大切です。中身の濃い練習をするのは、自分が考えているほど簡単なことではありません。間違った練習を何時間も費やしても、技術の進歩には程遠いです。私自身も師匠に会うまでは、自己満足だけの練習に明け暮れていました。間違った練習を何時間かけても、確かな技術力は付きませんし、逆に変な癖が付きます練習は基本を磨く出発点ですから、余程慎重に取り組まなければなりません。練習方法の仕方は、確かな指導者に聞くべきです。練習メニューを始めのうちは、自分だけで構築するには無理があります。練習方法が間違っていると、まず音楽を演奏しても人に感動は与えられません。基本を習得するには、まず確かな練習方法を信頼できる人に聞くことです。

  Jan 31, 2008

• 力まず力を抜く

  演奏していて力まず力を抜くことが如何に大事かが最近改めて気付きます。Ｙｏｕ　ＴｕｂｅでＤＶＤを見ての練習が凄く役に立っています世界で一流の音楽家は、本当に無駄なところに力がまったく入っていません。ライブなどのＤＶＤの映像と重ねて見ていると納得します。師匠が何時も、上半身は柳のようにしなやかに、下半身は岩石のような姿勢を作れと言っていたことが思い浮かびます。音楽に限らずスポーツでも肩の力を抜きなさいとかはよく言われています。肩の力を抜くには肘の力を抜くことが大切です。自分自身の力が抜けているか抜けていないかの見極めは、見極められる人に見てもらうしかないです。リズムを勉強していく過程で力の抜き方が徐々に分かって来ます。逆に、リズムの不安定な人は身体に余計な力が入っていて、いわゆる身体が硬いと言われる人が多いです。リズムの少しでも本質が見えてくると、演奏者からはじき出される音は躍動感に溢れると思います。

  Jan 27, 2008

• 音符の再認識

  音楽では、音符を正確に読むと言う作業は丁寧にやらなければなりません。リズムに於いては、均等な一拍の長さがとても重要です。一拍の中には色んな音符が詰まっています。実際に弾く音符が四分音符でも、テンポにも寄りますが８分音符、１６分音符は確実に感じています。師匠と音符の事で話した時に、ミディアムテンポの４分音符を弾くときでしたら普通は８分，１６分、３２分，３連、６連音符は常に感じていると言っていました感じていると言うことは、どのタイミングでもその感じている音符が弾けると言う事です。しかし、色んな音符が感じられたら良いかと言う事でもありません。音符の原点は、一拍の長さにありますから、その長さが違うと色んな音符を思ったところでは違う音符の感覚になります。自分の理想とする演奏家の一拍の長さを求める事が大事です。一番良い方法は、やはり身近に音符の違いを認識させてくれる人を探すことだと思います。音符の長さを追求していくと、人の微妙な長さの違いもはっきり分かって来ます。音楽は、リズムが命です。そのリズムを習得するのに一拍の音符の長さを追求することが欠かせません。リズム感を良くするには、音符の長さを知らなければ分かりません。

  Jan 26, 2008

• 生涯学習講座

  １９年度の茨木市生涯学習講座もきらめきホールでの２月の発表会で終了です。学習講座の一環で４００人あまり入るホールを使えるのは有難い事だと思っています。大きな舞台で一人で歌うチャンスはなかなかありませんが、ステージは緊張感もありますが場離れして来ると楽しい事も沢山あります。学習講座では、色々な人の出会いがあり楽しくさせていただいています。今年で４年目に入る平成２０年度の学習講座も概要がほぼ決まりました。２月中に募集要綱が広報で掲載されますので、ＨＰ上でも掲載します。茨木市以外で参加されている方もいますので、この機会にどうぞ。講座の趣旨は、音楽に於けるリズムの基礎とは何かを初心者の方でも分かり易く課題曲の歌を通してリズムの基本を身につけていきます。音楽では、リズムの基本を身に付けていくと音楽の全体像が見えて来ます。リズムの練習は、例えば手拍子を叩くと言う行為だけでも奥が深いことです。手拍子の基本的な叩き方は存在します。手拍子をカッコ良く叩くのも基本的な訓練が必要です。音楽を聞いてリズムのジャストに合わせて手拍子を叩くのは、自分が思っているほど簡単ことではありません。リズムの勉強は、こう言う一見簡単そうに出来ると思われがちなことを分かり易く系統的に指導していく事が大切だと思っています。

  Jan 22, 2008

• アントニオの歌・・・マイケル・フランクス

  私は、この「アントニオの歌」が大好きです。心地良いボサノヴァのノリで、静かにお洒落に歌が流れる。音楽でリズムが大切な事は誰でも知っています。しかし、リズムがもたらす本当の意味を理解するには本物の音楽を聴いて、分析する事です。リズムの魔力は、想像できないぐらい多種多様に及んでいます。音楽でよく言われる情緒感もリズムに起因しています。不自然に力が入るのもリズムを研究すると自ずと答えが見えて来ます。歌のボイストレーニングでも声の出し方は多くの時間を割いてやりますが、リズムはもっとより多くの時間を割いてトレーニングをするべきだと思います。いわゆる歌の場合、声質は良いが今ひとつ聞いている人の心に伝わらないのは、リズムに起因している事が殆んどです。リズムを勉強するのに一番やっかいな問題は、自分一人ではなかなか的を得た練習を構築するのが難しいと言う事です。リズムを自分の体の一部に植えつけるには相当な時間を要しますが、一番大切なことは気力と諦めない気持ちだと思います。

  Jan 21, 2008

• ジム・ホール

  梅田のビルボードライブに行って来ました。ジャズギターの巨匠ジム・ホールトリオです。お客さんの入りは、三分の二ぐらいで、これ程の質の高い世界的な巨匠ですらジャズライブはあまりお客さんは入らないのが残念です。ライブは、ギター、ベース、ドラムのリズムアンサンブルが絶妙で、大人の粋なジャズと言う感じでした。曲目は、ブルース、スタンダード、ファンキーな１６ビートのジャズと実に粋なお音楽を堪能しました。ギターから出される音は生の音に近く、音のバランスを実に気にして演奏されていました。ライブが終わってから、知り合いとホテルのロビーの喫茶店で音楽談義をして、楽しい一日でした。

  Jan 18, 2008

• 練習の成果

  ＰＣを変えて、You Tubeのライブビデオを見ながら練習していると、自然と力の抜着方が少しわかるようになってきました。偉大なるジャズの巨匠達の演奏聞いていると、リズムの感じ方などが具体的に見えます。このYou Tubeのビデオは生の演奏スタイルが分かって非常に勉強になります。時には、本を読むより素晴らしい生のビデオを見た方が、より一層具体的に音楽の解明が出来ます。リズムは躍動しながら生きていますから、本当のスイング感を掴むには本物の演奏を聞くことだと思います

  Jan 18, 2008

• 手拍子を叩こう

  リズムを練習する上で、手拍子を叩く練習は効果があります。その人のリズム感を推し量るには、手拍子を叩いてもらうと色々な課題が見えてきます。手拍子の基本は・・・まず肘に余計な力が入ってはいけません。スナップ（手首）を意識します。リズムの一点を叩くスピードは鋭いです。叩き終った瞬間は、肘の力が抜けています。ムチの様にしなるように鋭く叩いて、尚且つ肘の力の抜き方を考えます。手拍子一つとってもリズムを習得するには奥が深いです。手拍子が上手く叩けるとリズム感が非常に良くなってきます。音楽では、リズムの勉強を怠ると後々で取り返しがつかなくなります。

  Jan 17, 2008

• 生の音楽に触れる

  今年は、仕事の合間を縫って生の色んなジャンルの音楽を見に行こうと計画しています。１月１４日に兵庫県立芸術文化ホールでの「チェコ国立ブルノ歌劇場オペラ」を知り合いからのご厚意でチケットを頂きましたので見に行きます。１８日には、あのジャズギターの巨匠ジム・ホールを見に行きます。音楽に関することなら積極的に足を運んで色々な事を吸収したいと思っています。以前、東京にいる時は友人などのジャズライブやお芝居を暇させあればよく見に行ったりもしていましたが、大阪に帰ってからあまり見に行くことがなくなってしまいましたが、今年は色んなジャンルの音楽に触れたいと思っています。やはり良い生の音楽は、自分の五感を刺激し、明日へのエネルギーになって自分自身を奮い立たせます。人に良い音楽を提供するには、良い音楽を聴いて自分の感性を高めて切磋琢磨することだと思います。

  Jan 12, 2008

• 本物は凄い・・ラウル・ミドン

  ＰＣを買い換えてからYou tubeで、色んな人のライブを見ていますが、今日はライブにも行ったラウル・ミドンを見ましたが、本物のリズムは驚嘆します。この人は、日本に来た時に雑誌のインタビューで、リズムを良くするにはトレーニングが必要だと言っていました。手拍子を叩いて歌を歌うことの重要性を強く言っていました。これだけの非凡な人でも、日頃のリズムトレーニングを欠かさないです。今の歌手は、リズムトレーニングを怠っているとも言っていました。本物のリズムは、凄いと言う事です。

  Jan 10, 2008

• リズムの魔力

  久しぶりに夜のカラオケ喫茶に行って来ました。カラオケ喫茶は歌を楽しむ社交場ですが、私は歌っている人の音符の長さが凄く気になります。カラオケではイントロのリズムを注意深く聞く事が最初の関門です。ここをおろそかにしている人が多いです。歌う事にばかりに気を取られて、本来のリズムを合わせる事に気にしない人が多いです。バックのリズムと自分の歌のリズムを合わせる作業は、非常に難しい事ですからやはり音楽はリズムを勉強することが優先します。リズムが合っているか合っていないかの感性は人それぞれで、聞く人の研ぎ澄まされた聴力に準じますから言葉で伝えるには壁があります。しかし、聴力は確かな訓練で飛躍的に伸びます。訓練を怠らなければ、歳を重ねても聴力は衰える事無く以前よりましてリズムの輪郭がはっきり見えてきます。リズムの魔力とは、不思議なものでやればやるほど深みにはまっていきます。私は、町を歩いていても、喫茶店に入ってもどこでも音楽が鳴っていたらリズムは気になります。修行時代に師匠と休憩時間、喫茶店に入っている時でも音楽が流れていたらリズムを聞きながら話をしろとよく言われていました。若い時は、無我夢中で師匠から言われることは絶対服従です。今になって見れば、自然とどこにいても音楽を聴く事が身に付いていました。リズムが苦手な人は、リズムを集中して聞いていないケースが殆んどです。リズムを聞くという行為は、訓練しだいで良くなります。いわゆる器用な人は、リズムの表面上を捉えるのが上手いです。しかし、表面上だけではリズムも限界があります。真のリズムは、もっと奥深く突き進まなければ体得は出来ないと思います。リズムを研究すると、四六時中考えますから辛さもありますが、少しずつ分かって来ると楽しさも増して来ます。物事を追求するには、たゆまぬ練習は必要ですが、その練習が理にかなっているかの思考力を活用することも平行して必要です。

  Jan 8, 2008

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