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カテゴリ:井出崎小百合(オープンハウス童楽)
こんにちわ。山口のイデザキです。
先日テレビで、タレントの田中義剛さんが 夕張市に自社工場を建てたということをとりあげていました。 なんでも自分が売れない時に、前夕張市長が自分を キャンペーンボーイに使ってくれたご恩返しが いつかしたかったのだそうです。 話は変わりますがが、私は父に遊んでもらったとか、 何か買ってもらったという記憶はありません。 でも、代わりに私は父の親戚の人たちや、 父の友人たちにほんとによくかわいがってもらいました。 父の周りの人たちに良くしていただくたびに母は 「お父さんが周りの人に良くしてあげるから、 あんたたちも良くしてもらえるんやからお父さんに感謝せなあかんよ」と 言っていました。 子どもの時には意味がわからず、 ほとんど家にいない父のことを 自分勝手な人だとばかり思っていましたが、 大人になった今、母の言ったその意味が良く分かります。 先日、以前住んでいた宇部でとてもお世話になった人の 息子さん家族が山口に越してくるということになり、 家探しのためにその息子さん夫婦を我が家に2日間泊め、 一緒に不動産屋めぐりをしました。 お世話になった方とは今でも懇意にお付き合いがありますが、 息子さんにお会いするのは今回が初めて。 「いくらお世話になった方の息子さんといっても、 そんな初めて会う人たちを2日間も泊めてあげるなんて」と 友人たちに呆れられましたが、 していただいたことを次の人たちに返すということは 私にとっては呼吸をするより自然なこと。 こういう体験をしたことで彼らもまた いつか周りの人たちに優しくしてくれるのではないかと思っています。 田中義剛さんがお世話になったという市長は もう亡くなられているとか。 でも、市長が田中さんにしてあげた気持ちはきちんと繋がっていて、 こうして夕張市民がまたその気持ちを受け取ることができる。 そしてきっと田中さんの気持ちをこうして受けた夕張市民は、 またどこかの誰かに優しくしてあげられるのではないかと思います。 権力とか財力とかが絶対の価値観のように言われるけれど 世の中をまわしているのは、 本当はこういう人の気持ちの繋がりなのだろうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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