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カテゴリ:北九州から古野です!
子ども手当ては、最終的には、民主党の命脈を絶つほどの無駄遣いになる。
そう確信しています。 子ども手当てを巡っておきるセンセーショナルな事例がかなりの件数でおきるでしょう 例えば・・・ ネグレクト児は、毎月2万6千円も稼いでくるものとして、絶対に手放されないものになるでしょう。 DV家庭では、DV夫が親権を手放さず子どもを渡さないという事件が多発するでしょう。 無理矢野、妊娠・出産を強いるケースも考えられます。 子どもが3人もできると、もはや働く気力は無くなり、手当てを頼って生活するケースも多数あるでしょう。 ちまたで言われているように、パチンコ、ギャンブルに回されるくらいは、ましなほうです。 「子どもは、生かしておきさえすれば、金を稼ぎ出すもの」と考える人を生み出します。 塾や早期教育産業では、子ども手当てに対して、ずいぶん期待しているようです。 お金が理由で塾に行かせられない、早期教育を始められないと思っている人、どのくらいいるのでしょう。 たぶん、そんなにはいないと感じています。 この分野に、お金を使おうと思っていらっしゃる方は、「これでは足りない、まだ足りない」という方、つまりすでに塾、習い事、早期教育をやっているけど、それでも不安のある方では無いかと思います。 「子どもの時間」は、ますます危機に瀕するでしょう。 普通の家庭では、子どもに必要な最低限のことには、すでになんとか工面してきちんと支出しています。 だからこそ、「普通」の家庭なのです。 そういう普通な感覚の親は、「子ども手当て」を別の、子どものためで無いことに使うことを良しとはしたく無いでしょう。 そうなると、どうするのか。 「将来に備えておく」ことが、最も賢い選択肢として浮かび上がります。 つまり、ほとんどの普通の家庭では、なんとかやりくりできている今の家計を維持しつつ、子どもの将来のために貯蓄することになるでしょう。 景気浮揚策として子ども手当てを考えている人は、どんなことにお金が使われると想定しているのでしょう? 「購買意欲の旺盛な若い親」が買いそうなものって・・・・ ゲーム機、ゲームソフト、キャラクタおもちゃ、子ども専用テレビにパソコン・・・ そんなところしかありません。 子どものお小遣いに反映させる「よい親」も、出てくるかなぁ・・・・ お金がある人は、お金をさらに子どものために使い、 お金が無い人は、手に入れたお金は子どものためには使わない。 子どもに使われるお金は、親次第で格差がますます開きます。 子ども手当ては、子どもの環境を、さらに親次第にすることに他なりません。 子どもに届く「社会的な資源」の格差は、ますます開きます。 子ども手当の総額は、5兆3千億円と言われています。 このぐらいの金額が動くと、世間の大きなトレンドができるでしょう。 子ども手当てが作り出すトレンドは、「子育てにはお金が必要」です。 その結果、子育てにはさらにお金が必要、と感じられることになるでしょう。 子ども手当てを、現金で親に支給する限りは、その金額が増えれば増えるほど、 「子育てにはお金が必要」だから「子どもは作らない」という傾向が強まるばかりです。 子ども手当てで、子どもが幸せになることは、全くといってよいほどありません。 史上最大の無駄遣い、というのはそういう意味です。 同じ金額を動かすなら、こんなトレンドを起こすことを目指すべきです。 「子育てには、お金がかからない」 つまり、出産にも、子どもの医療にも、教育にも、給食費にも、お金がかからない社会です。 そこを目指せば、「子育てにはお金が必要」という風潮は、低減してきます。 もうひとつ、根本的なところで考えて見ましょう。 子どもが育つのに必要なのは、何でしょう? 「お金」でないことは確かです。 子どもは、お金を直接食べませんからねぇ。 必要なのは、「人手」です。 つまり、子どものために労力を使う人が必要なのです。 子ども手当ては、5兆3千億の安定財源です。 この財源を、すべて「人件費」に使うべきだと考えています。 年収530万円の子どもにかかる仕事をする人が、 なんと100万人も生まれます。 これ、すごい数字でしょう。 現在、全国の保育士、幼稚園教諭、児童福祉施設職員、小学校、中学校の教員を合わせて、 だいたい100万人です。 子どものために働く人、ほんとうに子どものためになることをする人たちが、 100万人増えると考えて見ましょう。 どんなところに、人材を充てようか、と考えて見ましょう。 いろいろ夢が膨らみませんか? さらに、この分野で働きたい人はどんな人でしょうか? 仕事に困っている若年層、一度離職した女性、 子どもを抱えているからと働き先が見つからない人たち。 こういう人たちが、一番戦力になる職種です。 低待遇で家庭を支える仕事にはできない、 と考えられている職種の待遇改善に使うのも良いでしょう。 子どもは人の手で育ちます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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