道玄坂洋楽英語倶楽部

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• 遂に、歌詞の話

  そんなわけで、今日は軽く歌詞の話をしたいとおもいます。というか、今まで全然普段やってることと関係ないことばかりだったので、この辺でさくっと行っときます。歌詞って言うと、喋り言葉に近いですよね。ホントそのとおり。なんでそんな風に感じさせてくれるのでしょうかね。その理由の一つは、小林克也大先生のおっしゃるとおり「リズム」だと思います。英語には、「音節」なるものが存在します。それが実際どういう風に分かれているのか、を体得すると、あら不思議、結構スムーズに喋れてしまうのです。英語の歌詞では、基本的に一つの音符が一つ以上の音節に割り当てらることはありませんので「歌う」＝「音節に従ったリズムで英語を発音する」と言うことになります。歌は、こんな風に音節が分かりやすく出来ているんですね。おまけにどの音節を強調するか、どんな抑揚をつけるか、はたまたどの音節を長く伸ばすか、まで「音符」になって書いてあって、その通り歌われているわけですから、分かりやすいです。ＣＮＮのニュースで同じ事をやろうと思ったら大変です。何しろニュースを読み上げる英語を「音符」にしなければなりませんからね。まあ、実際の会話は歌ではないので当然違う部分もありますよそりゃ。たとえば、ヴォーカリストの基本的なテクニックとして「母音を入れ替える」と言うのがあります。これは、ヴォーカリスト個人個人によって母音によって出す事が出来る最も高い音に違いがあるために、高すぎて出ない母音はそのヴォーカリストにとってより高い音の出しやすい母音に置き換える、というものです。当然こんなことは会話ではありませんね。わざと母音を代えて表記することはありますけど。（stupid→stoopid　とか、ね。）英語の歌詞は、一番手軽なところで詩作の妙の味わいも教えてくれます。詩はやっぱり文学の一部ですからねえ...その辺が分かると分かってくることって、結構あると思います。絵画や音楽の表現がそうであるように、言葉を使って何かアートしてやろう、と言う趣向である詩作の自由度は大変高いものになっています。逆にそれが「おっ！」と引っかかるようなスパイスになるわけで、それが日常会話でも使える場合があるわけですよ。山椒のないうなぎの蒲焼は、やっぱりちょっとさびしい気がしますよね。たとえばLove hurts and it don'tLove don't always workLove ain't all it seemsIt feels good but it stingsLove hurts and it don't (Love Hurts/John B)とか。結構これは良く使うので、会話ではもはや「間違い」であるとは言わないかも知れませんが...ある日生徒さんの一人が持ってきてくれた質問は、Everybody needs a little time awayI heard her sayfrom each other(Hard To Say I'm Sorry/Chicago)なんて楽譜に書いてあって、「一体どういうこと？」と頭をかしげていたのですが、ここで、I heard her say が、Everybody needs a little time away from each other の間に挟まっている、と言うのは中々分からないかもしれません。まあ、歌詞カードを見れば、"Everybody needs a little time away,"I heard her say,"from each other."となっていて一目瞭然でしたので、楽譜から入ってしまったこの生徒さんの運が悪かった、と言うのもあるとは思いますが。それでも、一回歌を聴いたら分かる人には分かるわけですからね。しかし、さりげなくこんな風だと、この冒頭の部分で皆「おっ！」となるわけですよ。うまいなー。これがジャズのスタンダードなんかだと、こうした様々なテクニックであっと言わせてくれる歌詞を数多く発見することが出来ます。やはりスタンダードがスタンダードたる所以なわけです。たとえばジョージ・ガーシュウィンの名作の一つ「ポーギーとベス」から、この曲なんかは、ホント、面白いとこてんこもりですよね。

  Jul 3, 2005

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• もちょっとだけ発音の話

  往生際が悪いかもしれませんが、また発音の話です。今日は　sheの"sh", specialの"ci", washの"sh", の発音。これは、「機関車しゅっしゅっ」の「しゅっ」の部分です。出来るだけ実物に迫る感じで、映画の効果音を録音しているかのように「機関車役になりきった」つもりでやってみてください。が、基本的に「しゅっ」とは最後まで言ってしまわないで、「し」で止めれば、ばっちり。まあ、こちらは　see, sketch, success, の「ｓ」と使い分けがちょっと厄介と言うだけで、さし当って難しいことはありません。She saw shocking scene and shrinked.なんかが練習になるかもしれないですね。機関車と言えば、ちょっと気になることが一つ。いつも仕事から帰るとき、京浜急行の駅で電車を待っているときに、何気なく線路を見つめていると、いつもより線路の幅が広いような気がしました。「いやー、俺が疲れているからそうみえるだけだ…」なんて思っていましたが、実際、京急線の線路幅は、少なくともＪＲ在来線よりは広い、と言う事実が発覚。どうも日本の線路の幅＝軌道幅には二つの規格が存在する、との事実も発覚。ＪＲの在来線・私鉄の殆どが約１メートルの「狭軌」を採用。ＪＲの新幹線・一部の私鉄が、約１．５メートルの「広軌」を採用している。京浜急行線は、その広軌を採用している一部の私鉄、ということになるわけですが、やはり新幹線と同じ「広軌」だからなのか、スピードが全然他の私鉄と比べて格段に早いんです。駅スパートで区間距離と所要時間から計算してみたら、平均時速に２０～３０キロ程度の差がありました。そうと分かってから、京急線で通勤中に車掌室のスピードメーターをチェックしていると．．．１３０キロ。飛ばしまくりです。殆どメーター振り切っている時もありました。アメリカの長距離鉄道は「広軌」を採用していて、アメ車がそうであるように、日本の車両より一回り大きい、新幹線サイズが多かった覚えがあります。全然こないし、駅はほとんど無人駅だし、線路に耳を当てて「来るかなー」の世界でした。最近何かともめているAmtrakの超特急は、世界最速の列車・フランスのTGVと同じ車両を使用しているという事です。驚いたのは、京急の車両は、ドイツの超特急と同じ　Siemens　がそのモーターを手がけているという事実です。と、いうことは…京急も２５０キロオーバーのポテンシャルを秘めているって言うことですかね？そうだとしたら、たぶん浅草線なんかに直通運転している場合ではなく、ぜひ品川から新幹線に乗り入れてほしいものです。浅草線を馬鹿にしているわけではなくって、新幹線のトラックでしか発揮できないポテンシャルをぜひ発揮してみてほしい、ということです。ボストンでケーブルカー（路面電車）に乗ると、車両が、何とあのロータス・エスプリのジウジアーロ・デザインだったり、「近鉄車両」が作っていたりと、ディテールにこだわりの色々な発見がありました。しかし、自動車社会のアメリカで電車の話が盛り上がるというのは、やはり皆運転するのに疲れているのかな？なんて思います。

  Jul 2, 2005

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• 再び発音ーーｔｈ

  今日は久々に電車を乗り過ごしてしまいました。イヤー慌てましたね。会議に間に合うギリギリの時間で行動してた自分を恨みました。知らぬ間に電車は地下鉄に乗り入れており、慌てて下りて反対側のホームに止まっていた電車に飛び乗ったら、今来た方とは違う方面行き…リスクマネジメントが出来ていないというのはこのことですかね。三十分遅れで到着した会議が終わって、コンビニへタバコを買いに。気が付かぬ間に「セブンイレブン下さい。」と口走ってしまい、店員さんに大爆笑を食らいました。つかれてたんだなぁ。と、いうわけで、今日は以前のテーマであった「発音」に一旦戻ります。今日の御題はThank you, Throw, mathematics 等に含まれている、"th" です。これは、中学校等で「舌を噛むように」なんて教わった人が多いかもしれません。しかし、実際にこの"th"が出てくる度に舌を噛んでいたら、喋れないか、舌が切れてしまいます。それではどう発音するか？上あごの全ての歯の先を舌の縁の上に乗せて、その歯と舌の隙間から空気を漏らす感じです。この時、「声」は出さず「息」だけを漏らすようにします。それを、毎度の事ながらth が出てくるたびに0.2秒ぐらい入れてやります。因みにこの時「息」の代わりに「声」を出してやると、the, there, this 等の　"th" の発音となります。因みに、前回のＬとＲの話もそうなのですが、もう一つ全てに共通して大切なことがあります。それは、Lも　Rも、thも、 子音＝consonance である、と言うことです。つまり、日本語では、「か、き、く、け、こ」が、ローマ字であらわすと"ka, ki, ku, ke, ko" と、なるように、普通は子音は、直ぐ後に母音＝vowel を伴います。しかし英語では、子音が二つ続くことや、子音が母音を伴わない場合が頻繁にあります。たとえば、monthsは、th と言う子音に、さらに　s と言う子音が続いています。また、controlは、最後の　Ｌの後に、母音がありません。これが基本的に母音か、子音＋母音　まで発音して、初めて「発音」しているとみなされる日本語との大きな相違点です。それで、日本人が英語を輸入するときに、本来無いはずの母音を付け足してしまったわけです。たとえば、前述のcontrol　は、「KONTOLOLU」と言う風に、無いはずの「Ｕ」が最後に入ってしまうわけです。こうした場合は、まあ「カツゼツの悪い人」みたいな感じで発音すれば、たいがい大丈夫です。が、これには効果的な練習方法がありますので記載します。ここでは前述のThank you の"th" を例にとります。「子音だけ発音する方法」を習得すれば、months　の"ths" ような、その組み合わせの発音はより容易になります。　　１）　Thank you の"th"に近い日本語の子音を選びます。近ければ何でも良いです。この場合、普通"th" が登場するカタカナ英語では「ｓ」が、あてはめられますので、サ行の子音を選びます。　　２）　そうして選んだ子音を、母音とともに発音してみます。「さ、し、す、せ、そ、」とか、「sa, se, si, so, su」とか、まあ、何でも結構です。　　３）　その子音をThank you の"th" に置き換えて、母音とともに発音します。つまり、「sa, se, si, so, su」の「ｓ」のところに、「th」の発音を入れるわけです。　　４）　それぞれの母音を外して、「th-」で止める練習をします。これは結構効果があがります。ぜひお試し下さい。

  Jul 1, 2005

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• この時期気になるバストのお話

  と、いうわけで、昨日の予告を見事に裏切るこのテーマで、今日は書きたいと思います。今日オフィスでたまたま「はったり」の語源の話になり、早速ネットで調べることに…ところが、辿り着いたページには、なぜか「バスト」の語源が出ていたのです。「語源はラテン語のブストゥム。転じて『胸像』の意味から女性の胸をあらわすようになった」とのこと。「へえー」と皆で感心していたところで、ふと気付いたのが、このbust を英語で「胸」をあらわすものとして使用する例をあまり聞いたことが無かった私でした。bust といったら「殴る、殴打、逮捕する」の方を連想してしまいますね。「胸」といったら、皆が良く使うのは、フォーマルではbreastのほうがより一般的だった気がします。「乳がん」は breast cancer ですし。また、boob(s)tit(s)jug(s)などは男性諸君の「女の話」で、登場します。ここで、僕の大好きな、翻訳者必携の辞書、スペース・アルクの「英次郎」が、やってくれましたッ！！boobs を引いてみると、「パ○オ○」！！ここへジャンプしてチェックしてみてください。イヤー、ほんっとーにいい辞書なんです！！これが！！もうこれなしでは僕は何も出来ないかも！！「英語を話す・通訳する」のと「翻訳する」のは、たとえていうならば違う筋肉を使っている感じがします。英語で考えて英語で話をするようになると、中々日本語訳が出てこなくって困ったりしますが、こと翻訳に関して言うならば「英次郎」は、先達の知恵から大いに学ぶことが出来る辞書だ、と言えるでしょう。たとえば、「息吹」を引いてみます。sign of presenceもう、このセンスには脱帽です。本当、誰の約だか知りたくなります。因みに、ソフトウエア版も３０００円前後と大変お手ごろです。とまあ、話はそれてしまいましたが、さらに次の話題に行きます。よく、「ボインボイン」とか、もっと大きくなると「バインバイン」などと言いますよね？ちと下品な感じもしますが…これって、何ていうのでしょう---そうです、onomatopoeia　(辞書を引いてくださいね)なわけですが、これが意外と通じるんです。先ほどの、「ボインボイン」「バインバイン」は、英語では普通「ボイーン」と言う形で、「大変大きな精神的ショックをうけました！！」と言う場合の　onomatopoeia　として用いられます。が、以前私の友達のあほな日本人女性が「大きい胸でーす！！」の意味で「ボインボイン」を試して、身振りなしで見事に話が通じていたのを思い出します。機会があったら色々試してみると面白いかもしれません。

  Jun 30, 2005

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• あーおわったっ！！

  今日はブログを大改造して終わってしまいました。やはり初心者の私には何がなんだか…助けてくれる方も募集中です。宜しく御願いします。今日は予告編で終わろうと思います。今後はBob MarleyStevie WonderOzzy OsbourneNellyなど、リクエストの多かったものと、ジャズのスタンダードの歌詞の意味と、そこに使われている文学的技法に迫ってみたいと思いますので、コウゴキタイです。他にもリクエスト頂ければやりますので、宜しく御願いしまーす。

  Jun 29, 2005

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• サブウェイ

  今日は昨日に引き続き飲食です。今日はSubの話です。食べ物でSubといったら、Submarine Sandwich のことでーす。つ・ま・り、Jhonny's pizza & subsという看板は、「ジョニーのピザとサンドイッチ屋」です。また、皆さんご存知のSubwayもsubmarine sandwichのチェーン店ですから、日本でもおなじみのはず。ただし、チーズやその他のトッピングの種類に多少の差がある程度で、日本ほどこじゃれていなくって、「近所の弁当屋」のような気楽さで入れるというのを除けば、ほぼ同じといってよいと思います。これに、なぜかポテチ、というのがランチのよくある組み合わせです。Subwayのサブは、ヘルシー志向が売りの野菜とコールドカッツ（ハムとか冷やしたターキーとか）中心メニューで固められているため、私の好きな肉系のサブが弱いかなぁ、と思います。そのかわり、といっては何ですが、Subway のパンは、wheat, white など、最近殊に充実しています。しかし、「肉」、でしょ。英語で meat and potato　といったら、「事の肝心」を意味するように、やはり肉ははずせません。中でもSteak Sub はたまりません!! Steak Sub といっても、肉厚なステーキがはさんであるわけではなく、日本で言う薄切り焼肉用の牛肉が挟まっているものです。Subway にもメニューとしてありますが、こちらは電子レンジでチンして乗せる、スピード重視型。同じチェーン店でも、D'angelo や、いわゆる町のサブやさんで作ってもらうと、時間はかかるけれど肉を鉄板で焼くところから始めてくれます。気長に待つと、焼きたてほやほやのステーキサブにありつけるわけですが、これにチーズを乗せてもらってください。サイコーです。ただし、殆どの店がパンはwhite と決まっていますけど、ね。といっても、ボンビー学生だった私は、サブは値が張るので、もっぱらピザの方を良く食べていました。一枚の大きなチーズだけのピザを一切れずつ売ってくれるPizza by sliceというもので、店によって大きさは異なりますが、一枚一ドル前後で、普通二枚も食べればおなかいっぱいです。ピザで思い出すのが、注文している人々は、なぜかSlice を複数形では使いませんでした。つまりTwo slicesとはいわず、Two sliceというわけです。妙でした。それで、いつも僕はTwo slicesと注文していたのですが、それがあまりに印象的だったのか、僕が行くと、注文する前に店員さんが"Two Slices?"ときいてくるようになりました。ピザとサンドイッチは軽食の定番で、東海岸からミッドウエストでは良く見かける組み合わせ。これらが西海岸にかけて、だんだんとハンバーガーにかわっていきます。ＬＡに引越しが決まって、引越し屋に払うお金が無かった私は、自分で直し直し乗っていた車にトレーラーをつなげて独りで大陸横断をすることになってしまいました。やはり、疲れたけど楽しかったのは、ピザやハンバーガーもさることながら、それぞれの地域で独自性を発見できたことでした。

  Jun 28, 2005

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• ホットドッグはコーシャーミール？

  うひ～！暑い！！ボストンも港町で、北海道と同じ緯度にあるにもかかわらず、毎年夏はじめじめして暑かったけど、この日本の夏の暑さは異常ですね。昨日、うれしいことに初めて質問を頂きましたので、今日はそれについて書こうと思います。ホットドックこう聞いてアメリカ人が思い浮かべるのはおそらくベースボールスタジアムかなぁ…アメリカのテレビでよく宣伝していたホットドッグ用のソーセージの宣伝文句は「ベースボールスタジアムのあの味」なんてやってましたので、「映画館とポップコーン」日本で言うならば「夏祭りとリンゴ飴」といったところでしょうか。ともあれアメリカの野球観戦とは切っても切り離せない関係にあるようです。私がボストン市内で住んでいたのは、レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークの直ぐ裏手でした。うちの目の前のBeacon Street　と Mass. Ave. の交差点は野球のたんびに大渋滞で、おまけに皆渋滞にはまったまま大騒ぎするので大迷惑です。渡米して三年たって、学校もそんなに忙しくなくなってからようやくそんな環境を抜け出し、Revere という海辺の町に引っ越しました。が、どういう縁か、その後、アメリカの家宅取引主任免許を取得して働き始めた不動産屋のオフィスはフェンウェイパークの裏。フェンウェイパークは駐車場の少ないスタジアムとしても有名です。野球のある日は駐車スポットが見つからず、駐禁切られまくりで仕事をしておりました。とほほ。元はといえばこのホットドッグ、ベーグルなどと一緒でユダヤ人の方々の朝食の一つであったと聞きます。ボールゲームの「定番」と化しているほか、郊外のショッピングモール、公園の傍ら等で庶民のスナックとして今も愛され続けています。日本のホットドッグはコッペパンにソーセージを挟み、ケチャップ、マスタードで味付けをする、というのが定番ですが、広いアメリカでは地域によって「定番」に多少の違いが見られます。また、いわゆる「お袋の味」を売りにするレストランでは殆ど何でもあり状態で、これと決まったレシピはありません。まあ、僕は日本人が余りにも伝統や定番にこだわりすぎているだけだと思うのですが．．．要は「うまけりゃ何でもあり」なわけです。それにしても、アメリカ北東部の典型的なホットドッグは、かなり違う部類に入ると思いますので、少しそれに付いて触れてみたいと思います。まず、パンは、細長いかまぼこ状の大きな一つのパンに幾つもの切れ込みが入っており、これを一個分の大きさにちぎって使用します。したがってホットドッグの側面はパンの白い部分が見えています。パンはソーセージに比較して小さいため、どっちを食べているのかわかりません。小さいときにピーナツバターをパンに塗りすぎておふくろに「それじゃどっち食べてるのか分からないでしょ！」としかられた記憶が蘇ってきます。さらにそれにトッピングをほどこすのですから、ほんと何を食べているのか分からなくなってしまいます。代表的トッピングにはonion, relish（殆どの場合ピクルスを刻んで甘いたれにつけたもの）そして日本でもなじみの深いtomato ketchup, yellow mustardなどがあります。ガソリンスタンド等で売っているホットドッグでも最低これくらいは可能です。これらはヤクミ=condiments と呼ばれ、ミルクや砂糖の棚と同じところに小分けにして設置されています。専門店であれば、さらにお好みでpickle sparesを乗っけることも。これはサイドでも可能です。chili bean を乗せる場合もありますが、これはchili dog といって区別されている場合が多いです。この場合はさらにオプションでcheese などを乗せることも出来ます。さて、注文する場合の注意点ですが、I would like to have two hot dogs.などといってはせっかくの粋が台無しです。two hot dogs ではなくて　two dogs といってみましょう。そして究極のトッピングは　everything です！それ以外考えられません！男の子だったら４、５個はいける大きさですので、がんばって下さい！！そしてそして、アメリカ行って、ほんっとうにうまい！！と感じたのは、hot dog では無く、ソウルフードにも上げられることしばしばのHot Sausageです！！これがやめられないっ！！同名でソーセージがありますが、それのことではありません。パンはバリバリにトーストしてあって、ソーセージがイタリアンソーセージの香辛料の入っている辛いものをたてに割ったものが炭火焼されて入っているだけで、トッピングはホットドッグと変わりません。なのにあらふしぎ、あれよあれよという間に３つ４ついけてしまいます。「食べる」というよりも「吸い込む」ように平らげてしまいます。僕はアメリカではジェームズ・ブラウンの元サックス奏者、JADE のワールドツアーメンバーなどと一緒に演奏活動をしていたのですが、リハーサルやギグが終わると、これを食ってから近くのTavern にのみに行く、というのが定番コースになっていました。機会があったら、是非是非お試しを！！

  Jun 27, 2005

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• たかが卵、されど．．．

  今日、ネットで見つけた子供英会話のブログで目玉焼き＝sunny side upというのがありました。しかし、まあ当らずとも遠からずですが、実はこれだけではない、という話をしようと思います。今度アメリカでBreakfastを食べる機会があったら、思い切り役に立ちますので、是非覚えておいてください。アメリカのダイナーなどでブレックファストのメニューを見ると、様々なオプショナルメニューがあリます。しかし、ほぼ共通してbreakfast で出てくるのは、肉（イタリアンソーセージ・ベーコン・ハムなど）ジャガイモ（マッシュポテト・ホームフライ・チップスなど）卵の三点ですか。あとはパンケーキ（ホットケーキですね。）とパン。で、ウェイター・ウェイトレスは、それぞれ何をどうやって料理して欲しいかを事細かく聞いてきます。それで、お店によっては「うちはそれはやっていない。」というのもあるかもしれませんが、卵については以下のようなバリエーションがあるというのを知っていると、朝ごはんが楽しくなると思うのですが、どうでしょう。まず、スタイルから行くと、Sunnyside up(or sunny side up)FriedOver easyOver mediumOver hardこれらすべてが俗に日本で言う「目玉焼き」の亜流であるといえるでしょう。下から三つの"Over~"で始まるものは、ひっくり返して両面焼きですが、黄身と白身は確実に分かれており、「目玉焼き」といえるでしょう。Sunnyside up　は、黄身も白身も上半分が生で、食べるのが大変です。Fried　は、一番日本の目玉焼きに近いのではないでしょうか。Over~ は、ひっくり返して両面焼くタイプのもので、硬さによってそれぞれOver easy　Over medium　Over hard　に分かれます。あとオーダーできるのはPoached/Scrambled/Basted等があり、全ての組み合わせを試すだけでも毎日ダイナーに通って一ヶ月くらいかかりそうですね。しかし、一番人気はScrambled でしょうか。殆どその他のオーダーをする人を見た事がありません。僕個人的には、トーストにはさんで食べるには、黄身が壊れてたらたらたれないようにOver hard、黄身とトマトケチャップをまぜてポテトのディップとして食べるときはSunny side up という風につかいわけています。

  Jun 26, 2005

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• 発音の続き

  英語の発音の話ばかりして、インタビューのないＴＯＥＩＣの点数に何か影響があるのだろうか、とお思いになられる方も多いのではないかと思います。結論から言うと、多分、直前点数アップには意味が無いであろうと思われます。しかし、長期的に、といっても半年単位で見た場合、それがカンフルになって、次回の点数に響く確率は非常に高いといえるでしょう。なぜか？それは「英語で話す友達」がたくさん出来るからです。私自身、渡米前に英会話学校などに通った経験は殆どありません。しかし、高校生のころからミュージシャン譲りの人前での「度胸」みたいなものは人一倍であったかと思います。それで、学生時代の私は、気軽に道を聞いてくる外国人と、何とか話をしたいと思う気持ちもあって、電車だろうが、喫茶店だろうが、所かまわず話し続けたんです。始めのうちは二言目に彼らの言うことが「マシンガン」のように聞こえました。五秒もしないうちにコミュニケーションが途切れます。まあ、高校生ですし．．．それを続けること数年、日本で大学に入学するころには何時まででも話していられるようになります。そのままそんなことをしているうちに、僕の周りはみな外国人になってしまって、ガールフレンドまでニュージーランド人になってしまいました。その後は、パーティー三昧。好きなんですよねー向こうの人は。それだけならまあともかく、それだけで最終的にはアメリカの裁判所で通訳出来る実力がついたら、悪い話ではないですよ、ね。「ネイティブと話せる」事だけにどうして高額な料金が発生するのでしょうか、ね。友達なら、当然タダです。逆に向こうがおごってくれますよ。向こうでは女性も男性におごりますから。決してヒモとかではなしに。僕としては、皆さんのそんな経験を少しでも支援できたら、と思ってこのブログをたちあげました。そうやって話の分かる友達を沢山作れて、親身になって相談に乗ってくれるほどわかりあえた日には、ＴＯＥＩＣが問題にならないほど、貴重なものを手に入れている自分に気が付くでしょう。

  Jun 25, 2005

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• プラス３０点ＴＯＥＩＣの話２

  まずはお礼から。JasmineD さん、貴重な情報を頂きまして誠に有難う御座います。「巻き舌Ｒ」の分布図を作成できそうですね。しかし、学校で教えているとは．．．こうなるとアジア諸国の全てのＲ発音情報が欲しいところです。ご存知の方、おられましたら宜しく御願いいたします。さて、６月２６日がＴＯＥＩＣ本番ということで、皆さんがんばっていらっしゃることと思いますが、僕の経験を少しだけ。結婚のためにアメリカを引き上げて、帰国して直ぐはとりあえず結婚、そして求職、引越し、出産と、大変忙しく、ＴＯＥＩＣのことなど眼中に無かった私でしたが、周りがあんまり騒ぐんで、生まれてこの方たった一回受験しました。仕事も忙しく新生児が居て、てんやわんやの中、受験日と前後してオオカゼをひいてしまって、殆ど何も準備できずに「いってきマース」と湘南工科大学へ向かって、横須賀の我が家を後にしました。横須賀中央でＪＲにのりかえて・・・と言う計画だったのですが、この時初めてＪＲ横須賀駅と京急の横須賀中央駅が徒歩３０分ぐらい離れている事実を知り、もう間に合わないから帰ろうと思ってうちに電話を入れると、妻にどなられ（うわー小学生みたい・・・）て仕方なくＴＯＥＩＣ本部に携帯から電話をしながらＪＲ横須賀駅へと走ります。「どうやって割り振ったのか知らないけど、どうしてもっと短時間で着ける横浜会場にしてもらえなかったのか」などと散々文句を言ってしまいました。係の方、その節はどうも。そんなこんなで大船までたどりつくと、東海道線が踏み切り事故で運転中止。もう終わったかと思いましたが、気を取り直して復旧を待ち、辻堂へ。会場に着いたのは４５分遅れ。それでも係の人は僕一人を待っていてくれました。遅延証明を渡すと、その場で試験が開始されました。そんなこんなの珍道中になってしまったにもかかわらず、返ってきた結果は９６０点・９９．２％ホント、妻のヒステリーに感謝です。皆様も試験が近くなると無理をされて、風邪を引いてしまったり、おなかを壊してしまったりにはじゅうぶんちゅういされてくださいねぇ。万が一かぜを引いたり、その他何らかの事情で遅刻してしまわれても、決して諦めないで下さい。ＴＯＥＩＣの事務所は、やむをえない事情に対しての対応が非常に優れています。まず、間に合わないと分かった時点で受験票に記載の番号に電話をすることをお勧めいたします。というわけで、今日はＬの話からです。これは日本語のラ行の発音そのままにかなり近いので問題ないとは思います。コツは、舌を気持ち前方で上あごにつける感じ。逆に言うとあまり口の奥のほうで下を上あごにつけないようにすることです。あと、大切だけどみんなが引っかかる発音の問題点は、あまりカツゼツを良くしない事。どんな発音をする場合も、舌足らずぐらいでちょうど良いです。と、言うわけで、ＬとＲが発音可能になったあなたに、練習用の単語をいくつか挙げてみます。どれもＬとＲ両方が入っていて、発音機能の付いているロボワードなどの辞書で発音を確認すると尚可です。quarrel relevant, really, parallel, relish, roll, relief, どうでしょう？難しいですか？Ｌに続いてＲが出てくる例Lord, counselor, mailer....etc.

  Jun 22, 2005

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• プラス３０点ＴＯＥＩＣの話

  今日も問題から行ってみます。さて、梅雨はどこへ行ったのでしょう。それはさておき、ほんとに皆さんの英会話に役立つ話をぼちぼち始めないと…そんなわけで、今日は読むだけで発音が良くなるコツを一つ。ＲとＬの区別ですが、これはこの二つを全く別のものとして覚えるのが、経験上効果有です。そんなわけで今日はＲの話でーす。故人Ｇ馬場を知っている世代の貴方にとってはそんなに難しくないです。「ハッパァ」と、あの昔懐かしい物まねをしてみてください…そうです！！言い終わったその口の形！！これがＲの発音です！！これを、単語のつづりにＲが出てくるたんびに０．２秒ぐらい入れてやれば完成！！この場合、Ｒは単語のどの部分に出てきてもきれいに決まります。たとえば Brother のはじめのｒと一番最後のｒ両方でＧ馬場をちょっと入れてみてください。きっと満足の行く結果が得られるでしょう。例外：どんなものにも例外は付き物です。Ｒの発音の例外として以下のような物があります。インド人のＲ→　「ルルルルルル…」というべらんめえ調の巻き舌です。インド人の中には、これがロイヤルイングリッシュの影響だと主張する方々もおり、笑わせてくれます。アメリカ北東部方言では語尾のＲを発音しないのが常識です。これは結構えげつない発音になります。何しろ、Car を　Ca と発音するわけですから。

  Jun 21, 2005

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• 虫つながり

  昨日は締め切りで忙しすぎて写真だけになってしまいましたので、今日はその続きで、虫の話です。無論英語とこじつけますよぉ。虫といえば、日本に帰ってきて始めてゴキブリに遭遇したとき、改めてその大きさと、追い詰められた時の、あの物怖じしない威風堂々とした武士魂に感心しつつ、しとめさせていただきました。なにせアメリカではゴキブリは滅多にお目にかかれませんから。なぜか？スカンクのご馳走だからです。アメリカではスカンクは野良猫とほぼ同確率位で遭遇する事が出来ます。こいつらの問題点は、「臭い」のもそうなのですが、その上に鈍感である、というのが困りものです。歩いていると、一マイルぐらい先からもうかぐわしい香りがしてきます。１０メートル以内にもなると、ホント、バイオハザード状態です。しかし、こちらが５メートル以内に入っても、奴らは気付かないんです。仕方が無いから、咳払いしたり、ライターをカチカチ言わせたりしながら恐る恐る通り過ぎようとすると、３メートル位に入って初めて「あっ！　人だっ！！逃げろっ！！！」と、のさのさと人間の追いつくようなスピードで逃げてゆきます。あーもーくっさいっつーの！　もっと早く気付けよお前ら！！しかし、問題は、トロイのに加えて夜行性の彼らが、ハイウェイで亡くなられるケースが多いことです。アメリカの夜のハイウェイは臭い、というのが常識でしょう。しかし、それ以外にも僕が長く住んでいたニューイングランド地方では、多くの動物がハイウェイで命を落とします。オポッサム一目見ると巨大なねずみのようですが、こいつらもとろくて、かわいそうです。鹿これも見るに耐えない。しかしひいてしまった車も廃車になりかねません。ト、トナカイトナカイが大丈夫でひいてしまった人間が命を落とす場合も。近くで見ると巨大で怖いですが、こいつらもとろいです。ところで、「ハイウェイ」という言葉は、一体何を指すのか、というのはちょっとした問題です。日本ではおそらく「有料の高速道路」であれば、「ハイウェイ」という感覚ではなかろうか、と推測します。アメリカではどうか、というと、日本で言う「生活道路」以外はみんな「ハイウェイ」です。それでは、日本の高速道路に当る「ハイウェイ」は、というと、これが地方によって呼び名が変わるから厄介です。主に東海岸では、Interstate Highway と呼び、"I-95" などと、頭に 「I」を付けて他と区別します。西海岸地域では、Freeway と呼び、完全にタダで利用することが出来ます。どちらも暗い上に、ぼこぼこで初めのうちは走りづらいかも。このほか、東海岸では道の名前に Avenue が多く、西海岸に行くと　Boulevard が多いので、東海岸から西海岸へ引っ越すと　Boulevard の発音が咄嗟に出なくてまごつきます。ま、アメリカは広いので、このくらいの違いはあってもおかしくないですけど、ね。

  Jun 20, 2005

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• ナナフシ発見！！

  英語とは関係ないけど、今日、生まれて初めて野生のナナフシを発見！！

  Jun 19, 2005

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• TOEICで点がもらえなくって、会話で通じる英語

  今日は二日目。仕事もそっちのけで日記を書きまーす。今日は音楽の話を少し交えて・・・又一つ私の「目からうろこ」体験を書きます。いきなり問題です"Yeah, that's MORE better."さて、間違いは？と聞かれたら、当然のように「それを言うなら MUCH better」という答えが返ってきますよ、ね。（そうでなかったらごめんなさい。）でないと、当然テストでは０点。翻訳してたら、往復ビンタで廊下で正座もんの間違いです。が、これが通じるんです。実は。私がまだアメリカに行きたてほやほやのころ、アメリカで某アーティストとリハーサル中に、みんなでああでもない、こうでもない、といってるうちに、昔懐かしい英語の大間違いの調べが・・・横から突っ込みを入れましたよ。自信満々に。「more betterって言ったよね」「そうだ。more betterだ」「それってmuch betterって言いたいんだろう？」「そうだ。同じだ。」誤解のないようにはじめに断っておきますが、これは文法的には間違っています。better は good の比較級で、それに、形容詞を比較級にする為の more はもういりません。たとえばこういうことです。中学生のときのことを思い出してください（思い出したくも無いって？お・ね・が・い。）。中学生だったら、ジで行ってもらってかまいません。Good→better→(the)bestという風に、原級、比較級、最上級と変化しました。それでは、beautiful で同じ事をやるとbeautiful→more beautiful→(the)most beautifulでしたよね。つまり、better とmore beautiful は、両方とも比較級です。それでは、この両方に more を付けてみます。Better は、more betterとなって、なんとなく語呂がいいです。これが落とし穴。more beautiful は、more more beautifulとなって、明らかに間違っていることが分かるかと思います。しかし、ですよ、しかし、more betterなんていうと、「もっともっと」という気持ちが強調されている気がしませんか？そんな気持ちが伝わりませんか？逆にですよ、あなたがそんなことを言われたら、一々突っ込み入れないで、むしろ話の内容の方に集中しているはずで、つまり相手を「分かろう」とするでしょう。会話の「極意」はここにあると思うのは僕だけでしょうか。伝えたい気持ちがあるから、それを伝えたいと思ってしゃべるわけです。相手は、わかりたいと思って聞いてますよ。そりゃ、間違った言葉では間違って伝わったり、直されたりもします。それはとりもなおさず、それ以後のコミュニケーションに活かせるわけで、貴重な経験です。僕のかつての生徒にこの話をしたら、「どうも外国人が宇宙人に思えてならない。やつらが日本人の感覚を理解することが出来るとは思えない。」なんていうわけです。人間なんて、どこの国に行ってもやらなければならないことはいっしょです。「アメリカ人は腹が減らない」とか、そんなことは無いわけです。僕も、日本にいるときは、「中指を立てる」という侮辱のサインが何で腹立たしいのか分からなかった時期もありました。が、自分がアメリカで車を運転していてクラクションを鳴らしたら、前の車の窓から「中指」が出てきたら、思いっきり腹が立って、追っかけてって幅寄せして中指立てかえしてやってしまう自分がいるのは一体なぜなんだろう、なんて思うようになってしまいます。（注・絶対にまねしないで下さい。窓から拳銃が出てくる場合があります。）気持ちは伝わります。多分、宇宙人が襲来したとしても困ることはありませんよ。伝えようっていう強い気持ちがあれば、「おーよく来たよく来た」といっても、「キモチワルイしコワイからとりあえず帰ってくれ」といっても、きっと伝わりますから。

  Jun 18, 2005

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• おおっ！！　これはすごい

  いやぁー！！もうカウンターが40人の方々のご訪問を頂いてるって言っていますが、ホントでしょうか！！ありがとう御座います！！それで、前振りだけでは失礼なので何か書こうと思います。まず、帰国してびっくりしたことは、日本の携帯の進化の早さです。料金の安さもさることながら、よう使い切らんです。三年前、アメリカに遊びに来た日本人の携帯にＰＣＭ音源が乗ってて、ピザ屋で度肝を抜かれた記憶がありますが、いまや日本の携帯は、動画、写真、メール、コードリーダー、テレビと、電話機能がまるで「そうそう、そういえば電話も出来ます。」と言う感じ。一体どこまで行くのか携帯電話。しかも安い！！僕も妻と二人で携帯を買って、某ヨ○○○○○○会計で「それでは２円になります。」と言われて、「２円、とるの？」と聞き返してしまいました。「それじゃ、２円無いんで５円からで。」「かしこまりました。それではおつりは商品お引渡しの時に・・・」いやあ、すごい世界です。日本では携帯のことを モバイル＝Mobile なんて言ったりするのだけれど、これはアメリカではなかったなぁ。まあ、そう言われてなんとなく携帯の事だって言うのは分かるけど、実際は Cell　とか Cell phone と言うのが多いと思います。携帯電話の料金設定に Mob to Mob という、携帯電話同士の価格帯設定があったかなぐらいしか覚えがありません。そんでは、この Cell とは何ぞや、と言うことになりますが、これは携帯端末の大手 Cingular Wireless の元の社名 Cellular に由来しているとか。社名の由来はこの会社の通信網方式 Cellular Communication System　だとかいう話です。そんなこんなで、社名がその製品名になってしまったわけですよ。そんな例は結構あります。たとえば車。日本ではやはり「クラウン」とか「マーチ」とか、車名で呼ぶ場合が多いと思うのだけれども、アメリカではどちらかと言うと、「フォード」とか「日産」とか、作った会社の名前で呼ぶ場合が殆どです。売るときや、買うとき、自慢するとき、はたまた事故った時ぐらいでしょうか、ちゃんと製品名・車種名で呼ぶのは。ここで問題なのは、これらの名前が固有名詞（ひーっ、でたっ！！　でもご安心を。）つまり、「ある一つのもの固有の名前を表す」では無くなる、と言うことです。また、携帯の例と車の例は微妙に違いますから厄介です。これを、「犬」を例にしてたとえるならば;cell phone と言う名前は、「犬」と同じ扱いを受けるグループ。つまり、I have two cell phones.のtwo cell phones は、two dogs と同じ感覚で使って宜しい、と言うことです。一方で、Toyota, Honda と言うのは、「犬種」と同じ扱いを受けるグループ。つまり、I have two Hondas.の two Hondas は、two pit bulls と同じ扱いを受ける。つまり、ここでは　pit bulls といった時点で「犬」であることも大前提として確定してしまうのと同様、Hondas といった時点で、「車」（又は「バイク」）が大前提として確定してしまう、と言うわけです。因みに、このように社名が製品名をあらわす場合と言うのは、買い物をする際に頻出です。たとえばコンピュータ専門店にコンピュータを買いに言って、一々I would like to take a look at ones from IBM.などとはいわず、I would like to take a look at some IBMs.の方がより一般的です。ま、色々試してみて、社名だけで通じなかったら、そこで説明しても決して遅くは無いわけで、今度海外で買い物をする機会があったら試してみると面白いかも。

  Jun 17, 2005

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• 英語研究室はじめました。

  はじまっちゃいましたぁ。今日から少しずつ英語の話をしたいと思います。みなさん会社ではTOEICのスコアを上げろだの、出張先でピザが注文できなくてじょうしにおこられたりだの、そんなに英語に対していい思い出はないかも。そんなあなたに、楽しみながら毎日少しずつ英語を習得してもらって、TOEIC満点なり、海外で好きなトッピングてんこ盛りのピザをくらうなりしてもらおうという企画です。とりあえずまえふりでした。

  Jun 17, 2005

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