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テーマ:仮面ライダー響鬼(311)
カテゴリ:鬼
とうとう、次回放映当日の朝にまで引き伸ばした感想文になっちまって。アハハハハ…ハ
もう今更な感が強いのですが。 残り僅かですもの、取敢えず書くだけ書きまっす。 しかし、ホントねぇ。 新年になったら、コロっと切り替わりましたね猛士の皆様方。 斬鬼騒動を連綿と引きのばすのも如何なものかと思いましたが、この連中の初詣には…… 処で、このタイトルでどーよ? 「鬼道」って言われると、それこそ斬鬼さんがやった呪術を連想しちまうんですが。 ま、いいや。 以下、簡単にですが気になったところを。 《君子豹変す》 えー、彼らが君子かどうかはさて置き、意識転換の素早さは見上げたもの。 同僚の死をいつまでも引き摺ってちゃ、前に進めないと言う事でしょうか。 しかし、目一杯好意的に解釈しても、アレです。キミ、変ですよ、笛の若旦那。 「お賽銭が少なくて神様ゴメンなさい」って、どういう新年の願いなんじゃい。 吉野も、資金不足に喘いでいるんですかねぇ。 宗家の跡取りなんだから、お賽銭くらいパーっとねw でも、良く考えると、鬼が神社にお参りって妙な姿ですよね。 (あー、神道だと、荒ぶる存在は鎮められて、神として奉られるんでしたっけ?) そんな中、響鬼さんの和服姿がナイス。 一人思わし気に無言で祈る姿も渋い。 前回の風に向かってシュっ!は、一寸狙い過ぎな気もしましたが、今回の無言の祈りは、トドを除いては斬鬼さんを最も悼んでたのは響鬼さんだったと感じさせる演出。 《いつもの…》 すっこーんと突き抜けたかのような、トドの新年の挨拶。 あれはあれで、良かったかと。 大人が見れば「無理しやがって…」、子供が見れば「頑張るトロロギ偉いっ」って感じかな。 長い長い師匠離れの話が、やっと本当に終わったのだなぁと。 でも、実の処、一生彼の斬鬼からの精神的独立はなくなっちゃったんですよね。 死んだ人にには敵いませんもの。 あぁ、ヒナちゃん哀れ。 《一意専心》 今回のキリーは、登場以来最も支持を集めたのでは。 そりゃ、言葉の端々は、相変わらずのキリーですが。 でも、パネルシアターに傾倒する明日夢に対する苦言は、正鵠を射ているのでは。 キリー、キミは正しい。 あぁ、こんな言葉を口にする日がこようとはw もっちー・あきらたんのみならず、パネルシアター少女にまで囲まれて、両手両足に花で鼻の下を長くしているアスムンは、この番組の当初の予想図には無かった姿だろう。 そりゃ、一人勝手に退学届けまで出して突っ走るキリーも、やっぱりキリーかよなおバカっぷりですけどさ。 でも、一意専心。 流されるでなく、自分の意思で何かを掴み取ろうとする。 その重さを、このところ成長著しい中村君が、頑張って演じていたかと思います。 しかし、それって、本来なら迷える少年である明日夢がなるべき姿だったんだよなぁ。 思えば、明日夢って、徹頭徹尾、自分から選択をしてないきがする。 「まるで透明」なまま、相変わらず流されているような。 このまま“パネル少女の病が気になって、そっちにほだされる”展開になるのは、萎える。 けど、その可能性高いんだろうなぁ。 “戦う以外の方法で人助けを”とか言って、医者を目指したり。 キリーくんの成長は嬉しいけれど、やっぱり、キャラクターの役割を二分させるべきではなかったかと思いますね。 いっそ、最初から出してたらまだしも。 響・斬もそうでしたが、無駄に対比させる為にキャラ造型するの、私は好かんです。 明日夢は明日夢として、成長して欲しかった。 この物語って、大人の後姿を見て、少年が何かを感じ取るものだったはず。 今だ、流れ続ける明日夢は…… つーか、唐突ですってば、あの少女もパネルシアターも。 この話から、唐突な展開を除いたら何も残らなくなるかもしれんっちゅーくらい、唐突に次ぐ唐突なエピソードの連鎖。 あぁ、ストーリーの方も、一意専心してくれていれば…。 もう2話しかないのに、言うのもバカですな。 《もぉ、どうにもとまらないっ》 しぇー、久々の姫童子かと思ったら、反抗期の暴走っすか。 バランスってもんを、全く考えてらっしゃらないようで。 結局、洋館サイドの謎って、解明されないまんま終わるんだろうなぁ。 ちくちょー、ご馳走を前にしてオーダーストップされたような心境だ。 星ちゃん、エロカワだったのによぉ。 この番組、美味しい人材が多すぎたのも逆に不幸だったのかしらん。 どの素材も上手く回そうとすればするほど、上っ面なでるだけに終わった感あり。 そんな中で、郁子母さんのずっと変わらぬ堅実な温かさは、賞賛に値します。 ほんの一寸の出演だったけど、毎回良いっす。 それにしても、ほんっとーに後2話ですよね? 今週、頻繁に「やっつけ仕事」という言葉が脳裏を過ぎりました。 一年間かけてやってきたのに、何だか泣けてきます。 (某所のサイドストーリーみたいに、いい意味で泣きたいよん) 所々、いい科白出てくるのになぁ。 響鬼がキリーを諭す「今居る場所を大切にしなければ、先に進めない」なんて、ありふれてはいるけれど、細川氏の表情と相俟って良いシーンだったし。 生は真剣勝負。 memento mori だから、死は恐れても良い。 死を恐れぬ勇気は蛮勇。 恐れて尚、立ち向かう努力こそが誠の勇気。 さて、あと2時間で最後から2番目の放映。 うん。 メメント・モリ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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