サンクトペテルスブルグフィル横浜公演
ユーリ・テミルカーノフ指揮ワディム・レーピン(ヴァイオリン)サンクトペテルスブルグフィルハーモニー管弦楽団@横浜みなとみらいホール 14:00リャードフ:「キキモラ-民話」Op.63チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番ニ短調Op.47 ***開演前のロビーや客席では、昨日のバビヤールはすごかったですね~という声があちこちから聴こえました。私も含めて昨日のリピーターさんもそれなりにいたようです。昨夜終了し、翌日の昼間公演、リハーサルとかも大変だったと思います。ソリストは大曲2曲、昨夜のタココンのあと、1日もたたない17時間後にはチャイコン演奏だったのですから。レーピンのチャイコンは愛用器ガルネリの調整とコンディションがかなりよくなさそうだったのですが、それでも聴き応えがありました。チャイコンは3楽章途中で白熱のあまり、ちょっとした事故(というほどのものでもありませんが)がありましたが、でもさすがでした。ショスタコーヴィチの5番(タコ5)は2楽章冒頭の指揮の出だしのフリが面白かったです。(低弦頭のところ)3楽章はさすが。金管以外は爆演的な演奏ではなく程よく力の抜けた職人的な演奏でした。ホルンは絶品。ラッパはちょい荒。チューバはカサ(ベルが客席の下)をかぶっていたのでやや音響のバランスが微妙でした。でも爆発的な音にはちょうど良いのかもしれません。4楽章ラストの2プル以降のチェリストとバシバシ目が合ったような気がしてしまい少し微笑ましかったです。4楽章のラストは弦はずっと同音同リズムのボーイングが延々と続くのですが、そこでずっと、客席を見ていたので(笑)。さて、レーピンウィークも終了しました。来週はいよいよ私の中での真打ち登場です♪まずは「所沢」行ってきます♪