電車の切符初デビュー
昨日、息子の電車の切符初デビューについて書きましたが、今回は、私のケースについて。正確には、初デビューなのかどうかは定かではありませんが、40年以上たった今でも鮮明に覚えている記憶があります。私が、小学校1年生の頃、どうしても、電車に一人で乗ってみたくて、ある日、冒険を敢行しました。ポケットの中には、こずかいが10円。(当時は、子供の初乗り運賃は10円でした。)当時は、切符の自販機や自動改札なんて、そんな言葉もなかった時代。当時、私の通っていた小学校では、一人で出歩いていい範囲というのが、学年別に決められていました。当然、小学校1年生には、電車に一人で乗るなんていうのは、完全にルール逸脱。・・・だからこそ、冒険心がくすぐられたのです。でも、駅の窓口で、緊張した面持ちで、「○○駅(隣の駅)まで、子供1枚」と言ったら、すんなりと、切符を売ってくれて、改札でも、すんなり、鋏を入れてくれました。第一関門クリア!当時の私は、体が大きなほうで、通常、1、2学年上に間違われていましたし、今よりもはるかに治安もよく、のどかな時代でしたので、誰も、怪訝に思ったりはしなかったのだろうと思います。(・・・今の時代の治安を考えると、同じような冒険、我が子供達には、残念ですが、させられませんね。)ホームで電車を待つ間、そして、電車に乗った時のワクワク感、今でも忘れません。隣駅について、冒険は終了。・・・・でも、そこから帰らなくてはなりません。元々、持っていたのは10円の片道運賃のみ。当時から、後先を深く考えない、お気楽体質でした。電車賃が無いので、線路沿いの道を、一駅分歩いて帰りました。この帰り道も、実際に歩いてみるのは、初めてで、冒険心をくすぐってくれはしましたが、子供の足には、やや長い距離で、だいぶ疲れてしまいました。物語の世界は、たいてい、冒険の目的地につくところで終わるけど、現実の世界では、帰り道もあるのだという事を、実感として理解しました。・・・ただし、一応、理解はしましたが、後先をあまり考えずに、何かを実行してしまう、始めてしまうという、性格は、いまだに、治っておりません。良く言えば、行動力があるともいえますが、悪く言えば、向こう見ずで・・・そう、お気楽です♪ もう少し↑ いつも応援ありがとうございます(^^)