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2005年06月12日
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カテゴリ:お茶
ふーっ。

やっと終わりました。
大事なプレゼンが火曜日に控えているというのに、
日曜日まるごと仕事から離れて、お茶会のお手伝いさんです。


場所は旧中村邸中村記念美術館という茶道の美術館に隣接するお茶室です。

0612-1

1回のお茶席で40名前後、14回転しました。
さすがにへとへとです。
6人のお手前兼お運びさんが、2.5回転。
私は運良く?2回のお手前でした。


大変なのは午前中です。
熱心なお客様は、午前中にいらっしゃいます。
朝一番から5~6席目あたりに、立派な先生やお茶の世界の方、
またはお茶の心得のある方がドドドといらっしゃるので、
集中力もいつもより増して、がんばります。
(でも、緊張で手が震えたり(^_^;。そんなこんなで頭真っ白になりやすい…)

お昼はお茶のお稽古されている方や、観光客の方などで、
かなりリラックスした雰囲気になるんですけどね…。


今日は私、自分に20点です!

だけど、お手前はお稽古の成果が出せました。
手順の間違えもほぼ無く(…はず。)、落ち着いてお手前できました♪

先生のおかげ…

土曜日も、その前の土曜日も、先生は私に2回ずつお稽古をつけてくださいましたから。
ワガママ言いました。
快くお稽古を付けてくださった先生に感謝です。


しかも、今日は着付けもお願いしてしまいました。


マイナス点は、まず第一に着付けです。


だって、忘れ物してきたのです。
それは半襟。

朝6時、半襟を除く着物一式を先生のお宅で広げ、
先生に一言ぐさり。
「前日にちゃんとチェックしないとダメよ!」
…そりゃそうだ…。

長襦袢をクリーニングに出したままにしてあったのも×だったけど、
半襟を別の所に保管して置いたら、どこにいったのか行方不明。
半襟を前日に付けなかったのが一番×でした。

実は半襟を付け忘れたのはこれが2回目。

恥ずかしかったです。
情けなかったです。
いい加減に暮らしているのが露呈してしまいました。


しかも、私の長襦袢は母のおさがり。
丈もゆきもちょっと大きいのです。
その上、着物は先生からのおさがりで、私にピッタリ~少し小さめ?というサイズ。
袖口から、襦袢が出るし、
袖の中で襦袢がゴロゴロと丸まっているし、悲しかったです。

この時期だと一重の着物になるのですが、
着物を着ない私にとって、合わせの着物が2点あるだけで、(しかも母親のもの)
まさか最初に購入する一着の着物が一重になるはずもなく。
そのような理由で、先生に頂いた一重が、このシーズンの一張羅になります。



当然、半襟が無いので衿芯も入れられず、
抜き衿はぴしっとしないし…
(ただし、冬物の白い長襦袢だったので、衿に厚みがあり、傍目には半襟が付いていないことは、わからなかったみたい。)



ああ。


せめて自分の体にあった長襦袢を買わないと…。

せめて自分で前夜に半襟を縫わないと…。



何も知らない、何も出来ない自分に腹が立ちました。



0612-4
鳥飛ぶ姿が豪華な御棗です。
隣にあるのはふたおき。
焼物なのに華奢で軽い、繊細なふたおきです。

0612-3
水屋で。
たくさん並ぶお茶碗たち…。
壮観だったのでちょっと撮影してしまいました。


0612-2
金沢の名前の由来となった、金城霊澤(きんじょうれいたく)にて、二日前にお水取りが行われました。
ここは、現在も水が湧き出ています。
無知で恥ずかしいのですが、百万石茶会ではこのお水を取り、茶会を開く…と言うことを、今日知りました。


ああ…お手前を間違えずにやりゃいいってもんじゃないんです。
頭ではわかっていたけど、実感しました。
自分が無知で、未熟だと言うことを。
そういう自分に、これから頑張れ、という気持を込めて、厳しいマイナス点をプレゼントです。


もっと勉強しなければなりません。
お茶のことも、金沢のことも、着物のことも、人間関係も。







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最終更新日  2005年06月12日 20時54分47秒
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