カテゴリ:落語
in TORII HALL 18:30~
【今日の根多】 桂 米團治・桂 佐ん吉・桂 あさ吉・桂 吉弥・桂 よね吉・桂 しん吉・桂 吉の丞:座談/順番決め 桂 あさ吉:くちなし 桂 吉弥:牛ほめ 桂 しん吉:みどりの窓口 お仲入り 桂 吉の丞:時の氏神 桂 よね吉:蛸芝居 まずはお勉強したことから・・・・・・・・ 前座・二つ目・中トリ・大トリは知ってましたが、中入り後、色物の位置は「かぶせ」というそうです。 このホールは詰めに詰めて150人くらいかという小ささ。マイクを通さない生声で楽しませてもらいました(^^)v 吉朝一門会とはいうものの吉坊ちゃんは欠席。やっぱ事務所が変わったから?????なんて邪推してたら米團治師匠が連絡をし間違えたというか吉坊が電話番号変わっているのに兄さんに連絡してなかったので連絡が行き違ってしまったらしい(^^ゞ それにしても吉坊ちゃんの前の電話番号の留守電にメッセ入れたらしいんだけど、その人落語好きだったら目茶苦茶貴重なメッセージになりましたね! 因みにこの日吉坊は内幸町だったそうです で、佐ん吉クンは助手の位置づけ。これまた動楽亭が入っていたそうです。ざこば師匠には逆らえないか・・・・・・・ 佐ん吉クン、髪の毛伸ばしてるみたいですよ だからかわかんないですけど、皆さん薄物で涼しげに決めていたのに佐ん吉さんだけはお召でした。 順番きめ 吉坊のメッセージが流れたんですが、その内容より兄弟弟子の反応を見てる方が面白かった。 それにしてもこの一門、本当に仲がいいの。座談でのやり取りだけでなく各人のマクラ、ほとんどが兄弟弟子(というより兄貴)のネタばかり。でもこーいうマクラは一門会だからこそ聴ける貴重なものです。 さて、開口一番はあさ吉兄さん 前日繁昌亭で頑張ったとのことで座談では気の抜けたようだったのが、高座に座ったらピシリとなりました。流石ですねぇ~ 見台にハリ扇でパタパタ!と。をぉ!これは正当な前座仕様。東の旅の発端でもやるのかいな、と思ったらこれはただの時間稼ぎですぐに片付けちゃいました。 ちゃんと寄席ルールで前座の位置は持ち時間が少ない。マクラで時間稼ぎしながら根多を考えているようですが、結局「くちなし」。演目名を聞いたときは?????だったんですが、からかわれた植木屋がとんちでその冷やかしをぎゃふんと言わせる噺でした。 二番手、吉弥さん マクラはあさ吉さんとの内弟子時代思い出話。あさ吉さんすごく真面目で優しそうなのですが内弟子時代はかなり厳しかったとのこと。でもすごく優しいエピソードを紹介してくれました(^^) 牛ほめ、これも前座噺ではあるんですが、引っ張って引っ張ってなかなか聴き応えのある噺にしてくれました。ベテランの人が前座噺やるとこれまたなかなかいいんですよね。 普請を褒める口上、いままでよく聞き取れないことがほとんどだったんだけど、今日はしっかり理解しました(覚えてはいないけれど(^^;) また火防せのお札、江戸では秋葉さまなんだけど、上方では愛宕さんになるんですね。 中トリ、しん吉さん やっぱり兄さんいじり。だいたいあさ吉さんだったけど・・・・・・飛行機に弱いあさ吉さんを吉朝師匠がからかう話が多かったです。 そんな旅のマクラから入ったのは「みどりの窓口」 志の輔師匠作だけあって完成度高い新作です。中トリにふさわしいですね。 いやぁいるいるっていうお客さんがデフォルメされて登場する痛快なお話です。 今日はノリに乗ってたなぁ。 もちろん志の輔そのままでなく地名など関西風に変えてあったり、鉄分も増し気味にしてあるというので志の輔師匠のバージョンも聴いてみたくなりました かぶせ、吉の丞さん 色物の位置だからということでモノマネから 噺家さんの口座への上がり方。吉坊、(何故か)一緒にラジオしてるまん我、よね吉と続いたんでもうホントに色物で終わらせるのかと思ったらちゃんと落語になりました。 かぶせは仲入りでだれてるお客さんを大トリに引っ張ってかなきゃいけないという位置づけで、やっぱり開口一番のような元気のいい明るい話が求められるそうです。 そこでチョイスされたのが「時の氏神」 元鳶で(ボクはそんなことないと思うけれど)強面の顔つきなのでケンカの噺です。 吉の丞さんは元気いいのが印象なので、こういう噺はうってつけなのかな? 東京にいるとなかなか聴けないし、かといって関西まで追っかけるほど入れ込んでいるわけでもないのですが、やっぱいい落語を喋る。 ぜひぜひ先輩にくっついて東京に沢山来てほしいものです。 大トリ、よね吉さん もともと長くなっちゃうよね吉さん。誂えたかのようにトリが回ってきました。順番きめでも散々からかわれてたなぁ。 マクラはやっぱり内弟子時代の話に・・・・ お店の全員が芝居好き・・・・・・・・・んん??これはこの間聴いたばかりの「質屋蔵」?かと思ったら少し様子が違う。 佳境に入ってタコが登場。おを!!これはNHK連ドラ「ちりとてちん」の中で吉弥さん演ずる草原兄が一門会で演じた「蛸芝居」ではないですかぁぁ!!!!!初めて聴いた\(^O^)/ にしても、蛸の顔、端正なよね吉さんのお顔が・・・・・・・・・・・(~_~) こんな楽しい職場ホントにあったら面白いだろうなぁ 歌舞伎の知識がないので芝居噺ではいつも悔しい思いをするんですが、今日はホント楽しかったです。・・・・・・・・・・・でも仮名手本忠臣蔵くらいは嗜みとして知っておくべきなのか知らね 休みの関係で弾丸ツアーとなってしまいましたが久々に大笑いできて、大好きな吉朝一門をたっぷり聴けて幸せな2時間半を過ごせました。 無理して行って良かったぁ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年07月05日 22時57分51秒
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