カテゴリ:読書
2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2526ページ ナイス数:129ナイス お勉強終わったから少し回復したけど、映画観たからあんま伸びなかったなぁ カネを積まれても使いたくない日本語 (朝日新書) 読了日:10月3日 著者:内館牧子 玻璃の天 (文春文庫)の感想 世間はきな臭くなっていく中、まだまだ日常は変わっていない。特に英子の属する上流階級では。しかしそんな中でも英子は前作の最後のようなお嬢様ではなくなってきて、国家というもの戦争というものをしっかり考えていますね。それにしても花村家はリベラルなんだな。ミステリの振りして北村さんのメッセージが感じ取れる作品です。なぁんて呑気に考えてるけど、この物語の世界と今、現実の世界、すごく似てるような気がしてちょっと背筋が寒くなってくる気がした1冊です。「君死に給うことなかれ」の解釈はかなりショックだった 読了日:10月10日 著者:北村薫 陰陽師―夜光杯ノ巻 (文春文庫)の感想 各話のタイトルが今までになく素敵です。しっかし、博雅、いい男と男が思うだけじゃなくて、何気にプレイボーイなんですね(^^)。最近の巻は博雅の笛がまた多く登場しますね。男性は清明より博雅が気になるんじゃないか??以前は清明が陰陽師として妖たちと対峙する話が多かった気がするけどちと変わってきてますね。順番つけると浄蔵恋始末(清明も異性に興味があったの??)、月琴姫(博雅、罪作り)、魔鬼物小僧(小僧の心持に涙)、月突法師(読めちゃった・・・以前の虫の話に似てる)ってとこかな? 読了日:10月14日 著者:夢枕獏 ゆんでめて (新潮文庫)の感想 【ネタバレ】いつも印象的なタイトルですが、今回は一際。「弓手・馬手」一発変換できるくらいの言葉だったのですね。不勉強でした。構成もかなりの変化球。連作になっているところが深みを増している。解説の「すべてが一変してしまう訳じゃない」が新たな理解を促してくれた。すぐに時系列が反対と気づいたけど、内容把握が大変だった。いつもながら心に沁みる話ばかり。妖と兄やの活躍が少なかったのがちと寂しい。その意味で「花の下…」は嬉しかった。一太郎が随分と大人になった、大店の後継ぎの自覚が芽生えてる。淡い恋もしたしね。 読了日:10月18日 著者:畠中恵 いろは歌に暗号 (祥伝社文庫)の感想 弘法大師って、ずいぶん伝法なのね・・・・・それにしても瞑想しに室戸まで行っちゃうっていうのはやはり弘法大師だなぁ。それにしてもまた、大胆なトリック。鯨さん、3冊目なんですが、読むたびに文体が違ってる。今回はシリアスですね。 読了日:10月21日 著者:鯨統一郎 ULTRAMAN 2 (ヒーローズコミックス) 読了日:10月23日 著者:清水栄一,下口智裕 ULTRAMAN 3 (ヒーローズコミックス) 読了日:10月23日 著者:清水栄一,下口智裕 夏 プリズンホテル(1) (プリズンホテル) (集英社文庫)の感想 読み始めて、もしかして任侠物語?もしかして失敗かも・・・・・・・・・と思ったんですが、”ぼく”の語りはなかなかコミカルで引っ張られる。途中途中で泣ける言葉も挟まって、引き込まれました。板長が先代に語り掛ける場面なんて・・・・・。梶板長が西洋料理にも精通している謎は続巻で明らかになるのだろうか??仲蔵親分、カッコいいなぁ。黒田のバイクいじりの場面、すごく想像できました。繁ガンバレ! 読了日:10月24日 著者:浅田次郎 高野聖 読了日:10月26日 著者:泉鏡花 花の鎖 (文春文庫)の感想 こういう凝った作りの話大好き!湊作品三作目ですがすでにはまりそう。雪月花の順番が違うなと思っていたのですがそのからくりがハッキリ読めたのは第5章かな。あわててメモを用意しました(^^;時系列で並んでたらこんなに面白くはなかったんだろうなぁ。解説にもあったけどこれはメモを参照して再読すべき話だと思います。山好き(だった)僕にとっては高山植物や八ヶ岳登山の場面すごくうれしかった。けど、登山の描写は違和感が少し残る。月の抜け殻のシーン、最高です。梨花と健太はどうなるのだろう??←そこかい! 読了日:10月28日 著者:湊かなえ 読書メーター にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年11月01日 19時49分32秒
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