MUSIC LOVER'S HEART

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  I'm From Barcelona

  I'm From Barcelona / Let Me Introduce My Friends久々に新作を紹介。　　と言っても発売は数ヶ月前かも？　　TOWER RECORDS 渋谷店の ROCK フロアーにある数多くの CD の中でも一際目立つジャケット！　　またまた釣られて買ってしまいました（笑）　　キャプション・カードには『 口コミで広がり、隠れたヒット・アルバム 』と書いてあったのも気になった。ジャケットには 4 人しかイラストされていないが、総勢 29 名の大所帯バンドで、『 バルセロナから来ました！ 』というバンド名に反して実際はスウェーデン出身。　　必要以上に能天気で牧歌的！　　一応バンド形式をとっているが多くはコーラス隊。　　しかもメンバー全員全くミュージシャンの香りがしない！　　普通のオバサンみたいな人も多く在籍していますが・・・大丈夫ですかね？（笑）　　でも楽曲のクオリティは中々高いですよ。* 彼等のオフィシャル・サイト ⇒ I'm From Barcelona* You Tube で PV が観れます（この曲、頭から離れない！） ⇒ 「 We're From Barcelona 」

  2006.12.27

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• James Brown

  James Brown / I Got You - I Feel Good巨人、遂に逝く・・・。　　寂しいですね、絶対に死にそうに無い人でしたけど、人間ですから何時かは亡くなりますもんね。　　冥福をお祈りいたします。アメリカ南部の貧しい家庭に育った James Brown は、綿を摘み、靴を磨き、僅かなチップを貰うために踊るという少年時代だったそうだ。　　その後、ほぼ Elvis Presley と同時期にデヴュー、R & B と GOSPEL をミックスしたような独自の音楽と、異常とも思えるダンス・ステップでスーパー・スターの道を駆け上る。　　音楽スタイルが戦闘的に、且つ政治色を強めた時期もあったが半世紀以上もショー・ビジネス界に君臨、彼こそが黒人音楽、文化の王様、帝王であり続けたことは間違いないだろう。この CD は何年か前に日本盤がリリースされていたかな？　　今は廃盤状態のようだけど年明けに紙ジャケット仕様で再リリースされる模様。　　星の数ほどある彼の名曲の中でも特に大好きなバラード「 Lost Someone 」が収録されているので選んでみた。　　オリジナル・リリースは1966 年。* Godfather Of Soul ⇒ James Brown

  2006.12.26

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• Charlie Rich

  Charlie Rich / Behind Closed Doors2006年もとうとう最終コーナーですね・・・。　　本当に1 年間なんてアッという間ですね。　　私生活はボチボチでしたが（笑）、会社の方は本当に凄まじかったです（泣）　　超が付く程忙しかったですが、まあ何とか平和に生きております。　　今日は『 1 年間お疲れ様でした！ 』の気持ちも込めて Charlie Rich を紹介。　　個人的には Elvis Presley は別格として、SUN Records 出身のアーティストでは一番好きなのが彼、Charlie Rich 。　　デヴュー当時は ROCKABILLY 然、としたスタイルで活動をしていたのですが、そういった単一的なカテゴリーに収まるような小さな才能ではなく、幾つもの引き出しがあるのが大きな魅力。　　1950 ～ 60 年代は商業的な成功とは縁が遠かったのですが、この作品でチャート NO.1 を獲得、GRAMMY 賞を獲得するなど、キャリアの中でも最も光り輝いていた頃の作品がコレ（1973 年のリリース）　　とにかく彼が作る楽曲はメロディが素晴らしい！　　" Silver Fox " といういあだ名通りの見事な銀髪のジャケット写真と、心休まる名曲の数々・・・。　　基本は COUNTRY にありながら、POP, GOSPEL, R & B 等、スポンジのように様々の音楽を消化してしまうアーティストで、" BLUE-EYED SOUL " と言われる音楽の原点のような人。　　熱烈オススメです！* 彼のオフィシャル・サイト ⇒ Charlie Rich* SUN Records の初期作品を極めたければ Bear Family 社のコレ ⇒ The SUN Years

  2006.12.25

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• John & Yoko

  John & Yoko / Happy Xmas (War Is Over)やっぱり 12 月 24 日はこの曲を聴かないと！　　クリスチャンでも何でもないけど、私のような音楽好き（音楽馬鹿？）にとって John Lennon は神様みたいなものですから（笑）　　大袈裟ですが、今の自分があるのも多分に彼の影響が大きいし。今でこそ John Lennon の代表曲として、又、クリスマス・ソングの定番として良く知られた曲だけど発売当時（1970 年）はそれほど話題にならなかったそうですね。　　アメリカでは全く無視されたようで、当時のアメリカの世相を実に良く表わしたチャート状況だったようだ。　　実際、クリスマス・ソングのように見えて、実の所は反戦ソングですからね。　　こういうオブラートに包むやり方って、ホントに John Lennon は頭が良い！『子供・お年寄り、お金持ち・貧乏な人、強い人・弱い人、黒人・白人、みんなメリー・クリスマス！　そして新年おめでとう！　～　貴方が望むなら戦いは終わる』　なんという達観でしょう！　　ほんと全員の気持ちがこうなると素敵ですね。* John Lennon* オフィシャル・サイトでヴィデオ・クリップも観れます ⇒ Happy Xmas

  2006.12.24

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• Eva Cassidy

  Eva Cassidy / Imagine叶わぬ夢ですが・・・もし生きていたら絶対生ライブを観てみたいアーティストの筆頭格が彼女、Eva Cassidy 。　　存命中は本国アメリカでも一部の熱心なファンの間でしか知られることが無かったようだが、不思議ですね！？　　こんなに才能溢れるヴォーカリストって中々居ないはず。　　33 歳の若さで亡くなるとは本当に気の毒だし、音楽界での運も無かったのだろう。私自身、仕事の関係上、彼女の名前は知っていたのだがきちんと聴いた事が無く、初めて耳に触れたのは映画『 Love Actually 』でのこと。　　人種、性別、職業を超えた個々の " 愛 " にスポットを当てた映画そのものも素晴らしいが、新旧のポップ・ソングを織り交ぜたサウンド・トラックも非常に良く出来ていて、個人的には 2003 年のベスト・アルバムであった。　　そこに収録されていたのが彼女の「 Songbird 」。　　オリジナルは Christine McVie だが、その歌声、アレンジ共に原曲を越える素晴らしさである。今回紹介するアルバムは彼女が亡くなった 1996 年以降に何枚か CD が発売されたが、それらに収録されなかった楽曲を集めたもので、初めて Eva Cassidy を聴く方には適切ではないかも知れないが、タイトル通り John Lennon の「 Imagine 」も収録されているので 12 月～クリスマス時期にはピッタリと思い選んでみた。彼女の音楽を言葉で説明するのは本当に難しい。　　JAZZ, BLUES, FOLK, GOSPEL, SOUL・・・もちろん POP も含め、全てを内包してしまう懐の深さと、誰の楽曲でも自分のものにしてしまう抜群の歌の上手さ。　　生き続けていれば将来的には、Aretha Franklin や Dolly Parton 級のリスペクトを受けていたはず・・・合掌。　　* 彼女の従姉妹が運営するオフィシャル・サイト（？）⇒ Eva Cassidy

  2006.12.17

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• The Pretenders

  The Pretenders / The Pretenders (2CD)本当は心優しい女性であって欲しいが・・・どうなんでしょう？　　同時代に活躍した女性アーティストでは Blondie の Deborah Harry が有名けど全然イメージが違いますね（笑）　　共に男性を率いて ROCK し続ける格好良い女性であることは間違いないけれど、Chrissie Hynde は剃刀のような切れ味で、ちょっと恐いっす。アメリカ人なのにイギリスでデヴュー、元 NME の記者という肩書き、以前から The Kinks の大ファンでデヴュー曲には Ray Davis 作の「 Stop Your Sobbing 」を選ぶ。　　後にその Ray Davis と結婚までしてしまうとは、ホント、生き方が非常に ROCK です。　　そんな Chrissie Hynde の熱きエナジーが溢れるデヴュー作（1979 年発売）がコレ。　　Rhino がボーナス・トラック 16 曲追加、 2 枚組の豪華盤を再発したのは知っていたのだけれど、何故か買いそびれていたので同時発売の 2 作目『 The Pretenders II 』も併せて購入した。オリジナル・ヴァージョンは発売当時も良く聴いたので新しい発見は特に無いが、DISC-2 のデモ音源やライヴ演奏は中々興味深かった。　　敏腕プロデューサー Chris Thomas がかなりシャープな音質に仕上げたようで、デモ音源の方はかなりソフトなタッチでギラギラ感も抑え目。　　きっと当時のシーンやバンドのイメージ戦略もあったのだと思う。　　DISC-2 だけ以下に記しておく。 01. Cuban Slide 02. Porcelain 03. The Phone Call (Demo) 04. The Wait (Demo) 05. I Can't Control Myself (Demo) 06. Swinging London 07. Brass In Pocket (Demo) 08. Kid (Demo) 09. Stop Your Sobbing (Demo) 10. Tequila (Demo) 11. Nervous But Shy 12. I Need Somebody (Live) 13. Mystery Achievement (Live) 14. Precious (Live) 15. Tattooed Love Boys (Live) 16. Sabre Dance (Live)* オフィシャル・サイト ⇒ The Pretenders

  2006.12.15

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  Alison Krauss

  Alison Krauss & Union Station / So Long So Wrongいつも音楽は馬鹿みたいに聴いているのだけれど（笑）、映画となると忙しくて中々観に行く事が出来ない・・・。　　最近の映画館は設備も充実していてリラックスして楽しめるらしいが、結局この映画も忙しさにかまけて観ずじまいである。この映画が日本で公開された 2001 年当時から（もちろんその以前からも）熱心なファンには有名だった Alison Krauss だけど、映画『 O Brother, Where Art Thou? 』での歌声を聴いて本格的に好きになった方も多いと思う。　　今日紹介するのはその少し前、1997 年にリリースされた 1 枚で、彼女の作品の中ではちょっと地味な印象だけど、ポップなセンスが上手く散りばめられた素敵なアルバムで今でも良く聴いている。　　特に Michael McDonald 作のカヴァー「 I Can Let Go Now 」が秀逸。　　得意のフィドルは弾かずにヴォーカルだけに専念した 1 曲で、原曲の素晴らしさはもちろんながら、" 天使の歌声 " と呼ばれるに相応しいソフトでクリーミーに仕上がっている。　　他にも Patty Loveless のヒット曲「 Looking In The Eyes Of Love 」など、選曲の妙も光る。今や全米を代表するアーティストとなった Alison Krauss 。　　そろそろ新作が聴きたいところですね！* 彼女のオフィシャル・サイト ⇒ Alison Krauss* 映画『 O BROTHER, WHERE ART THOU? 』はコレ　

  2006.12.13

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  The Clash

  The Clash / The Clash Singles '77 - '85 (19 CD BOX-SET)この豪華ボックス、価格も豪華なんですよね（笑）　　なのでボーナスが出てから買おうと思っていたのですが・・・何と友人からプレゼントされることに！　　12 月は出費が多いなあ、と思っていた矢先に何とも嬉しいクリスマス・プレゼントになった。1977 年の「 White Riot 」から 1985 年のラスト・シングル「 This Is England 」まで全 19 枚、時代を走り抜けた The Clash の熱いエナジーがギッシリ詰まったボックスです。　　当時英国で発売された 7 インチ・スリーヴをオリジナル・ジャケットで丁寧に復刻、未発表写真を多く含むカラーのブックレット等、ファンなら絶対持っていたいボックスだろう。又、多くのミュージシャン等が The Clash との出会いや想い出を語っていて面白い。　　何を語っているかは読んでからのお楽しみとして、アーティストの一部を以下に紹介しておこう。　* Mike D ( The Beastie Boys )　* Shane McGowan ( The Pogues )　* John Squire ( Stone Roses )　* The Edge ( U2 )　* Tim Burgess ( The Charlatans )　* Damon Albarn ( Gorillas )　* Bobby Gillespie ( Primal Scream ) などなど。やっぱりみんな The Clash が大好きなんですね！* 彼等のオフィシャル・サイト ⇒ The Clash* 最近発売された好盤 ⇒ Clash Jukebox

  2006.12.12

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• Michael Bloomfield

  Michael Bloomfield / Count Talent & The Originals実力と実績を考えれば Jimi Hendrix や Eric Clapton 以上のギター・ヒーローに成っていたはずなのに・・・ドラッグで身を滅ぼしてしまったのは本当に残念（涙）　　" SEX, DRUG & ROCK'N' ROLL " なんて私のような普通の音楽ファンには全く興味が無いんですけどね・・・。1960 年代半ばに Paul Butterfield Blues Band のリーダー格として活躍した Michael Bloomfield だけど、'70 年代に入るとドラッグ漬けでボロボロだったようです。　　そういう事情も有って、彼のオリジナル作品は余り CD 化が進んでいない。　　なので私も、彼がどんな音楽活動を行っていたかはイマイチ判っていない部分が多い。これはイタリー（？）の AKARMA というレーベルから再発された 1 枚で、オリジナルの発売は 1978 年らしい。　　バーかレストランと思しき場所でメンバーと寛ぐジャケット写真が何ともノスタルジックで衝動買いしてしまった（笑）1978 年という事は彼が亡くなる 2, 3 年前ですね！？　　殆ど期待せずに聴いた 1 枚だけど・・・これは中々良く出来ている。　　盟友 Nick Gravenites や Mark Naftalin に囲まれ、BLUES, R & R, FUNK 等の楽曲を嬉々として演奏しているのが良く判る。　　最近 Eric Clapton が来日公演で元気な姿を見せていたことを考えると・・・ホント、若すぎる一生でしたね。　　* 彼のオフィシャル・サイト ⇒ Michael Bloomfield

  2006.12.10

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• Cowboy Junkies

  Cowboy Junkies / Long Journey Home ～ Live In Liverpool (CD + DVD)今年の春頃にはリリースの噂が出ていた Cowboy Junkies の ライブが何の前触れも無く発売されたようなので早速タワーレコード渋谷店で購入した。　　期待を裏切らず内容の充実度も凄い！　　CD と DVD の 2 枚組で、 CD には 11 曲、DVD は 18 曲収録、という大盤振る舞い！　　しかも DVD の方にはメンバーのインタビュー集や、リハーサル時のサウンド・チェック場面まで、貴重な映像が一杯詰まっている。　　これは年末年始にゆっくり楽しめそうだ。収録されているライブはサブ・タイトル通り、2004 年 7 月に LIVERPOOL の Philharmonic Hall で行われたもの。　　メジャー・デヴュー作 『 Trinity Session 』に収められたヴァージョンが 原作者の Lou Reed に 『 過去最高の出来栄え！』と激賞された 「 Sweet Jane 」から始まるこのライブ、派手なギミックなど全く無いリラックスした雰囲気の中で演奏されているが、ピーンと張り詰めた静寂と緊張とのバランス感覚も素晴らしい。　　椅子に座って淡々と演奏し続ける Michael Timmins のギターが全曲に渡って冴えまくっています！　　彼がギタリストとして余り評価された記憶は無いけれど、僕は現在最高のテクニシャンの 1 人だと思っている。　　Margo Timmins の囁くかのようなヴォーカル・スタイルも年齢を経てますます孤高の世界に突入。　　今後も TOP-40 に入るヒット曲は期待出来そうにないが（笑）、若手 COUNTRY アーティストに彼等のチルドレンも多いはず。　　もう一度来日しないかなあ・・・。* 彼等のオフィシャル・サイト ⇒ Cowboy Junkies

  2006.12.09

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  Peter Tosh

  Peter Tosh / Bush Doctor見よ、マリファナで鍛え上げられたこの上半身を！（笑）　　真夏の音楽と思われがちな REGGAE ですが、意外に 12 月に聴く REGGAE も良いものですよ。　　聴いていると、知らず知らずジャケットのように身体の中に熱い溶岩が湧き出てきます。Bob Marley と喧嘩別れ（？）した Peter Tosh が 1978 年にリリース、The Rolling Stones の レーベルから発売されたことで、その筋でも人気の 1 枚。　　特にシングル・カットされた 1 曲目の「 (You Gotta Walk) Don't Look Back 」は、Mick Jagger がヴォーカルで参加していることもあって大ヒットしている。　　因みにこの曲、Smokey Robinson 作の R & B の名曲だけど、昔からの REGGAE ファンには不評だったとか・・・。　　他にも Keith Richards がギターで 2 曲ほど参加している。　　そういう訳でアルバムのプロデューサーも Mick & Keith の Glimmer Twins 名義です。　　でも実際のところは何もやっていないと思うけど（笑）オリジナル・アルバムに収録されている全 9 曲（今回紹介しているのはリマスター盤なのでボーナス・トラックが 6 曲追加の全 15 曲です！）の中には、若干 JAMAICA の香りが薄めのミックスもあるが、Peter Tosh 独特のヴォーカル佇まいに変化は無い。　　もちろんリズム隊の Sly & Robbie についても同じことが言える。　　要は "余裕シャクシャク" なのである！　　しかし、どうして Mick と Keith は Bob Marley ではなく、Peter Tosh を自身のレーベルに招き入れたのかな？　　普通に考えれば Bob Marley に声を掛けますよね？　　そんな Peter Tosh もこの 10 年後には自宅で強盗に射殺されるなど悲劇が待っていますが・・・。↑ この写真の Keith の表情って良いですよね！

  2006.12.06

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  Chaka Khan

  Chaka Khan / Echoes Of An Era最近は、JAZZ VOCALIST 的な風情を感じさせてくれている Chaka Khan ですが、そのルーツ回帰の原点とも言えるのがこの作品。　　Rufus のリード・シンガー、そしてソロの R & B シンガーとしても大成功を収めていた 1982 年に唐突（？）に発表された JAZZ 作品がコレ。今では POP シンガーが JAZZ アルバムを作ることは特段珍しいことではないが、当時としてはかなり斬新な試みだったのでは？　　彼女のように、本当に才能が有って、どんなタイプの音楽でも歌いこなせる懐の深さを持っている女性アーティストって、そうそう居ないですから、本人も結構自信が有ったのでしょう。　　この作品では、かなり荒っぽい（← そこが魅力だったりする）歌い方なんだけど、Chick Corea, Stanley Clarke といった大物ジャズ・メンを従えても、臆する事なく伸び伸びとリラックスして歌っている感じ。このアルバムを発表した翌々年の 1984 年には、Prince 作の「 I Feel For You 」をカヴァー、RAPPER を大胆に起用、HIP-HOP の先駆けとなるサウンドを作り出すなど、チャレンジ精神旺盛な女性でもある。* 彼女のオフィシャル・サイト ⇒ Chaka Khan真ん中の Chaka Khan から時計回りで、Chick Corea, Freddie Hubbard, Stanley Clarke, Joe Henderson, Lenny White と、凄いメンバーです！

  2006.12.05

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• Frida Hyvonen

  Frida Hyvonen / Until Death Comes恐怖のポルターガイスト現象！？　と勘違いさせてくれそうな不思議なジャケットに釣られて買ってしまいました（笑）　　どうやらスウェーデン出身の新進気鋭の女性 S.S.W. のようです。　　どんなサウンドなのか全く想像も付かなかったんですが、レーベルが良質の INDIE POP をリリースしている Secretly Canadian なので『 まあ、大丈夫だろう 』と勝手に納得しつつ・・・。殆どピアノの弾き語りです。　　北欧らしく（？）美しく、儚げで、ちょっと物悲しいスウェディッシュ・ピアノ・ポップ（← そんな名称は無いでしょうが）といったところでしょうか？　　Joni Mitchell を例に出されることが多いようだけど、ウーン、もう少し暗く、憂鬱感漂うサウンドです。　　" 黒人音楽のフィーリングが少なめの曲を歌う Laura Nyro " という感じ。こんな風に書くと、余りオリジナリティが無いように思われてしまうかも知れないが、凄く知的、且つシャープなピアノ演奏に圧倒されます。　　ここのところ出社前に良く聴いています、← 寒い朝に不思議とマッチするので（笑）* フリーダ・ヒーヴォネン と読むのかな？ ⇒ Frida Hyvonen　　　

  2006.12.04

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• Neil Young & Crazy Horse

  Neil Young & Crazy Horse / Live At The Fillmore East March 6 & 7, 19701945 年の生まれだから今 61 歳ですか！？　　ホント、元気な人です。　　今年も反戦をテーマとした問題作を発表するなど、老いてなお盛ん、といったところですね。　　今日紹介するのはタイトルにある通り、1970 年、Fillmore East でのライヴなので 25 歳（！）の頃の姿。どうも数年前から、彼の過去にリリースされてこなかった貴重な音源や映像を発掘するプロジェクトがあったらしく、これはその第 1 弾らしい。　　この日のライヴ音源、海賊盤では非常に有名らしいが、コレはもちろんオフィシャル・リリース。　　まだ存命中だった Crazy Horse のリーダー Danny Whitten のギター・プレイや、Jack Nitzsche のエレクトリック・ピアノが存分に味わえるこのライヴ、Neil Young のベスト・パフォーマンスと言っても過言では無いかも？　　全 6 曲と収録曲は少なめながら（彼の場合、1 曲が長いから仕方無いですね・・・）" ROCK の殿堂 " での熱気は充分に伝わってきます。　　そうそう、肝心な事を忘れていました！　　なんとこのライヴの前座は Miles Davis だった模様。　　ジャケット写真の看板にもバッチリと名前が刻まれています。　　日程は違うけど、The Moody Blues や Brian Auger など時代を感じさせるアーティスト名も。* ブッシュ政権打倒、頑張れ（笑）⇒ Neil Young

  2006.12.03

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• Phil Spector

  Phil Spector / Definitive Collection (2CD)アメリカの有名アーティストがこの時期こぞってクリスマス・アルバムを発売するけれど、ティーン向けの作品って、Phil Spector の 『 A Christmas Gift For You 』が最初らしいですね。　　Elvis Presley の最初のクリスマス・アルバムって何年の発売でしたっけ？　　同時期だったと思うけど・・・ともかくこの名盤は 1963 年の発売です。権利関係がややこしく（？）中々キチンとした形でオリジナル作品が再発されない Phil Spector 関連の作品だけど、何の前触れもなく素敵な 2 枚組がリリースされた。　　この 2 枚組、1 枚は前述の名盤がそのまま入っていて、もう 1 枚は『 Wall Of Sound Retrospective 』と題され、彼がプロデュースした名曲が全 22 曲も収録されている。　　収録曲は以下の通り。　01. Da Doo Ron Ron / The Crystals 　02. Be My Baby / The Ronettes 　03. He's Sure The Boy I Love / The Crystals 　04. He's A Rebel / The Crystals 　05. Uptown / The Crystals 　06. There's No Other Like My Baby / The Crystals 　07. A Fine, Fine Boy / Darlene Love 　08. Zip-a-dee-doo-dah / Bob B. Soxx And The Blue Jeans 　09. Why Do Lovers Break Each Other's Hearts? / Bob B. Soxx And The Blue Jeans 　10. (The Best Part Of) Breakin' Up / The Ronettes 　11. Not Too Young To Get Married / Bob B. Soxx And The Blue Jeans 　12. (Today I Met) The Boy I'm Gonna Marry / Darlene Love 　13. Wait Till My Bobby Gets Home / Darlene Love 　14. Baby, I Love You / The Ronettes 　15. Then He Kissed Me / The Crystals 　16. Do I Love You? / The Ronettes 　17. Walking In The Rain / The Ronettes 　18. Born To Be Together / The Ronettes 　19. You've Lost That Lovin' Feeling / The Righteous Brothers 　20. Unchained Melody / The Righteous Brothers 　21. River Deep, Mountain High / Ike & Tina Turner 　22. Spanish Harlem / Phil Spector マニアの方には初めて CD 化された曲は？　というところに興味が行くと思うのですが、たぶん既発曲の同ヴァージョンだと思う。　　奇人・変人で知られる Phil Spector 、今回ネットで色々調べていて初めて知ったけど、The Beatles の 『 Let It Be Naked 』って、彼が 2003 年に殺人（！）の容疑で逮捕された時の家宅捜査で見つかったマスター・テープを元に作られたようですね！？　　これって有名な話？* 政治の世界で言うところ "キング・メーカー" ？ ⇒ Phil Spector* 今も現役 ⇒ Ronnie Spector

  2006.12.02

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• Dale Hawkins

  Dale Hawkins / "L.A., Memphis & Tyler, Texas"何と言う長閑なジャケット写真でしょうか！？　　私も仕事を忘れて、ギター片手に草原に寝そべりたいもんです・・・（号泣）　　ああ、気持ち良いでしょうね（笑）R & R のオリジネーターの 1 人なのに何故か人気・知名度共にイマイチ感の強い Dale Hawkins 。　　The Rolling Stones もカヴァーした「 Suzie Q 」の原作者、というイメージだけが強過ぎて、その他については音専誌でも余り語られたことも無いような気が・・・。　　実際私も他の情報は殆ど知らない。　　コレ、たぶん彼が CHESS レーベル出身なのが影響していると思う。　　CHESS と言えば、Chuck Berry , Muddy Waters , Howlin' Wolf 等の黒人アーティストばかり目が行ってしまいますもんね。　　まあ、彼等が強烈過ぎるインパクトを持っているので仕方無いが、彼 Dale Hawkins にとっては可哀想な気もします。で、この作品ですが 1969 年に発売された、その筋には人気の "隠れた名盤" らしい。　　理由は内容の素晴らしさの他に、豪華なゲストにあるようだ。　　アルバム・タイトル通り、Los Angeles, Memphis, Texas の米国を代表する音楽都市で録音されており、Ry Cooder, Taj Mahal, Dan Penn, James Burton などツワモノが大勢参加している。　　結果、何ともゴキゲンな SWAMP-ROCK が完成。　　ベースが唸り、ギターが跳ね、ドラムがドライヴする、3 拍子揃った、私にとっての 12 月度ベスト再発盤となりそうです。* 彼のオフィシャル・サイト ⇒ Dale Hawkins* 発売は英国を代表する再発専門レーベル ⇒ Rev-Ola

  2006.12.01

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• The Soul Of A Man

  Martin Scorsese Presents The Blues : The Soul Of A Manもう 3 年も前のことですね！　　月日が過ぎるのは本当に早いです。　　Martin Scorsese 総指揮の映画シリーズ "The Blues" のヒットのお陰で、瞬間的にブームとなった BLUES 音楽。　　公開前から凄く期待していた映画だったのだけれど、アレレ？　結局のところ未だキチンと観ていないことに気が付いた（笑）　　でもこのサウンドトラック盤は本当に聴きまくった 1 枚なので紹介したい。前述の映画シリーズの第 1 弾がコレで、Wim Wenders 監督が Blind Willie Johnson を映画の案内役として、Skip James と J.B. Lenoir の生涯を中心に描いている模様。　　でもどうしてこの 3 人なのかな？　　活躍した時代が若干違うはずだけど。　　きっと何かの共通項があるのだと思うが・・・。　　まあ映画の内容の方は後で確かめよう（笑）　　参加アーティストは以下の通り。　　01.　Vietnam Blues / Cassandra Wilson　　02.　Down In Mississippi / Eagle-Eye Cherry, Vernon Reid & James Blood Ulmer　　03.　Hard Times Killing Floor Blues / Lucinda Williams　　04.　Look Down The Road / Lou Reed　　05.　I Feel So Good / Nick Cave & The Bad Seeds　　06.　Slow Down / Cassandra Wilson　　07.　Don't Dog Your Woman / T-Bone Burnett　　08.　Voodoo Music / Los Lobos　　09.　The Death Of J.B. Lenoir / John Mayall & The Bluesbreakers　　10.　Alabama / J.B. Lenoir　　11.　God's Word / Shemeika Copeland　　12.　Illinois Blues / Alvin Youngblood Hart　　13.　I'm So Glad / Beck　　14.　Special Rider Blues / The Jon Spencer Blues Explosion　　15.　Dark Was The Night, Cold Was The Ground / Marc Ribot　　16.　Devil Got My Woman / Bonnie Raitt　　17.　Crow Jane / Skip James　　18.　Washington D.C. Hospital Center Blues / Garland Jeffreys　　19.　Soul Of A Man / Blind Willie Johnson　　20.　See That My Grave Is Kept Clean / Lou Reed何という素晴らしい人選！　　参加アーティストのチョイスも Wim Wenders 監督がやったのかな？　　見事に私の好きな人達ばかりです（笑）　　特に Skip James をカヴァーしている Lou Reed と Beck のヴァージョンが秀逸。　　映画のオフィシャル・サイトはこちら ⇒ The Soul Of A Man

  2006.11.28

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• Do It Again

  Do It Again : A Tribute To Pet Soundsスペインの Houston Party Records というレーベルから面白いトリビュート物が発売されたようなので早速買ってみた。　　今年は The Beach Boys のオリジナル発売から丁度 40 周年ということで企画されたんだろう。　　過去にも、有名無名を問わず彼等のトリビュート作は幾つもリリースされていると思うが、これは中々面白い人選だと思う。気になる収録アーティストは？　と言うと・・・　01.　　Oldham Brothers / 「Wouldn't It Be Nice」　02.　　Vic Chesnutt / 「You Still Believe In Me」　03.　　Nobody And Mystic Chords Of Memory (with Farmer Dave) / 「That's Not Me」　04.　　Centro-matic / 「Don't Talk (Put Your Head On My Shoulder)」　05.　　Micah P. Hinson / 「I'm Waiting For The Day」　06.　　Antenna Shoes / 「Let's Go Away For Awhile」　07.　　Dayna Kurtz / 「Sloop John B」　08.　　Daniel Johnston / 「God Only Knows」　09.　　Mazarin / 「I Know There's An Answer」　10.　　Jody Wildgoose / 「Here Today」　11.　　Patrick Wolf / 「I Just Wasn't Made For These Times」　12.　　Architecture In Helsinki / 「Pet Sounds」　13.　　The Wedding Present / 「Caroline No」私自身全く名前さえ聞いた事の無いアーティストも幾つかあるのだが、オリジナル曲を何度も聴いてきたことで違和感無く楽しめた。　　ありきたりなチョイスかも知れないが、Daniel Johnston が歌う「 God Only Knows 」がベスト・トラックです、個人的には。* 本当は初期の R & R 時代の方が好きなんです・・・（笑）⇒ The Beach Boys* 殆ど一人で作り上げたらしいが本当？ ⇒ Brian Wilson

  2006.11.27

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• Claude Ciari

  Claude Ciari / Bernard Gerard & Batucada's SevenClaude Ciari って誰？　　と言われそうですが、" 智有蔵上人" と記せば判り易いですか？　　・・・余計に判り難いですね（笑）　　やはりカタカナ表記が一番シックリきます！　　クロード・チアリさんです。　　実は数年前までごく近所さんだったんです（チアリさんは兵庫県西宮市、私は隣の芦屋市に住んでいました）　　もちろんチアリさんの大邸宅と、芦屋市と言えど、狭いマンション暮らしの私とは大きな違いは有りましたけれど・・・（涙）クロード・チアリさんは 1967 年に来日、1975 年には日本人女性と結婚、1985 年に日本に帰化したフランス人ギタリスト。　　今日紹介するアルバムは、1970 年代の作品だと思うのですが、ヨーロッパのリプロ盤なのか？　　詳しいクレジット等が全く無く良く判らない（笑）　　購入したのは随分前なのだが、繰り返して聴くような愛聴盤とはならず、CD ラックの奥の方に隠れていた 1 枚で、先日増え続けている CD を整理していた時に再発見したので久々に聴いてみた。で、これが素晴らしいのです！　　強引にカテゴライズすれば BOSSA-NOVA になるのでしょうが、何ともモダンなサウンドで凄く新鮮な気分になりました。　　特に Burt Bacharach 作の名曲「 Raindrops Keep Fallin' On My Mind 」は一聴の価値有り！　です。　　スタンダード曲なので星の数程カヴァー・ヴァージョンは存在するが、私にとってのベストはコレです。フランス生まれの陽気なオジサン、というイメージはここには有りません！　　非常に優れたギタリスト、ミュージシャンです。　　現在、入手し難いアルバムかも知れませんが強烈オススメです。　　是非 " 哀愁のギター・サウンド" を堪能して頂きたい！オフィシャル・サイト ⇒ Claude Ciari

  2006.11.26

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• Dolly Parton

  Dolly Parton / Jolene彼女の豊かな "バスト" は信用出来ない（笑・・・失礼！）が、こと音楽に関しては、彼女は全く疑いの余地が無いほど才能に溢れていると思う。　　なんでも "アメリカで最も尊敬されている女性シンガー" の一人らしいが、その豊かな（オッパイでは無いですよ！）音楽性を考えれば、至極当然と言えるだろう。　　自ら作曲もして、且つ、歌も滅茶苦茶上手い！このアルバムは 1974 年に発表されたもので、Billboard の Country Chart で NO.1 を記録したシングル曲を 2 曲含む人気作品。　　特に Whitney Houston が映画『 The Bodyguard 』で歌ってウルトラ大ヒットした「 I Will Always Love You 」のオリジナル・ヴァージョンが聴けることも嬉しい。この名曲、彼女自身も何度も録音しており、どれが最初期のヴァージョンなのかイマイチ判らないが、たぶん、このアルバムで聴けるのが一番最初のレコーディングだと思う。（間違っていたらスイマセン！）　　Whitney Houston のヴァージョンも決して悪い出来栄えとは思わないが、アコースティック・ギター 1 本で切々と歌い上げる Dolly Parton のオリジナルの素晴らしさには遠く及ばず・・・。　　彼女は 1946 年生まれだから、もう 60 歳になると思うが、今も現役バリバリ！　　ここ数年の Sugar Hill レーベルからの新作も完成度が高いし、変な先入観（←私だけ？）を持たずに多くの音楽ファンに聴いてもらいたい。ところで 1997 年に始めてイギリスで成功したクローン羊 " Dolly " という名前の由来は、クローンの元になる乳腺細胞から採取したことにあるそう。　　当然ながら彼女の "豊か過ぎる" バストに起因しているらしいが真意のほどは？　　← 誤解の無いよう付け加えておくが、私はそういった整形手術も全然 OK の人間です（笑）　　私にとって大切なのは、"良い音楽か？　どうなのか？" という一点だけなので。彼女のオフィシャル・サイト ⇒ Dolly Parton だけど、現在 Under Construction 中です・・・

  2006.11.25

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• U2

  U2 / 18 Singles例年 11 月後半からのホリディ・シーズンには、大物アーティストのベスト・アルバムの発売が相次ぐが、今年も盛りだくさんですね！　　これでは幾らお金があっても持ちません（号泣）　　Oasis が今年最大かな？　と思いましたが、なんと U2 が 3 回目のベストを発表です！オリジナル・アルバムもキチンと持っているし、過去のベスト盤との重複も多いので急いで買う必要も無いのだけれど・・・アレレ、自然と身体がレジに（笑）　　これでは殆ど病気です。　　でも 18 曲というのは彼等の長い歴史を考えると・・・ちょっと不満ですね。　　せめて 25 曲は収録すべし、です。しかしデヴュー直後はこんなに大きな存在になるとは、全く想像出来ませんでした・・・。　　でもやっぱりオリジナリティに溢れてますよね？　　ほんの数秒聴いただけで U2 だと判りますから。　（特にギターの音色と、イントロ部に顕著！）Bono なんて、今や各国首脳とダイレクトに会話が出来るような存在にまでなったのですから、恐るべき "成り上がり" です。　　なのに 20 年前（？）はどうか？　　見よ、このジャケット写真を！　　この若々しさには皆様全員ノック・ダウンのはず（笑）　　The Edge は田舎の高校生みたいだし、Adam Clayton に至っては『そのサングラス、何処で買ったの？』という感じです（笑）　　なのに今やちょっと近付き難い雰囲気さえ醸し出しています。　　（まあ、近くに居られるチャンスなんて無いから関係無いですけれど・・・）彼等のオフィシャル・サイト ⇒ U2

  2006.11.23

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  Sean Lennon

  Sean Lennon / Friendly FireThe Beatles の次は、やはりこの人に登場頂こう。　　期待と不安、それと全世界中の音楽ファンから好奇の目に晒されたデヴュー作『 Into The Sun 』が 1998 年のリリースだったから、もう 8 年ぶりになるんですね！？　　デヴュー時のレーベルだった Grand Royal の倒産、本田ユカと結婚そして離婚（余談ながら、その後、Mick Jagger の娘 Elizabeth Jagger とも付き合っていた！）、それにニュー・ヨークを襲ったテロ・・・。　　この 8 年間、彼の音楽を近くに感じることは無かったけれど、色々と大変だったのでしょう。正直、殆ど期待していなかったのだが・・・（笑）、このアルバムは非常に良く出来ていると思う。　　シングル・ヒットしそうなポップ感や流行感は控えめながら、哀愁漂う不思議なメロディ・ラインに自然と引き込まれてしまう。　　オススメです！彼のオフィシャル・サイト ⇒ Sean Lennon最近は髭を伸ばしているようで、ますます似てきた（！？）

  2006.11.22

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  The Beatles

  The Beatles / "LOVE"全世界同時発売日から 1 週間近く過ぎてしまっていますが、やはりこの日は The Beatles のことを書かねば！（笑）　　ネット上では 『これは新作だ、いや新作では無い』 と言う議論が盛り上がっていそうですが・・・私は殆ど興味が無く、基本的に彼等のオフィシャル・リリースは何でも買う人間なので、この 『LOVE』 も発売日に迷わず購入！個人的には、現在（？）ラスベガスで公演中の "Cirque Du Soleil" のショーのために再編成されたサウンド・トラック盤、という言い方がベスト・マッチだと思うけど、まあ、新しく出た訳だから新作ですね（笑）　　（全然話は飛びますが、2008 年には、東京ディズニーランド内（？）に、シルク・ドゥ・ソレイユの劇場もオープンするようですね！）今作を手掛けた George Martin と 息子の Giles Martin も勇気が必要だったと思いますよ。　　どれだけ素晴らしいものを発表しても、否定的な意見は避けて通れないですから・・・。　　でも、耳慣れたオリジナル曲に突然割って入ってくるイントロやフレーズは中々新鮮で面白かったです。　　やはり原曲が素晴らしいので、細かな細工をしても、何をしても、【良いものは良い】という感じです。それより、ドキリとしたのは Giles Martin の誕生日が 10 月 9 日であること。　　John Lennon は 1940 年、先日新作を発表した Sean Lennon が 1975 年、Giles は 1969 年です！　　私は Wikipedia で調べて知ったんですが、コレって有名な話ですか？George と Giles 親子

  2006.11.20

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• Jools Holland

  Jools Holland & His Rhythm & Blues Orchestra / Moving Out To The Country一体全体、売る気が有るのか？　無いのか？　　何ともコメントのしようのない "ダサ格好良い" ジャケット写真です（笑）　　と言いつつ・・・私はこのジャケ写に釣られて買ってしまいました。　　Jools Holland の新作です。　　見ての通り今回は COUNTRY 音楽に挑戦です。ところで彼の本職は何ですか？　　テレビの司会者？　　ピアニスト？　　殆ど Squeeze 時代を知らない私には、最近の彼の活動は振れ幅が大き過ぎて良く判りません（笑）　　しかし音楽界での人脈は凄いんでしょうね！　　今作も参加アーティストは超豪華です。　　収録曲とメイン・ボーカルは下記を参照下さい。　　01. Darkness On The Face Of The Earth / KT Tunstall　　02. I'm Lonesome I Could Cry / Richard Hawley　　03. Moving Out To The Country / Solomon Burke　　04. She'll Have To Go / Lulu　　05. For The Good Times / Bob Geldof　　06. Georgia On My Mind / India Arie　　07. Dreaming My Dreams With You / Brian Eno　　 　　08. You Win Again / Mark Knopfler　　09. Misty Blue / David McAlmont　　10. I Wish I Was 18 Again / Tom Jones　　11. Sweet Dreams / Louis Marshall　　12. Games People Play / Marc Almond　　13. Boogie Woogie Country Girl / Jools Holland　　14. Take These Chains From My Heart / Paul Carrack　　15. Rocket To The Moon / Jools Holland　　16. It Ain't Gonna Worry My Mind / Ruby Turner　　17. Friends Not Lovers / Tom Jones　　18. I Can't Stop Loving You / Lulu　　19. Dead Hosts Welcome / Dr. John　　20. Feel Like Going Home / Sam Brown　　21. The Pilgrim / Bob Geldof　　　　　　22. Where Do I Go From Here / Jools Hollandみんな COUNTRY 音楽が大好きなんですね！　　スタンダード曲のほんわかした演奏に、自然と笑顔になってしまいます！彼と彼の昔のバンドのオフィシャル・サイトは・・・* Jools Holland

  2006.11.19

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  Nazz

  Nazz / Nazz1 泊 2 日、長崎⇒佐賀⇒福岡の強行出張から帰って来ました！　　長崎市は初めての土地だったので楽しみだったのですが・・・到着が夜、出発が翌日の昼過ぎ、ということで全く記憶に残っていない（涙）　　海岸にも山地にも近い感じだったから神戸市に近いかな？　　"坂の街" という印象は残っています。　　次はプライベートでハウステンボスにでも行ってみたい。で、長崎でゲットしたのがこの CD 。　　確か 1 年前くらいに（？）日本盤が紙ジャケットで再発されていたような・・・！？　　内容は一緒かな？　　私が買ったのは Sanctuary レコードからの再発で、ボーナス・トラックが 12 曲（！）も追加収録されている。Todd Rundgren って、"元祖音楽オタク" ですね？（笑）　　アルバム通して聴くのは何年かぶりです。　　せっかく買ったので本当に真面目に座って聴いてみました（笑）　　何だか良く判りませんが、色んな事にチャレンジしてますね？　　フムフム、1968 年のリリースだったんですね。　　英国ビート・グループを真似て、且つ、米国の先進的なレコーディング技術を駆使した・・・という感じでしょうか？　　当然ながら私はリアル・タイムでは無いので良く判りませんが、彼等の音楽って当時受け入れられたんでしょうか？　　'60 年代らしいと言えばそうなのですが、何か手を広げ過ぎたというか、カオスなサウンドです（笑）　　などなどと想いながら聴いていましたが、このジャケット写真、The Beatles で有名な "ハーフシャドウ" の技法を使っていて笑えますね。　　今まで全然気が付きませんでした！　　本当に彼女のオリジナル技法かどうかは知りませんが、The Beatles のメンバーをも虜にした女流カメラマンの有名なポートレイトも付けておきます。　　Astrid Kirchher さんです。（← 私の憧れの女性でもあります！）* Todd Rundgren

  2006.11.18

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• Oasis

  Oasis / Stop The Clocks先日、非常に貴重なライブを観たので報告！　　（本物の）熱心なファンの方には申し訳無いのだが、それほど大ファンとは言えない自分が（とは言いつつ私も昔から結構好きなんですが・・・） "招待券" で "生Noel Gallagher" を体験！このシークレット・ライブは世界最大規模を誇る SNS である MySpace Japan のオープンを記念したもので、会場となったのは恵比寿リキッドルーム。　　Noel 兄貴が約 500 人（くらいかな？）の観客を前にアコースティック・ライブを敢行。　　会場に到着した時間が遅くなり、比較的後ろの方ではあったが、そうは言ってもステージとの距離的には 20 メートル程度（！？）　　こんなチャンスはもう 2 度と無いですね！　　楽しませて頂きました！流石に NO.1 バンドのリーダーです！　　ギターやアンプなんかも高級品なんでしょうが、Noel の弾くギターの音色にはビックリしました。　　過去色々観てきたライブの中でもトップに位置するほどクリーン且つ、エモーショナルな響き。　　1 曲目からギターの音圧には圧倒されました。　　気になるセット・リストは以下の通り。　　01. IT'S GOOD TO BE FREE　　02. TALK TONIGHT　　03. FADE AWAY　　04. CAST NO SHADOW　　05. THE IMPORTANCE OF BEING IDLE　　06. LISTEN UP　　07. HALF THE WORLD A WAY　　08. WONDERWALL　　09. WHATEVER　　10. SLIDE AWAY　　11. STRAWBERRY FIELDS　　12. DON'T LOOK BACK IN ANGER　　13. MARRIED WITH CHILDREN11 曲目の選曲、泣けますね！？　　という訳で、早速 ベスト盤を買ってきました。　　ミーハーですが（笑）、セット・リストの 12 曲目を大音量で聴いてます。　　因みに小学 4 年生の長女が、イントロのピアノを聴いて『この曲、John Lennon に似てるね』と言ってました（笑）このベスト盤、やはり来週の全英チャートではダントツの 1 位ですかね？* Oasis　　

  2006.11.17

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• Macy Gray

  Macy Gray / The Very Best OfAlley McBeal 続きで、Macy Gray を紹介。　　何の関連性があるかと言うと、Macy Gray が本人役で同ドラマに出演しているんです。　　しかもライブ・シーンですよ！　　トータル 30 秒くらいですが、存在感タップリです。　　このシーンを見て私は本格的にファンになりました（笑）ドラマの中で歌っているのは彼女の最大のヒットとなった「I Try」。　　どうしても映像を観てみたい！　という方のために、何シーズンの第何話かコッソリ教えておきます。　　探すのは大変ですから（笑）　　答えは同ドラマの中でも内容、キャスティングが最も充実していた第 3 シーズンの第 20 話『Hope & Glory ～ 邦題：甘い誘惑』の冒頭シーン。　　アリーがバーで当時の恋人と情熱的にダンス & キスするシーンですが、非常に効果的に使われています。　　もちろん Macy Gray 本人のぶっ飛びアフロ・ヘアーでのパフォーマンスもバッチリ収録されていますよ。今回ブログを書くにあたって Macy Gray の事をネットで調べたのですが、中々波乱万丈のようですね（笑）　　離婚を経て、自身のデヴューのために友人達と "The We Ours" というクラブを経営、時々自身も出演し歌っていたらしい。　　又、そのクラブはミュージシャン仲間の溜まり場（？）でもあって、The Roots や Black Eyed Peas の面々も良く訪れていたとか。3 年前の FUJI ROCK Fes. にも出演、前々日の単独公演を観に行く予定（＝ 招待状を貰っていたのに・・・）だったのだが、仕事でトラブル発生（号泣）、会場に着いた時にはすでに終演だった痛い思い出が甦ります・・・。　　（でも若手 ROCK 勢が中心の FUJI ROCK Fes. でのパフォーマンスって、どうだったのかな？　　違和感有りそうだけど）音楽的にも非常にオープン・マインドで、且つ、クロス・オーヴァー的な彼女のサウンドは私の理想像でもあります。　　彼女のオフィシャル・サイトは Macy Gray

  2006.11.16

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  Songs From Alley McBeal

  Songs From Alley McBeal featuring Vonda Shepard恥ずかしながら（何が！？）私は大のアリー・ファンでして・・・（笑）　　経済的にも余裕のある自立・成功した若手弁護士仲間の日々の姿を描いたドラマで、本国のみならず日本でも大ブレイクしたのは記憶に新しい。　　出演者（←キャスティングが見事！）のファッションも毎回楽しかったが、効果的に使われるオールディーズ音楽が、その時々のシーンに見事マッチしていて病み付きになった人も多いと思う。（そんな見方をしていたのは私だけ！？）Vonda Shepard 、このテレビ・ドラマ『Alley McBeal ～ 邦題:アリー my ラブ』に本人役で出演していた女性 S.S.W. で、とにかく歌が上手い。　　R & R でも、R & B でも何を歌っても自分の楽曲にしてしまう器用なところがあって、その器用さが逆にオリジナリティを埋没させたのか？　10 年以上の下積み活動もあった苦労人でもある。　　この作品は同ドラマのサウンド・トラック盤ではあるが、全て彼女が歌っており彼女の 4 作目（1998年）、且つ代表作とも言える。　　収録曲は一部を除いて殆どカヴァー曲というのも、私のような音楽ファンには嬉しいところ。　　01. Searchin' My Soul　　02. Ask the Lonely 　　03. Walk Away Renee 　　04. Hooked on a Feeling 　　05. You Belong to Me　　06. The Wildest Times of the World 　　07. Someone You Use 　　08. The End of the World 　　09. Tell Him　　10. Neighborhood 　　11. Will You Marry Me? 　　12. It's in His Kiss(The Shoop Shoop Song)　　13. I Only Want to Be With You 　　14. Maryland 頭の「Searchin' My Soul」は同ドラマの主題歌で彼女のオリジナル曲だけど、今や私の中では完全なオーディーズ・スタンダード曲です（笑）全部で 5 シーズンあって、全て観るにはレンタルしてもかなりのお金と時間が掛かるが、どのシリーズから観始めても充分楽しめるので、まだ "観た事が無い" という方は是非！　　Al Green, Tina Turner といった信じられない程豪華なゲストが時折ライブ・シーンで登場するのも音楽ファンにはタマラナイです。　　主役のアリーは、もちろん Calista Flockhart

  2006.11.14

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• The Who

  The Who / A Quick One下の The Clash Jukebox にも何か 1 曲選出されているかな？　と思ったけど、'60 年代英国のビート・グループからは The Kinks だけでしたね。　　でもメンバー全員がリスペクトしていたことは間違い無いと思う。　　今日紹介するのは彼等にとって 2 作目で、Pete Townshend は当然ながら、Roger Daltrey, John Entwistle, Keith Moon 4 人全員の楽曲が収められている。　　本当かどうか知らないが、メンバーの収入バランスを考えてのこととか（笑）衝撃のデヴュー作の翌年発売であることと、彼等の音楽性が大きく変化していく丁度狭間の作品なのでイメージ的には地味かも知れないが、個人的には凄く好きな 1 枚。　　MODS 的な香りは残しつつも、POP な側面も一杯ちりばめられており聴いていて飽きがこない。　　Martha and the Vandellas のヒット曲をカヴァーした「Heatwave」の出来栄えは、本家 MOTOWN の首脳もビックリしたのでは？　　このリマスター盤はボーナス・トラックも充実している。ORIGINAL TRCKS　　[01] Run Run Run　　[02] Boris The Spider　　[03] I Need You　　[04] Whiskey Man　　[05] Heat Wave　　[06] Cobwebs And Strange　　[07] Don't Look Away　　[08] See My Way　　[09] So Sad About Us　　[10] A Quick One, While He's AwayBONUS TRACKS:　　[11] Batman　　[12] Bucket T　　[13] Barbara Ann　　[14] Disguises　　[15] Doctor, Doctor　　[16] I've Been Away　　[17] In The City　　[18] Happy Jack (Acoustic Version)　　[19] Man With The Money　　[20] My Generation / Land Of Hope And Glory今回久しぶりにアルバム通して聴いてみたが、やっぱり格好良いですね！　　上手く表現出来ないけれど、ギター、ベース、ドラムの音が "ドンガラガッシャーン！" という感じ（笑）なのに、物凄くドライヴしている。　　先日、Pete と Roger が中心で新作もリリースされた模様。　　ウーン、こちらは恐くてまだ聴いていません（笑）Pete のオフィシャル・サイト ⇒ Pete Townshend

  2006.11.13

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• Revolution Rock ～ A Clash Jukebox

  Revolution Rock ～ A Clash JukeboxThe Clash ファンなら迷わずゲットすべし！　　監修は Paul Simonon です。　　このアルバムが企画されたのは確か数年前だったと記憶しているが、どういう訳か発売延期になっていた。　　なのですっかり忘れていたが何の前触れも無く（？）いきなり発売された模様。　　発売元は SKA, ROCKSTEADY など良質な ROOTS REGGAE を再発しまくる Trojan より。タイトルに偽り無くジュークボックスとして本当に楽しめる。　　彼等が正式にカヴァーしたオリジナル曲や、曲作りの際にインスパイアされたと思われる R & R, R & B, REGGAE などがギッシリ 21 曲。　　狭義の意味での PUNK ROCK に囚われることなく、音楽の幅をドンドン広げていった The Clash のチャレンジ精神と、その音楽マニアぶりも良く判ります。　　収録曲は以下の通り。　　01. 　Roadrunner / Jonathan Richman & The Modern Lovers　　02. 　I Can't Control Myself / The Troggs　　03. 　Israelites / Desmond Dekker　　04. 　You Can't Judge A Book By Its Cover / Bo Diddley　　05. 　Dead End Street / The Kinks　　06. 　King Of The Road / Roger Miller　　07. 　Pop Goes The Weasal / Anthony Newley　　08. 　Brand New Cadillac / Vince Taylor & His Playboys　　09. 　Blitzkrieg Bop / The Ramones　　10. 　Police & Thieves / Junior Murvin　　11. 　Pressure Drop / Toots & The Maytals　　12. 　Time Is Tight / Booker T & The MGs　　13.　 Something In The Air / Thunderclap Newman　　14. 　I Fought The Law / Bobby Fuller Four　　15. 　Stagger Lee / Lloyd Price　　16. 　Wrong Em Boyo / The Rulers　　17. 　Revolution Rock / Danny Ray　　18. 　Dance Crasher / Alton Ellis　　19. 　Armagideon Time / Willie Williams　　20. 　Junco Partner / James Booker　　21. 　Look Here / Mose Allison　そういえば 12 月にはシングル 19 枚を集めた豪華ボックス・セットも発売されますね。　　こちらも非常に楽しみ。　　ゲット次第、報告します（笑）* The Clash* Trojan Records

  2006.11.12

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• Archie Bell & The Drells

  Archie Bell & The Drells / Tighten Up & I Can't Stop Dancing説明不要の名盤ですね！　　ジャケットのイラストが内容の楽しさ、素晴らしさ、全てを物語っています！　　グルーヴ感に溢れ "腰が勝手に動いても" 誰も文句は言いません！　　ギターのカッティングも凄いが、ブンブン唸るベース音が病み付きになること間違い無し。私が初めて彼等の音楽に触れたのはもちろん「Tighten Up」　　1968 年を代表する名曲だと思います。　　コード音だけ調べてみると、アレレ！？　『そうだったのね？』的な比較的に単純な楽曲なんですが、このノリは絶対出せません、保障します。　　ところで、この曲の印象的なリズムというかベース・ラインは結構色んな J-POP アーティストが後に盗作・・・では無いですね（笑）　リスペクトして活用してますよね！？昔のディスコでは彼等の音楽は人気だったんですかね？　　もう 10 歳若ければ・・・この曲流れれば私だって踊り狂うんですけどね（涙）　　もう40 歳になったので止めておきます。　　このアルバム、2 年前に発売されたもので、彼等の 1st アルバムと 2nd アルバムをカップリングしたもの。　　それぞれボーナス・トラックを 3 曲追加収録で、安心の RHINO 編集盤です。　　

  2006.11.10

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• The Small Faces

  The Small Faces / The Small Faces (40th Anniversary Edition)何年か前にボーナス・トラック 5 曲追加でリマスター盤が発売されていたはずだが、今回は本家の英国 DECCA レーベルが、発売 40 周年を記念して新装再リリースしたようなのでで早速購入した。　　数年前の再発盤を買った人には気の毒だが、今作は最新のデジタル・リマスターに加え、11 曲もの追加収録がある。　　（そういう私もアナログ盤 + 最初期の CD + 数年前のリマスター盤と全 4 種・・・最も可哀想な一人です）昔からファンの間では有名な話だが、『The Who は本当のモッズでは無く、彼等 Small Faces こそリアルなモッズだった』らしい。　　でも私にはそんな事はどうでも良くて（笑）、サウンドが良いか？　悪いか？　なので、両バンドともに合格であることは言うまでも無い。彼等にとって初の全英ヒットとなった「Sha La La La Lee」や、チューニングが合っていなくてもお構いなし（？）のビート・ナンバー「One Night Stand」など、'60年代の英国を代表する格好良い楽曲が目白押し。　　20 歳前後の初々しさが残る演奏・・・真剣に本場米国の黒人音楽を真似ているところが可愛くさえ思えます。全然話は飛ぶが、このデヴュー作が発売されたのは 1966 年。　　当時 The Beatles はすでにアルバム『Revolver』を発表、『SGT. Peppers ・・・』の製作に取り掛かっていたことを考えると、ウーン、まだまだ子供ですね（笑）　　もちろこのCD、彼等の若さに裏打ちされたエナジーと、熱いパッションが溢れた好盤であることは間違い無し、ですが。もうすぐオープンする彼等のオフィシャル・サイト ⇒ The Small Faces

  2006.11.09

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• Jamiroquai

  Jamiroquai / High Times : Singles 1992 - 2006意外にも初ベストですね！　　デヴュー当時、SONY との契約が、"アルバム 8 枚のリリースを確約する" 、という異例のものだったこともあり "話題騒然" だったのを思い出します。　　ああ、もうデビューから 14 年も経っているんですね・・・時が過ぎるのは早いっす（笑）Jamiroquai、僕にとっては完全にドライヴィング・ミュージック（と、言いつつ車持っていないんでレンタカーですけど）という位置付けのアーティストだったんですが、今回のベスト盤で少々考えを改めました！　　Jay Kay は才能に溢れていますね！　　SOUL MUSIC の美味しいグルーヴ感で溢れていますもんね！？　　今、ネットで調べたところ早くも全英チャートの 1 位が確定だとか。Sly & The Family Stone なんかにもかなり色濃く影響を受けているはずだけど、彼等のサウンドはその毒素（？）を上手くオブラートに包んでいる感じ。　　直接的な黒人フィーリングが余り感じられないのが商業的にも大成功した大きな要因かも？　　英国人の SOUL 好きスタッフが真剣にマーケティングした結果、と言えば言い過ぎかな？　　ともかくアルバム通して聴いても飽きの来ない 19 曲。　← 因みに日本盤は、ボーナス・トラック追加の 20 曲収録です。⇒ Jamiroquai

  2006.11.07

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• John Mayall & The Blues Breakers

  John Mayall & The Blues Breakers / John Mayall & with Eric ClaptonUNIVERSAL 社の名盤再発（2CD）"Deluxe Edition" シリーズ、良いっすねー。　　ちょうど 20 年前くらいかな？　学生時代にアナログ盤を聴きまくった英国を代表する WHITE BLUES の超名盤が素晴らしい音質で復活です！　　（今思い返すと不思議なんですが、当時は本当に BLUES ばっかり聴いていたけど、何故か飽きることは無かったです（笑））John Mayall & Blues Breakers って、後の英国の音楽シーンを考えるとホントに "エリート育成学校" みたいな感じですよね！？　　このアルバムの主役 Eric Clapton をはじめ、Mick Taylor や John McVie など、このバンドから世界に飛び立ったアーティストは数多い。　　でも John Mayall は "BLUES 求道者" 的だし、雰囲気が真面目過ぎる事もあって、いつの間にかあまり聴かなくなったアーティストでもあるかな。　　この歴史的 1 枚も、BLUES 一直線過ぎて息が詰まるというか・・・！？　　そんなこんなでアナログ盤は随分昔に中古盤屋さんに売ってしまったけれど、今回はデラックス盤、DISC-2 は未発表曲も収録ということで買い直した。で、久々に聴き直した感想はというと・・・ウーン、改めて "ROCK のお勉強" をしているような感じですね（笑）　　黒人音楽にドップリ心酔した当時の英国 20 代の若者達のピュアな精神世界は切なくなるほど伝わってきますけど・・・でも何だか不思議な感じもしますね。　　ホントにこの手のサウンドって当時ヒップで多くの若者に受け入れられていたのかな？？？　　　（Eric Clapton のプレイは既に超絶です、念のため）⇒ John Mayall⇒ Eric Clapton

  2006.11.06

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  上高地帝国ホテル

  上高地帝国ホテルやはり今年も行けなかったか・・・残念無念（涙）　と思いつつネットで調べたら、ちょうど今日が今年の最終営業日だった模様。　　　これからは雪に包まれた静寂の世界に突入なんでしょう。　　一番最初に訪れたのは 30 年前くらいかな？　　確か小学校 2 年生だったと思うので 32 年も昔の話！？　　両親と一緒に旅行するのは好きではなかったけれど（笑）、ここだけは特別でした。　　ちょっと雰囲気違いますもんね！？　　以来、5 回ほど旅行で行っているが、3 年前に子供と訪れた時は少々ガッカリした覚えがある。　　ここは軽井沢なのか？　と思えるほどの人、人、人・・・。　　週末だったこともあり、東京や大阪からの観光バスで駐車場は満杯。　　道路脇にもゴミが目立っていました・・・。ここ上高地帝国ホテルに泊まったのは 1 回だけ。　　穂高連峰がベランダから見える中々グッドな部屋で、一面の朝霧が幻想的でした。　　有名な河童橋まで少し距離があるけれど、散歩するのに丁度良い立地。　　来年は時間を作って、何とか平日に行きたいと思う。上高地帝国ホテル大正池　↓

  2006.11.04

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• if I were a Carpenter

  Various Artists / if I were a Carpenterトリビュート・アルバムって星の数ほど発売されているが、1 枚通して聴くとツマラナイものも多いですよね！？　　でも、この The Carpenters のトリビュート作品は群を抜いて素晴らしい出来栄え。　　参加アーティスト達による心からのリスペクトぶりと、オリジナル楽曲のクオリティの高さも大きな要因となっている。The Carpenters 自体も懐かしいが、参加アーティストも非常に懐かしい（笑）　　今やシーンから消えてしまった人も多いのが泣けますね・・・。　　以下、収録曲と演奏者。　　01. Goodbye To Love (American Music Club)　　02. Top Of The World (Shonen Knife)　　03. Superstar (Sonic Youth)　　04. Close To You (The Cranberries)　　05. For All We Know (Bettie Serveert)　　06. It's Going To Take Some Time (Dishwalla)　　07. Solitaire (Sheryl Crow)　　08. Hurting Each Other (Johnette Napolitano with Marc Moreland　　09. Yesterday Once More (Redd Kross)　　10. Calling Occupants Of Interplanetary Craft (Babes In Toyland)　　11. Rainy Days & Mondays (Cracker)　　12. Let Me Be The One (Matthew Sweet)　　13. Bless The Beasts & Children (4 Non Blondes)　　14. We've Only Just Begun (Grant Lee Buffalo)個人的なベスト・トラックは、2曲目 Shonen Knife、3曲目 Sonic Youth、7曲目 Sheryl Crow、そして超名曲をカヴァーした9曲目 Redd Kross !　　← 彼等のヴァージョンはオリジナルの次にランクされるくらい良く出来ている。　　ちょっと気だるいギターの音色が本当に格好良く、この曲だけでも聴く価値有り！ です。米国の音楽史上、最も素敵な兄妹のオフィシャル・サイト ⇒ The Carpenters　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2006.11.03

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• The Sweet Inspirations

  The Sweet Inspirations / The Sweet Inspirations何の前触れもなく Collector's Choice Music レーベルから再発された The Sweet Inspirations のファースト・アルバム。　　たぶんコレが初 CD 化だと思う。　　オリジナルの発売は 1967 年なので、当時私はまだ 1 歳ですね（笑）私にとっては Elvis Presley のバック・コーラスのイメージが強く、彼女達だけの歌はキチンと聴いた事が少なかっただけにこの再発は非常に嬉しい 1 枚。　　裏面の収録曲を見て非常に期待が高まった。　　Dan Penn 作「Do Right Woman - Do Right Man」や、The Delmore Brothers の名作「Blues Stay Away From Me」を演っているではないか！　　この 2 曲だけでも買う価値有り！　という訳で、またまた今日も浪費してしまった（号泣）改めて、本物の黒人女性の歌声って凄いと思いました！　　喉、お腹を越えて地底から湧き出すというか、本当に底が深い。　　Elvis が "自分のバンドに欲しい" と懇願したのも判ります。　　Atlantic レーベルという訳で当然のように Tom Dowd がプロデュースし、エンジニアには Chips Moman、スーパーヴァィザーには Jerry Wexler が。　　これはタマリマセン！Whitney Houston のお母さん、Cissy Houston も頑張っています！　　顔つきから想像するに一番左の女性が Cissy さんですかね？　　

  2006.11.02

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• Ritchie Valens

  Ritchie Valens / Come On, Let's Go ! (3CD BOX-SET)ミュージシャンには若くして亡くなった者も多いが、特に ROCK & ROLL の世界には悲劇が多い。　　ドラッグ関連で死んでしまったのは自業自得なので仕方無いが（笑）、今日の主役 Ritchie Valens は飛行機事故で亡くなったことと、年齢が僅か 17 歳だったことを考えると、本当に気の毒である。　　OLDIES ファンには良く知られているように、その軽飛行機には Buddy Holly と Big Bopper も同乗していた。　　何でも同じツアーに参加していた Dion や Buddy Holly のバック・バンドである The Crickets のメンバーはバスで移動したため難を逃れたとか。Ritchie Valens はメキシコ系アメリカ人らしくラテン音楽を見事に ROCK & ROLL させたことでも歴史に名を残した。　　後に映画にもなったタイトル曲の「La Bamba」は、スペイン語で歌われた初のビルボード・ヒットでもある。　　他にも "CHICANO ROCK" と呼べる格好良い ROCK & ROLL ナンバーも多いが、何と言っても彼の一番の魅力は 10 代とは思えない切ないバラード・ソングにあると思う。　　個人的には「We Belong Together」がベスト・トラックかな。　　3 連のギター・カッティングとハイトーン・ヴォイスが本当に美しい涙溢れる 1 曲。このボックス・セットは彼のファーストとセカンド・アルバムに加え、ホーム・レコーディング曲を 17 曲、更に亡くなった翌年（1960年）に発売されたライブ・アルバムを含んだ 3 枚組で、ほぼ彼の全録音が聴ける。　　又、ボックスの中には写真が満載のブックレット、ポストカードのセット、ポスターまで付いている豪華盤。オフィシャル・ページ ⇒ Ritchie Valensレーベルはこちら ⇒ Del-Fi

  2006.11.01

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  Willie Nelson

  Willie Nelson / Songbirdつい数ヶ月前に新作が出たばかりだけど・・・このお爺さん一体どうなってるの？（笑）　　老いてますます盛んですね。　　今回は何と Ryan Adams とのコラボレーション・アルバム。　　演奏は彼のバック・バンドである The Cardinals が担当、プロデュースも Ryan Adams が担当している。気になる楽曲は？　と言うと・・・残念ながら CD に何のブックレットも付いておらず全く情報が無い（涙）　　（LOST HIGHWAY レーベル、しっかりして下さい！）　　ネットで色々調べたところ、自作曲に加え、カヴァーもチラホラ収録されている模様。　　Leonard Cohen の「Hallelujah」, Gram Parsons の「$1000 Wedding」, Christine McVie の「Songbird」の他、トラディショナル・ソングの「Amazing Grace」まで中々面白い選曲となっている。Willie Nelson は私にとってヒーローの一人なので何を演っても大歓迎だが、孫世代とも言える Ryan Adams との競演は凄いの一言。　　この調子で 80 歳まで現役を目指して欲しいものだ。オフィシャル・ホーム・ページも良く出来ている ⇒ Willie NelsonAtlantic 時代を極めたいなら ⇒ The Complete Atlantic Sessions憧れのアーティストで仕事が出来て感激だったのでは？ ⇒ Ryan Adams良質の音楽を出しています ⇒ Lost Highway

  2006.10.31

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• Dwight Yoakam

  Dwight Yoakam / Guitars, Cadillacs, Etc., Etc. (2CD)もう 20 年かぁ！？　　時が過ぎるのは早いです。　　1980 年代、COUNTRY界の救世主（？）となった Dwight Yoakam 。　　デヴュー 20 周年を記念してファースト・アルバムが 2 枚組のデラックス盤で RHINO レーベルからリリースされたので早速購入した。この 2 枚組、何と言っても目玉は DISC-2 のライブ音源。　　1986 年の ROXY CLUB での熱いパフォーマンスが 12 曲収められている。　　又、DISC-1 には デヴュー前、1981 年当時のデモ音源が 10 曲も入っていたりと嬉しい内容。彼のトレードマークでもあるカウボーイ・ハットと、杉良太郎にも負けない流し目（笑）、女性から絶大な人気を誇るのも納得です。　　メジャー・デヴュー前には The Blasters の前座を務めるなど、ROCK 勢との交流も盛んだった Dwight Yoakam 。　　伝統的な HONKY-TONK だけでは収まり切らない PUNK な彼の COUNTRY は唯一無二のもの。久しぶりに来日しないかな？　　50 歳に突入しても未だ元気一杯のパフォーマンスを体験したいものだ！　　そういえば彼の長年の相棒だった Pete Anderson って、今何しているのかな？Dwight Yoakam

  2006.10.30

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  The Be Good Tanyas

  The Be Good Tanyas / Hello Love今年 1 番の収穫となった Jolie Holland が参加しているということで早速 Tower Records 渋谷店で購入した。　　デニムのジーンズ？　ただの布切れ？　を大胆に使ったジャケット写真からはその音楽性が想像出来ず少々不安もあったが・・・内容GOOD です！　　（Jolie Holland が参加している、という情報をくださった Crazy Love さんに感謝！です）The Be Good Tanyas、ネットで色々調べたんですが余り情報は無く、"結局カナダ出身の女の子 3 人組で、レトロな FOLK, COUNTRY, BLUEGRASS を演奏" という位しか判らなかった（涙）　　アコースティック・ギター、マンドリン、フィドルを中心とした非常に牧歌的、超自然なサウンド集。　　自作曲の他、Neil Young や Mississippi John Hurt のカヴァーを演っているのも気に入りました。　　しかも隠しトラックには Prince の「When Doves Cry」のカヴァーにも挑戦している（笑）　　この力の抜け加減が見事です。気になる Jolie Holland は 1 曲だけヴォーカルで参加。　　以前はオリジナル・メンバーだったのかな？　　脱退の理由は知りませんが、メンバーに溶け込んでいて特に違和感は無い。　　この調子でお互い素敵な音楽を奏でてもらいたいものだ。The Be Good Tanyas 　↓

  2006.10.28

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  Kathryn Williams

  Kathryn Williams / Relations"本当にこのままでは倒れるのでは？" 　と思えた仕事の山も何とかクリア（ふうっ）　　一息つくには "良質の音楽が必要" と思い、Kathryn Williams の新作を求めて、CD SHOP に直行！　　今月上旬に発売された『Leave To Remain』を買いたかったのだが・・・アレレ？　品切れ？　未入荷？　良く判らないけど在庫が無いっ！（号泣）　　仕方無いので聴いた事が無かった前々作（2004年発売）を購入した。　　ジャケット裏面の曲名を見た時には全く気付かなかったけど、コレはカヴァー集ですね！　　Kathryn Williams、英国 LIVERPOOL 出身の女性 S.S.W. で、今日紹介するのが 4 枚目かな？　　2002 年に発売されたアルバムがジャケット写真の素晴らしさも手伝って、日本でも熱心なファンの間で少し話題になった記憶がある。　　以降あんまり彼女の噂を聞かないが、地道に音楽活動していたのかな？　　なんせ British Folk をベースにした（？）彼女の音楽そのものが Show-Biz 界とは真逆に位置しているので、動きの早いシーンでは忘れられる可能性が高い（涙）今日紹介するアルバムもカヴァー集ということで、当時余り話題にならなかったのでは？　　きっと彼女自身の非常にパーソナルな録音集だと思う。　　でも内容は素晴らしいです！　　全編アコースティック・ギターを中心に、時折管楽器がサポートする程度の "裸の弾き語り"。　　選曲の妙も凄い。　　Neil Young, Lou Reed, Leonard Cohen, Roger McGuinn 等の大御所に混ざって、Kurt Cobain や Stephen Malkmus なんて若手（？）の名前も。　　普通、こういったバラバラの選曲だと違和感も大きいが、彼女の美声の影響か？　　アルバム 1 枚、同じトーンで楽しめ、リラックス出来る。　　今後、彼女が大ヒットを連発する可能性は極めて少ないが（失礼！）、今のスタンスで続けてもらいたい。彼女のオフィシャル・サイト ⇒ Kathryn Williams本当に買いたかったのはこの新作（笑）

  2006.10.27

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• Dion

  Dion / King Of The New York Streets (3CD)早くも 2 回目の登場となった Dion 。　　前回紹介させて頂いたのは今年発売された新作（！）だったので、今回は彼の全キャリアを網羅した 3 枚組を。　　このボックス・セット、発売されたのは 2000 年頃のはずだが何故か買いそびれていた。　　先日、アメリカに出張した際、非常に安かったので迷わず購入した。　本名 Dion DiMucci、1939 年の生まれだから 世代的にはJohn Lennon と殆ど同じ。　　デヴューしたのが 1958 年なので芸暦は 48 年ですよ！　と殆ど半世紀に及ぶ "生きる伝説" ですね！　　この 3 枚組で彼の音楽史が大体掴めます。　　もちろん、このボックスには収録されなかった名曲は山のように存在するので完璧とは言えないが・・・。そしてこのボックス、3 枚の CD に分けた形で、非常に上手くまとめられている。　　1 枚目が「The Wanderer」というタイトルで、1958 ～'66 年までの躍動感溢れる DOO-WOP を中心にヒット曲がギッシリと詰め込まれている。　　彼が最も輝いていたのがこの頃でしょうね。　2 枚目のタイトルは「Abraham, Martin, & John」。　　時代は 1968 ～ '78 年の 10 年間。　　この頃のトピックスと言えば、Phil Spector と絡んだことかな？　　Jimi Hendrix の「Purple Haze」をカヴァーしたり、S.S.W. 全盛の時代に Dion 流に対応した姿が聴き取れます。3 枚目は、以降 '99 年まで。　　R & R の殿堂入りを果たし、Bruce Springsteen や Lou Reed から賛辞され、彼等の曲をカヴァーするなど再びスポット・ライトを浴びた頃の録音集。　　イタリア系移民らしく（？）どこか不良っぽさを残し、だけど不思議な甘酸っぱさも残した彼のヴォーカル・スタイルは唯一無二のもの。　　前述の B. Springsteen, L. Reed の他、同じく New York 出身の Paul Simon, Billy Joel 等を従え、マディソン・スクエア・ガーデンで行われたコンサート "Benefit For New York City's Homeless Children" での写真が豪華なブックレットに載っているが、観てみたかったなあ・・・。彼のオフィシャル・サイト ⇒ Dion今年発売された新作も素晴らしいです ⇒ Bronx In Blueここの殿堂入りを果たしています ⇒ Rock & Roll ～ Hall Of Fame

  2006.10.25

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• American Hardcore

  American Hardcore : The Histoy Of American Punk Rock 1980 - 1986日本での映画公開は来年の 2 月の模様・・・何でこんなにタイム・ラグが発生するのかな？　　映像は来年のお楽しみ、という事で一足先に届いたサントラ盤を聴いてみよう。　　全 26 曲で 37 分なんでアッと言う間に終わってしまいますが（笑）タイトル通り 1980 年代のアメリカ HARDCORE PUNK シーンを振り返ったドキュメンタリー映画のサントラ盤で、監修は RHINO レーベルなので非常にシッカリしている。　　実体験は当然無いので、当時のアンダーグラウンド・シーンがどれほどの影響力があったのか ？ の部分も多いが、四分の一世紀を過ぎて、わざわざこんな映画が作られるくらいだから相当な勢いだったんでしょう、きっと。以下、収録曲とバンド名.　　01. Nervous Breakdown (Black Flag) 　　02. Out Of Vogue (Middle Class) 　　03. Pay To Cum (Bad Brains) 　　04. F ***** Up Ronnie (D.O.A.) 　　05. Red Tape (Circle Jerks) 　　06. Filter (Minor Threat) 　　07. I Remember (MDC) 　　08. Nic Fit (Untouchables) 　　09. Kill A Commie (Gang Green) 　　10. Boston Not L.A. (The Freeze) 　　11. Straight Jacket (Jerry's Kids) 　　12. Boling Point (SS Descontrol) 　　13. Who Are You / Time To Die (Void) 　　14. Came Without Warning (Scream) 　　15. Friend Or Die (Negative Approach) 　　16. Bad Attitude (Articles Of Faith) 　　17. Thibk For Me (Die Kreuzen) 　　18. My Minds Diseased (Batallion Of Saints) 　　19. I Hate Sports (7 Seconds) 　　20. Brickwal (Big Boys) 　　21. I Was A Teenage F *** Up (Really Red) 　　22. I Hate Children (Adolescents) 　　23. Enemy For Life (YDI) 　　24. Runnin' Around (D.R.I.) 　　25. Don't Tread On Me (Cro-Mags) 　　26. Ha Ha Ha (Flipper)レーベルの枠を超えた最強（最狂？）のコンピレーションと言える！　　是非、大音量（但し、ヘッドフォンにしないと近所迷惑なので注意が必要！）で聴いて下さい。　　悶絶必至です！　　『より速く』, 『より激しく』, 『より暴力的に』進化した彼等は、自主レーベルやファンジンなどの独自のネットワークを通じ、大きなムーブメントになっていた模様。　　この仲間に入るのはちょっと勇気が入るが、覗いてみたかったですね。当時の貴重な写真もバッチリの、公式映画サイト ⇒ American Hardcore

  2006.10.24

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• Jolie Holland

  Jolie Holland / Springtime Can Kill You個人的には今年の新作で NO.1 です。　SANTA-MONICA の Hear Music で少しだけ試聴、気に入ったので即購入した 1 枚。　ネットで調べたらもう 3 作目なんですね！　恥ずかしながら全然知らなかった・・・。 かなりの枚数（と言っても 10 枚くらい？）の在庫があったから、大学生とかに人気が高いのかな？　　オールド・タイミーなジャケットも気に入った要因の一つ。NEW ORLEANS 出身でクリオール系の家で生まれた Jolie Holland。 COUNTRY, BLUES, JAZZ といったルーツ・ミュージックを基調にしたサウンドだが、Norah Jones とも少しニュアンスが違うのはピアノを抑え目にしているから？　　Tom Waits に一番近いかな？　　実体験が無いので想像でしかないが、戦前のキャバレー・ミュージックにマッチしそう。　　陰鬱なんだけど凄く現代的で、回顧趣味とも言えるアコースティックな音色も奇抜に聴こえてくる。デヴュー当時は Bessie Smith や Billie Holiday といった偉人まで引き合いに出されたようだが、それはちょっと？・・・と思いますね。　　本人も困ったんじゃないかな（笑）　⇒ Jolie Holland　

  2006.10.23

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• Fairground Attraction

  Fairground Attraction / The First Of A Million Kisses私の奥方もそうだが、1960～1970年代頭に生まれた女性で洋楽好きであれば、殆どこの CD を持っていますね（笑）　　本国の英国のみならず、日本でも熱烈に受け入れられた 1 枚 なので詳しい説明など不要だが、発売年（1998 年）の英国～米国音楽シーンを考えれば、この不思議サウンドはやはり新鮮だったのかな？本当に久々に CD ラックから見つけ出して聴いてみたが・・・ウーン、心が洗われますね。　　でも代表曲である「Perfect」が全英チャートの NO.1 を飾るとは、当時の英国音楽シーンって相当病んでいた！？　　　時間に余裕のある時、前後週のチャートも調べてみたいと思う（笑）当時私も聴きまくった 1 枚ですが、素敵なジャケット写真のに釣られてホイホイ買ってしまった人が殆どでは？　　　音楽的な内容の素晴らしさはもちろんながら、奇人で知られる（？） Elliott Erwitt の写真が一番の勝者かな？　　　彼等の音楽性を最も的確に表わしていますもんね。　　　こんな言い方だと語弊があるかも知れないけど、写真に合わせて音作りしたようにも思えてしまう。これからの季節にジャスト・フィットする素敵なアコースティック・サウンド。　　　全ての面で完成度は高いです！　　　やはりフロント・マン（ = ウーマン）であった Eddie Reader と Mark Nevin は才能も溢れていたんでしょう。ところで写真家の Elliot Erwit さん、"接吻マニア" ですか！？（笑）　　　過去の彼の作品もキス～接吻だらけです！　紅一点、ソロでも頑張る彼女のオフィシャル・サイト ⇒ Eddie Readerリーダー格だった彼のサイトは ⇒ Mark Nevin　

  2006.10.21

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• THe Everly Brothers

  The Everly Brothers / Studio Outtakesこれもアメリカ出張中に Amoeba Records でゲットした 1 枚。　でもドイツの Bear Family レーベルのものです。　だからわざわざアメリカで買う必要は全く無いのだが、OLDIES コーナーが非常に充実していたことと、価格も比較的に安かったから思わず買ってしまった。これはアルバム・タイトル通りアウトテイク集なので、初めて The Everly Brothers を聴く人には全くオススメ出来ない（笑）　只アウトテイクと言いつつも、途中で曲が途絶えることは無く、彼等の素晴らしい音楽を充分に楽しめる 1 枚になっている。　実際、一聴しただけではオフィシャル・テイクとの差が判らなかった。彼等の魅力は何と言ってもその美しいハーモニーにあると思う。　甘く、優しく、時に切なく・・・1950 年代後半、一大ムーブメントとなった ROCK & ROLL。　その歴史の中でも彼等程 "暖かさ" と "優しさ" を併せ持った音楽を奏でたアーティストは居ないと思う。　このアウトテイク集はデヴューから 1960 年までの Cadence レーベル時代のもの。　「Bye Bye Love」, 「Wake Up, Little Susie」, 「Maybe Tomorrow」等のポップ・ソングが楽しめる。　残念ながら 1960 年以降の Warner Brothers 時代は更に音楽性を深めて、コクのある作品を多くリリースしていったが商業的には成功したとは言い難い。　この Warner Brothers 時代の作品は永らく CD 化されていなかったが、最近 Collector's Choice レーベルが一気に再発した模様なので機会があれば紹介したいと思っている。彼等のオフィシャル・サイト？ ⇒ The Everly Brothers初期の彼等の音楽を極めたいなら Bear Family 編集の 3 枚組を ⇒ Classic

  2006.10.20

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• Park Hyatt Los Angeles

  Park Hyatt Los AngelsLOS ANGELES ではたくさんの CD を買ったが、今回はちょっと趣向を変えて 2 日間滞在していたホテルを紹介したい。超高層マンションやオフィス・ビルが並ぶ CENTURY CITY に建つホテルで、バルコニーから見える LOS ANGELES の夜景が見事でした！（本当に映画のシーンみたい・笑）　　今回一緒に出張した F さん、M さん、K さん、I さんと外でのディナーを終え、ホテルに戻ってバーへ、というパターンが 2 日続いたが、日本でのアクセクした生活（涙）を一瞬だが忘れられて実に楽しかった。チップの文化や、何でもかんでも気軽に挨拶してくるアメリカ人の気質（？）には、閉口してしまう感もあるのだが、まあ仕方の無いところ。　" 郷に入れば・・・" ですしね。　中心地からは少し遠く、今回レンタカーを借りなかったことでタクシー代がかなりかかったが、それを補って余りあるほど快適なホテル生活でした！　今度は家族旅行で泊まってみたいけど、いつ行けることやら・・・。Park Hyatt Los Angeles

  2006.10.19

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  Solomon Burke

  Solomon Burke / Nashvilleアメリカ出張報告、第 2 弾です。　　今日は SANTA MONICA の Hear Music を初体験！　SANTA MONICA の街並みにも感動したが、この Hear Music Coffeehouse には本当に衝撃を受けた。　店内には数十台の HP のタブレットPCが備え付けられており、20,000 曲以上から好みの曲を選んでオリジナルCDを作成できる。　要は自分の好みに合ったオンデマンド CD が自由に作れる訳だが、そのアイデアや技術云々より、店内でアピール～オススメされている CD のセンスの良さと格好良さ！　　店員もかなりの音楽マニアらしく、紹介している作品に付けられたキャプションも的を得ており、話しかけてきた男性店員の知識も凄かった（早口の英語だったが大体理解出来たので）　因みに私はここでかなりの枚数の CD を買ったが、レジで支払いの際『君の音楽センスは素晴らしいね！』みたいなことを言われ、ちょっと嬉しかった（笑）と、言う訳でこの Starbucks で購入した 1 枚、Solomon Burke の新作を紹介したい。　タイトル通り COUNTRY MUSIC のカヴァー集で、Dixie Chicks を手掛けたことでも有名な Buddy Miller 氏がプロデュースを担当している。　ゲストには Dolly Parton, Gillian Welch, Patty Griffin, Emmylou Harris, Patty Loveless が参加しており、こちらも注目だ。何でも Solomon Burke 本人は、2002 年の『Don't Give Up on Me』と、2005 年の『Make Do With What You Got』と合わせて、"21 世紀の 3 部作の完成" と言っているみたいだが 60 歳を越えてますます好調といったところか！？　　伝説の黒人シンガーが歌う COUNTRY SONG の数々、こういったアプローチって素晴らしいですね！自身のオフィシャル・サイトでも新作が聴けます ⇒ Solomon Burkeこれが最先端の CD ショップ！？ ⇒ Starbucks が運営する Hear Music

  2006.10.18

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  Sarah McLachlan

  Sarah McLachlan / Wintersongアメリカ出張の続き。　順番が前後してしまったが初日は LOS ANGELS から飛行機を乗り継いで SACRAMENTO に行った。　所謂 "ゴールドラッシュ" で賑わった土地でカリフォルニア州の州都でもあるが LOS ANGELS や SAN FRANCISCO と比較すると本当に田舎街である。　やはり SAN FRANCISCO に近過ぎるから？　（と、言っても車を飛ばしても 2 時間近くかかりますが）　7 年ぶりに同地を訪れたが街並みや風景は昔のままだったのには驚いた。TOWER RECORDS 発祥の地としても知られる SACRAMENTO 市だが、残念ながら米国の TOWER は先日清算会社に買われ倒産することが決まってしまった（号泣）　日本の TOWER はすでに独立しており今回の買収・倒産劇とは全く関係が無いし業績も好調だが、"アメリカ西海岸の若者文化を象徴" していた TOWER RECORDS が無くなってしまうのは本当に悲しい・・・。　SACRAMENTO にある米国 TOWER の 1 号店にも "GOING OUT OF BUSINESS" という大きな看板が取り付けられ、閉店の在庫一掃セールの真っ只中だった。そこで購入したのがコレ、Sarah McLachlan のクリスマス・アルバム。　1997 年に発表したアルバム『Surfacing』の大ヒットでトップ・アーティストの仲間入りをした彼女だが、日本での人気・知名度はまだまだ本国カナダやアメリカと比べるとイマイチ感が強い。カナダ出身らしく透き通った美声でトラディショナルなクリスマス・ソングの他、John & Yoko の「Happy Xmas」や、Joni Mitchell 作の「River」等を歌い上げている。　個人的にはここ数年のクリスマス・アルバムの中でもベストな 1 枚。　時期的にはまだちょっと早いが、寒くなってきたこともあり聴いていると気持ちが暖かくなってくる。1968 年生まれだから今 38 歳の ⇒ Sarah McLachlan本当に無くなってしまう（？）米国 TOWER の 1 号店 ⇒ TOWER RECORDS

  2006.10.17

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