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カテゴリ:カリブ海への旅
さて、みなさんお待ちかね。
コタキナバル&マンタナニ島から日本に帰国しやっと落ちいてきたので ここで中米、カリブ旅の続きに戻ります。 コスタリカのメインイベントコルコバード国立公園を堪能した二人でしたが、中米6カ国を3週間で駆け抜けるこの旅は一カ国目のコスタリカから予期せぬ事態が相次ぎ、予定をオーバーしてしまいました。 そこで大人買いならぬ大人飛びをしようとコルコバード国立公園から一気に予定していたニカラグアを越え、エルサルバトルを抜け、ホンジュラスのカリブ海リゾートロアタン島まで大人飛び! コルコバード→サンホゼ 翌日 サンホゼ→サンサドルバトル(エルサルバトルややっこしい!) サンサドルバトル(トリンドルじゃないよ!)→ロアタン島(ホンジュラス) まずはこんなとこに空港あるのか?とすごい不安になりながら、山を越え丘を越え何と川も車ごと横断し、小さな小さなドルケ空港へ ホンマに小さいです。牛小屋かなと思った。ホントに 出発時刻になっても飛行機はなかなか姿を現さなかったが、急にどこからともなく飛んできたのはちいさ! 失礼、小さい飛行機 ここから小さな小さな小さな飛行機に乗りコスタリカの首都サンホゼに引き返します。 飛行機はなんと最大で12人までしか乗れない飛小機! 今日は7名、まさにプライベートジェット感満載です。 もちろんスチュワーデスなど乗っていなく、それの埋め合わせ?か パイロットは二人とも女性、彼女達がアナウンスから安全確認まですべてをやります。 しかし、そこはラテンの国の飛行機会社、陽気にガールズトークをしながら 飛びます。 笑いながら飛びます! おいそんなに夢中にしゃべってないで前見ろ前!とつっこみたくなりますが、その彼女達に命をたくすしかないのだ。 それにしても小さいし、高度が低い、サンホゼは高度が1000M以上ある 山の上の首都なので山につっこんで行くように高度を下げて行く。 あの内臓がすーーとする感じが普通の飛行機の何倍もして、なかなかスリリングなフライト、でもなかなか楽しめました。 この中で一番楽しんでいたのはうちのかあちゃんでしょう。50過ぎているのに楽しいを連発して動画や写真を撮りまくっていました。血は争えない。 困難なことや冒険的なことが大好きなのです。 やれやれ サンホゼに着いて、あー疲れた明日の移動にそなえて休むか―とか言う私たちではありません! すぐにバスで市内へ移動、適当な安宿を見つけリュックを置き、いざ最後のコスタリカ旅へ! サンホセは一国の首都にふさわしいにぎわいを見せ、メイン通りは夜まで人で溢れていた。 スペイン植民地時代の記憶が残るコロニアルな街の姿を見せつつ 様々な人種が入り乱れる中米ラテンパワー全開な活気のある街、僕ら外国人が歩いていてもほとんど気にすることなく(実際日に焼けているので現地の何らかの民族に思われているかもしれないが)そのパワーの中に溶け込める雰囲気。 海外で自然体で気持ち良く街歩きができる場所というのはなかなかないのだ。 ふと、メイン通りの一角に市場らしきものを発見した。 市場と書いてあるから市場なのだろうが入口は少しわかりづらく小さい。 が、中に入ってみると迷路のように入り組んでいてそして意外に広い。 東南アジアのあのカオスのようなごちゃごちゃ感、肉なら肉!! 魚なら魚!!感満載のむき出しのこれぞ市場じゃーっというのではなく、 お店ごとにちゃんと別れていて、整理されている、お肉や魚やもケースにちゃんと入っていてすごくきれいにまとまっている。 しかしなかなかいろいろなお店があり、そのお店の分け方というか、これ何屋さんなの?というのが多く、その特異なお店の数々でこの市場は不思議なカオス感をはなっていた。 やっぱりハーブは健康に良いから! ハーブがないと人生はないよ!!と言わんばかりの これでもか!!と様々なハーブを集めたハーブ屋さん。 買ってみたかったが、まだ一国目だから荷物がーーーー ラテンヒップのセニョリータが買おうとしているのが、お菓子&干物屋さん 昔懐かしの巨大ペロペロキャンディーから甘そうなもの何でも来い! 僕はコスタリカセニョリータの強い見方さ!!というオーラがみなぎっていて、女心をぐっと鷲掴みにして離さない、しかし商品が多すぎてどれを選ぼうか迷い いつの間にか行列になってしまい、通路をふさいでしまう困ったセニョリータ達が多いのもこの店の難点。 市場にはもちろんおいしくて安い食べ物屋さんやジュース屋さんも多く、 細いカウンターで横並びになって食べるのもまたおつ やっぱり市場のこの地元の人の生活臭溢れる感、何が出るかわからない冒険心をくすぐられる感、地元の人の日常生活を想像しながら未知なる堀出しものを探し求める これはまさに地元密着型冒険エンターテイメント! バーチャル地元体験系未知との出会い感満載テーマパーク、略してバーチャル出会い系ランド なのである。 たぶん そんな夢の世界を体験した一行は、メインストリートに戻り夕方近くになり急激にその数を増やしていったある物売り達に注目した。 もちろんその人達が何を言っているのかはわからないが、大声で商品の名を叫ぶ彼ら彼女らはその近代的な街並みに変化しつつあり、まさにコスタリカの最先端をいっているその通りの様子とはかなり浮いている。 そう、まさに原宿や青山、銀座などのメイン通りのど真ん中にシートをはり、景観や流行などまったく無視のゲリラ的売り子集団。 その彼らが売っている物とは? そうリモコンだけ!? リモコンーー、リモコ―――ンーーーと売っているのである。 でも何故リモコンだけ?という疑問がリモコン売りを見る度に脳裏をかすめるがそんなことに気をとられていてはこの先のもっと不可思議な中米旅行は続けていけない そして、もう一つの売り子さん達は靴下だけを大量に売っていた。 靴下―――、くつしーーたーーー、取れたてだよ―――、ほっかほっかーーーとでも 言っているのか?みんなに必死に呼びかけるのである。 本当に靴下だけ、靴下をはくというのはおしゃれで特別な時しか履かないのかな? とかうちの母はぶつぶつ言い始めたが、はまってはいけない。 もうそこまで考えるのは中米の魔の手がそこまでせまっているということだ。 気をつけなければいけない(なにを?) その後母は少し疲れたし、風邪っぽいので宿に戻り、僕は一人名残惜しそうにサンホゼの街をグルグル周った。本当にグルグル、歯車の中を周るハムスターのように街中をすごい勢いで歩き周りサンホゼの街を堪能した。 大きな街には表と裏があり、光と影が存在するとよく言われるが、メインストリートからどんどんはずれていってしまうと、黒い人達がたむろする怖そうな空気が流れている一角もあり、そういう空気には旅人は敏感なので、僕はなるべく離れるようにしている。 足早にメインストリートの方に歩いていき、例のリモコン売りや靴下売りに出くわすとほっとする。 教会でこの旅の無事を祈り、そろそろホテルに戻ろうかと思った時、いきなり 前方から息を飲むほどのコスタリカのボニ―タ3人組が近づいてきて、周りに他にも人がいるのにも関わらず僕に何かを尋ねて来る、なんだこれはドッキリか?神のつかいか? と思ったが、(僕にドッキリをやっても何のメリットもないのでまずありえないが)真剣にものすごい早口のスペイン語で、どこどこ行きのバスはどこで乗ったら良いのかと尋ねられる。(たぶん、いやそう言っているはずだ)しかし、言っていることは理解できてもその返答ができないのだ。 「わからないよ僕は外国人だからね」と微妙な顔の表情とジェスチャーで表現すると、すぐにわかってくれ、「あ、ごめんなさいね。つい地元の人と思ったので」というまた微妙な表情とジェスチャーで返してくれた。 そう!すでに僕は立派な中米化をはたしてしまったのだった! 中米の魔の手はすぐそこまでせまってきていた、以後気をつけなければ さらなる中米化へ、その魔の手はどんどん二人へせまってくる さらにディープな中米の旅は続く。 次は第二カ国目ホンジュラスへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2012年04月06日 11時39分23秒
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