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フィリピン、ドゥマゲッティのダイビング&ネイチャーツアー&コーディネート

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Free Space

2012年04月24日
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カテゴリ:カリブ海への旅
今日はこの旅のメインイベントの一つでもある、あの有名なブルーホールでのダイビング
ベリーズバリアリーフ内でそこだけ異様に映えるディープブルーの穴が形成されている。
そう今日はこの異様なブラックホールのようなここでダイビングをするのだ
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ブルーホールまでは片道2時間以上かかる、ブルーホールで一本潜り、残りの二本はバリアリーフ内のリゾートエリアから遠目のポイントで潜る。
港の桟橋に朝6時半集合、だが予想通り時間通りには来ない!
昨日のお店のサービスがあまりにも悪かったので今日は違うお店に変えてこのメインイベントに挑んだ。
15分たってもいっこうに船が近づいてくる気配はなく、ついに朝日が昇ってしまった。
1479647_1608996826_111large.jpg

40分以上待ってやっとのことで船はやってきて、何事もなかったように僕らを乗せる。
クル―は全員黒人、船は昨日より大きくトイレも二つついているが、両方ともドアが閉まらない、黒人クル―は日本人の女性グループを必死にナンパしていてまったく仕事をしない。 あーあまたこれだよ。
しかし、船上の景色は素晴らしく、だんだん海の色も変化していって水が信じられないくらいに透き通っていて、どちらが空かどっちが上でどっちが下かよくわからなくなってきた。 天国ってもしあるのならこういう景色なのかなと現実感すら失っていく。
1479647_1608996920_34large.jpg

非現実のような美しい景色と心地よい風を体で感じながら、横目でどうしても入ってきてしまう、黒人クル―が必死に日本人女性にちょっかいを出していて、それを微妙な応対しかしないので勘違いさせてどんどんエスカレートしていく現実も否応なく見せられボートはブルーホールに近づいていく。
世界中のダイバーが憧れベリーズに来たのなら絶対訪れるという場所、
僕らがどんなに期待していたか、しかしその淡い期待はもろくも崩れ去って行く。
下手くそで責任感、計画性ゼロで根拠のないプライドを持っているバカどもに!

ブルーホールが近づいてきたのでみんなそれぞれ準備をはじめ、ブリーフィングがはじまったが、何を思ったのか黒人ガイド、申し込みの段階であんなにも何回も確認したのにも関わらず、最大6名までのグループに分かれて潜って行くのではなく、こんな直前になっていきなり、そこにいた16名ほどのダイバー全員いっぺんに潜ると言いだした。
普通のお客さんなら何か理由があるのだなや、安全のためだからしょうがないとなるが、プロの観点からはっきり言ってまったくそこに何らかの有効な理由もないし、むしろ危険性も増すしガイド側のコントロールが難しくなるので自分達の首をしめることにもなる。
ただ楽だし、時間がかからないから一片にみんな潜っちゃえと思っているとしか考えられない。
そして、結果は予想通り最悪なものだった、むしろ予想以上に最悪だった。

最大水深40Mで透明度もここだけ急激に悪く10Mもない、いっせいに無理やりせかされて「Go、Go Go!!!!!」ともうぐちゃぐちゃ、バラバラ。
ガイドは常にタンクを「カンカンカンカ――ン」と鬼のように鳴らし続け、うるさいことこの上無い
かろうじて撮れた写真がこれ、下は鍾乳洞のようになっていて地形がかなりダイナミックなのだが、滞在時間1分もない、透明度最悪、人がうじゃうじゃいる、カンカンうるさすぎるで僕らの憧れブルーホールは一瞬で悪夢と共にに消えていった。
上がって来て、この時取材にきていた月刊ダイバーのカメラマンが発した一言が「うるさかったですねー」タンクの音を聞きにダイビングやってるんじゃないんだよ!
1479647_1608998438_19large.jpg

気を取り直して、ブルーホールから30分ぐらい移動したベリーズバリアリーフ内で二本目を潜る。
ここは透明度が素晴らしく、40M以上はある
太陽の光がダイレクトに入ってきて、海の中にいてもまぶしさを感じるほどだ,ちょっと木陰で休むかのイメージ
1479647_1608998713_142large.jpg

やはり基本的な配色にブルーが多く、こんな彼でもブルーのエキゾチックな模様。
これはこの模様で迷路ができてしまう、人呼んで魚迷路
1479647_1608998250_208large.jpg

せっかく透明度も高く、流れもほとんどなく、太陽の光でキラキラ光る
最高の昼下がりのエンガワでの日向ぼっこ的な優雅なダイビングを楽しみたかったので
出来る限りガイドから離れてダイビングを楽しんだ。
2本目が終わり、近くの島に上陸してランチ。
この島は海鳥が信じられないくらいの数集まるハーレムのようなところがありランチを食べ次のダイビングまでの時間、その一つの場所に数千匹は集まっているであろう場所を間近で眺める。
1479647_1608997563_84large.jpg

ラストダイブも優雅にガイドから離れる。(見えるか見えないかのギリギリラインにはいるし、たどるコースもわかっているし、アイコンタクトもとっているので問題ないのです、良い子は真似しないようにしてください。僕らガイドがけっこう困ります)
ガイドから離れていたおかげでマダラトビエイがこっちに向かってきてくれ、一人で優雅に写真を撮ることができた。
このスマートな形のジェット機かUFO見たいな姿で、それこそ優雅に泳ぐこの姿が素晴らしいです。
実際に見ると大きいもので2M近くになるのでけっこう迫力もあるし、無駄な動きがなく美しいです。
1479647_1608998905_246large.jpg

大物に見とれていると、海底で何かうごめくものを視界にとらえた。
よーく見ると「おーーい僕はここだよ、ここーーー」と呼びかけているようです。
イエローヘッドジョーフィッシュ君なかなかキュートなやつです。
1479647_1608999138_155large.jpg

お目当てのブルーホールよりもその後のポイントの方が数百倍も面白く、またこのツアー全体としてはレベルは高く満足度も高いものなのだが、肝心のサービスがやはり残念すぎる。 どうも釈然としないのでまあいろいろな理由などつけてしまいながら
やはりダイビング後はビールなのだ。
今日はジャマイカのこのダイビングタンクのようなビールをゲットしダイビングの余韻に浸る。
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これでベリーズは終わり明日から最後の目的地メキシコに移動するわけだが
うーーーんベリーズはダイビングといいマヤの遺跡といい、自然といい良い物をたくさん持っているのだが、サービス面や人々のそれに向かう意識がとても残念。
せっかくきれいなのだが、一方でゴミはちらかし放題、掃除はあまりしていない、宿やいろいろな設備は古いままで放置、サービスや礼儀がまったくなっていない。
これでは、一回は世界遺産などありもの珍しさで来るがリピートする人が少ないと思う。
歴史的にもすごく浅い国(新しい国)で独自の文化のようなものはほぼ皆無、もっとも多い民族は奴隷として連れてこられた黒人系、同じく労働者として連れて来られた中華系もいて、寄せ集め集団という感じ。
それでもこんな素晴らしい海があるベリーズにこれから期待していきたいが、まずは人々の意識を変えていかなくてはと思った。
ベリーズで気になったのがこの少年のように、他の中米諸国で屈託のない自然な笑顔を見せてくれていた子供達があまり笑ってくれないこと
子供達の素直で自然な振る舞いはその国の未来、現在、過去を率直に写していると思う。
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正直このままのベリーズでは僕は二度とこの国に来たいとは思わない、
傲慢で怠惰で人まかせな大人達の意識が変わらない限り子供達の笑顔が見られない
今こそ本当の根拠のある自分達のプライドとアイデンティティーを取り戻し、自らの力でみんなが笑顔になれる世界を作って行ってほしい。
独自の文化を持ち自然溢れる、笑顔が素敵な国
また訪れたい魅力溢れる国ベリーズを期待しています。





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Last updated  2012年04月24日 14時11分15秒
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