恋する惑星
1994年(香港)制作。ウォン・カーウァイ監督作。フェイ・ウォン金城武トニー・レオンブリジット・リン刑事223号(金城武)は、雑踏の中で金髪にサングラスの女(ブリジット・リン)とすれちがう。「そのとき、彼女との距離は0.5ミリ・・・57時間後、僕は彼女に恋をした」刑事223号は、エイプリル・フールに失恋し、一ヵ月後の誕生日の前夜に知り合った女性に恋をしようと決めていた。金髪女は、密入国したインド人に麻薬を運ばせる仕事を請け負っている。しかし、彼女は裏切りを知り、尚且つ命を狙われるが、逆に相手を殺して逃げ去る。金髪の女と偶然入ったバーで知り合う刑事223号。二人はホテルに泊るが、女はすぐに眠り込む。翌朝、刑事223号のポケベルが鳴る・・・。刑事223号はレストランで、新入りのウェイトレスのフェイとすれちがう。「そのとき、彼女との距離は0.1ミリ・・・6時間後、彼女は別の男に恋をした」刑事633号(トニー・レオン)は店の常連。彼にはスチュワーデスの恋人がいたが、二人には別れが待っていた。ある日、フェイはスチュワーデスが刑事633号にあてた手紙を店主からことづけられる。手紙には彼の部屋の鍵が入っていた。刑事633号の部屋に忍び込み、彼の部屋を少しずつ自分好みに模様替えしていく。ある日、二人は部屋で鉢合わせをするが、「夢のカリフォルニア」のCDを聞きながら、お互い何事もなく眠りにおちる。二度目に鉢合わせたとき、フェイは逃げてしまう。店を訪れた刑事633号は彼女をデートに誘う。大雨の夜、約束の時間、待ち合わせの店にフェイは来ない。刑事633号に店主がフェイからの手紙を渡す・・・。