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カテゴリ:セブ島
第三回目は、セブの観光スポット、街、乗り物などについてです。
セブは元フィリピンの首都中心都市でした、スペインに330年以上も植民地支配をうけていたのでスペイン時代の色が残っていて、街並みは東南アジアの国々とは異なり どちらかと言うと同じスペインの植民地だった南米諸国の街並みに似ています。 小さな村に行っても教会があり、国民のほぼ90パーセント以上がキリスト教徒 東南アジアでは唯一のキリスト教が国教ですのでこのあたりもフィリピンが独自性をもっているともいえます。 さて、それではセブの観光スポットにでかけてみましょう! 説明はガイドブックをみればわかるのでここでは僕の独自の視点からこれらの観光スポットを紹介いたします。 まず、これから観光地へ行くのにせっかくセブまで来たのだから セブならではの乗り物に乗っていきましょう! まずは、空港がありリゾートがある旅の起点であるマクタン島内の 観光地を周るのには、短距離~中距離はこのトライシクルに乗ってみます。 簡単にいうとバイクの横に江戸時代あたりでいうところの籠をつけた乗り物。 大きさによりますが全部で6人ぐらいは乗れます。 中に二人掛けの座席があり、一人は出口とバイクとの連結部分のでっぱりに座り、 一人は出口との通路に即席の椅子がありそこに座る。 後の二人はバイク部分の運転手が座っている後ろにつめて二人。 荒業でたまにこの写真にもある後ろの荷物を置くかごのようなところにも座る。 また実は出口部分の椅子に座らないでこの写真のように立ち上がり乗ると風を受けて気持ちが良い!ただ危険なので良い子はまねしないでねー このトライシクル見ためよりも乗ってみると意外と心地よく、風をうけてなんだか セブの街に溶け込んだ気にさせられる。 僕のお気に入りです。 次にマクタン島内の短距離~長距離、セブ本島まで行けるものもある、 モルティキャブ 他の東南アジア諸国にもある乗り合いバスですが、その色、デザインが奇抜で 同じものはないくらい街中様々な色、奇抜なデザインのものが走っています。 これの大きなものが有名なジプ二―でセブでは主にセブ本島に多く、長距離を走っているものが多いです。 手をあげればどこでもとまってくれ、降ろして―といえばどこでも降ろしてくれます。 料金を払うシステムがおもしろくてフィリピン的だなーと感心させられるのですが、 「お願いしまーす」といいながら 隣の人から隣の人へと手渡しで渡し、ドライバーへ渡っていきます。 いちようドライバーも料金をたしかめますが、 誰が払ったかわからなかったり、払っていない人も中にはいると思うのに そこは適当 乗客を信用しているからこそできるわざだと思います。 個人主義が強いタイでは車をとめてドライバーが徴収に来るのでフィリピンっていいなーとタイに住んでいる時は思いました。 向かいの人がさりげなく「ここで降りるんでしょ?」と教えてくれ車を止めてくれたり、ちょっと話して仲良くなった人が「楽しかったから、料金は僕が払っておいたよ」とさりげなく自分が降りる時に言ったり。 このモルティキャブ、ジプ二―はまさに人と人の助け合い フィリピン人の愛情がつまったラブワゴン、乗るたびに温かい気持ちにさせてもらえます。 さて、目的地に着きました。 まずは、マクタン島内の観光スポット マゼラン上陸記念碑とラプラプ像です。 この二つはまったく正反対の意味合いがありますが、 世界で一番最初に世界一周を成し遂げたマゼランは実はここマクタン島の酋長ラプラプとの戦いで命を失っているのです。 えーー、教科書に載っている偉大なマゼランが殺されたの―、ラプラプは悪い奴なんだねーと思われるかもしれませんが、それは何と言いますか見かたの違いと言いますか、 マクタン島やフィリピン側からするとマゼランはただ世界一周をしている良い人ではなく、 同時にその土地を侵略し、キリスト教を布教(半ば強引に)する悪い人だったので セブ本島もやられ、そのことを聞いていたマクタン島の酋長ラプラプは、待ち伏せし 見事侵略者を打ち取ったのです。 フィリピンではこのラプラプは英雄になっています。 (その時の闘いが絵巻になっています) では、誰が世界一周をしたのか? いろいろな説がありますが、実は通訳として連れてこられたフィリピン人(セブ出身)がいて、フィリピンに着いた地点で彼が世界で一番最初に世界一周をしたという説があります。 世界で最初に世界一周を成し遂げたのはマゼランではなくフィリピン人しかもセブの人だったのです! 次に向かうのはセブ本島、こちらはラプラプとの戦いがある前にマゼランが上陸していますので、マゼランが持ってきた十字架、マゼランクロスが観光スポットになっています。 以前はむき出しの十字架があったようですが、みんながそれを削って持って行ってしまうので今ではカバーがつけられています。 そのマゼランクロスのすぐ近くにあるのが、スペイン時代のカトリック教会 サントニーニョ教会です。 フィリピンでもサントニーニョ(幼いイエスキリスト)を信仰していて、ここの教会のサントニーニョの像はフィリピン最古のものでマゼランが持ってきたもののようです。 中に入ると壮大な独特な雰囲気があります。 普段はおちゃらけて陽気なフィリピン人ですが、教会に入るとガラリと人が変わり みんなビックリするくらい熱心に祈っています。 信仰心の高さ、何かを真に祈るという姿は決まった宗教がない日本ではほぼみられない光景なので、僕は教会が一番カルチャーショックを感じられる場所ではないかと思います。 お次は、スペイン時代の要塞 サンペドロ要塞です。 日本軍の占領下時代捕虜収容所としても使われていたようですが、 今では周りは公園として、要塞跡内はフィリピン人のデートコースの一つ そして、みんなここで記念写真を撮っているのをよくみかけます。 観光客よりも地元の人をよく見かける日もあり、ものものしいスペイン時代の要塞や 日本時代の捕虜収容所は今ではちょっとおしゃれでレトロなデートスポット、お出かけスポットになっています。 このあたりもフィリピン人のたくましさというか、どんなに占領され国がめちゃめちゃにされてもしたたかにたくましく生きていく、真の明るさをあらわしている?のかなと思います。 そして、最後のスポットはセブの高級住宅街ビバリーヒルズを抜けて 突き進むとちょっと異様な建物が見えます。 教会やスペイン風の建物を見なれていると、なんか懐かしいアジアだなーという感じがします。 なんでこんなところに?と場違いな感じもしますが、 高台にあるので眺望が良くセブの街並みが美しく目の前に広がっています。 ここは道教(タオイズム、タオイスト)寺院 中国三大宗教の一つ。 どうやってできたかはいまだ不明であるらしいが、老子の思想からきているらしく(あいまいなところが道教っぽい)、他の仏教、儒教と補完し 合って共存していくことが思想だそうだ、食べ物の制限もなくいろいろなものを食べることで均衡がとれ、長生きをするという考え。なかなかゆるくていい宗教だ 仙人となることが究極の理想らしく。 僕が勉強したところによると、あるがままを受け入れる、決してあせらない、 なるようにしかならないのでそれを自然の流れのように受け流す、がんばるということをしない。(無理をしない) がキーポイントだった。 ちなみに僕の弟の名前はタオ(太生)この道教の思想からきています。 他の仏教寺院などとは少し異なりなかなかおもしろい寺院、ちょっとカラフル過ぎるのが 気になるが、宇宙まで視野にいれた不思議な宗教道教を感じるのには良いかと思います。 セブの観光スポットへの旅お楽しみいただけたでしょうか? この他、隠れたスポットや現地の方に人気のスポットなどまだいろいろございますので お楽しみは現地でお会いしましょう! ここで紹介したものも含めて僕がいろいろご案内いたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.16 09:55:19
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