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カテゴリ:セブ島
「ねえ見て、ここ、ここ僕はここにいるよ」
耳を澄ませば、そんな小さな小さな囁きが聞こえてくる。 実は見えていないだけで、(見ていないともいえる) 目の前には素晴らしく魅力的な世界が存在している。 どうしても、大きいものやダイナミックな景色ばかりに気を取られ てしまうが、近くよりは遠くの異国情緒を求めてしまうが 是非遠くに行く前に、もう一度自分の足元をじっくり楽しんでみて。 自分の足元には無数の名もない宝石が埋まっている、 小さくけなげな名前も知らないが、どこかほっとさせられる美しい花々が咲いている。 旅先で毎日のように朝食べに行っていた屋台のオバちゃんの笑顔が忘れられない、 何の変哲もない小さな町で、夕方にモスクからもれてくるコーランの響きが、耳に残っている。 ダイビングもまたそのような小さな出会いが嬉しい。 自分でみつけることができれば、それはそれは嬉しい。 サンゴにあいた小さな穴を覗いてごらん カイメンの中をのぞいてごらん。 白い砂地に目を凝らしてごらん。 海藻の間をのぞいてごらん。 この世界は驚きに満ちている。 ごく身近なところから、自分の足元から 気が付かずにふと見過ごしてしまう感動的な情景 小さな生き物たちのたくましさ、ふっと肩の力が抜け、目を細めてしまう日常。 手に入れようと思えば何でも手に入る時代に 遠くに行こうと思えばいくらでも遠くに行け、どんな景色にでも出会うことが できるかもしれない、それも良いのかもしれない 足るを知る者は富むという言葉があるが 身近なところから楽しみをみつけられる人は豊かなのだと思う。 目の前の小さな花にも感動できる人は幸せだと思う。 目の前の何気ないものから小さな幸せをみつけられる人は エコなのかもしれない。 何かが足りない、これも欲しいあれも欲しいと彷徨い歩き、結局は 何もみつけられない人はエゴなのかもしれない。 ダイビングと旅行中はもっとわかりやすい世界の縮小図 楽しみは自分でみつける、みつからないのは自分が楽しみを持っていない。 ほら!ありとあらゆるところに面白さは隠れているし、 驚きは満ちているよ。 何も頭で考える必要はないよ ただあるがままを受け入れ、流れに身をまかせ、世界の動きに身をゆだね クラゲのようにただ漂ってみるとみえてくる。 まさに自然体、になると見えてくるもの 目の前に、求める世界は広がっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.07.06 11:46:26
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