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ドゥマゲテ(ドマゲッティ)の海を潜る、自然を堪能する、楽しく暮らす

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2010.10.18
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カテゴリ:セブ島
セブ4つの魅力最終回はセブの人についてです。
ここではあまり参考にはならないかもしれませんが、僕自身とセブの人々との
関わりを通してセブの人々の素晴らしさ、是非旅行で行ったら少しでも彼らと
接していただき、何か感じていただけたらと思います。

僕自身旅に出る時のテーマとして一番に考えるのが人とのつながりです。
その場所にはどんな人が暮らしているのか、その現地の人とどうかかわれるのか、
歴史、文化、言葉、生活様式、食べてるものも含めて同じ人間がその土地でどう生きているかというのに興味があります。
ただ難しい人類学とか考古学とかそういうことではなく、できるだけ一旅行者や
外国人という特別な存在ではなく、一人の人間としてその土地の人々の素顔がみたくて、
素顔のつきあいがしたくて世界を周っています。

セブの人々と僕との付き合いはすりたての墨汁よりも濃いもので、くされ縁といいますか
忘れ難いものがあります。
高校を卒業したての僕はフィリピン政府公認のセブのダイビング専門学校に
通うためセブに一人で暮らすことになりました。
初めての海外暮らし、初めての一人暮らしで戸惑うこともありましたが、住まいのアパートがあった村の人たちが本当によくしてくれて何の不安もなく楽しい日々が過ごせました。
何でそんなによくしてくれるかわからないくらいみんなよくしてくれ、
朝御飯食べたのー?と食べなさいと毎朝向かいの家の人が朝ご飯を届けてくれたり。

風邪をひいたりしたら、どこから話を聞いてきたのか、大勢の人が家にやってきて薬や食べ物を届けてくれたり、風邪にいいからとマッサージをしてくれた時もありました。
自分の子供、家族のように親身になって何の見返りもなく接してくれる人々には本当に感謝しています、が当時はそれが当たり前だと思っていたところがあり、感謝の言葉
恩返しが全然できていないということを悔いていて、何とか自分なりの形で
恩をこれから返していけたらと思っています。

大きな意味での家族(ファミリー)、助け合いというのをいろいろ教えてもらいました。
困っている人がいたら自分もそれなりに困っているし、自分の食べるものもろくにないのにその少ない自分の分もかまわずその人にわけてあげること、そういうことが自分の中から自然にできてしまう人々に驚きました。
御飯を食べていたり、お酒を飲んでいる席にふらりと通りかかると
全然知らない人でも食べて行きなさいとか飲んでいきなさいと
声を掛け合うのが当たり前のようで、
僕はよくそれを鵜呑みにして、ごちそうになっていたのですが、それでもまったく
嫌な顔一つせずにごちそうしてもてなしてくれました。

飾らない関係、損得のない無償の愛情というのも学びました。
フィリピンの人も同じアジア人ですので、一見フレンドリーですが実はシャイで
いろいろな国に侵略されてきたので本当に信用してくれたり、素顔をみせてくれることが
実はすごく難しくて、18歳の時から毎日のようにお邪魔していた家族があったのですが、
真に溶け込めたのは2年ぐらいたった後で
その家族のお母さんが言ってくれたことが今でも残っています。
いつもなんだかんだ言ってごちそうになってしまうし、よくしてくれるので、してくれたことに対してありがとうという言葉は忘れないようにしていたのですが、
ある日ありがとうと言ったら彼女が「ありがとうと言わないでくれ、恥ずかしくなってしまう、同じ家族なんだから、ありがとうは使わないで欲しい、そんなみずくさいことは抜きにしよう」と言ってくれ、すごく心が温かくなりました。

素顔と素顔でぶつかり合う関係、人間と人間の真の泥臭い付き合い
セブでの生活は毎日が喜怒哀楽が激しく入り乱れた日々でした。
セブや東南アジア、インドなどに行かれた方は経験がおありだと思いますが、
観光地には観光客をひっかけてぼったり、それを商売にしている人がたくさんいます。
僕も本当によく戦いました、時には殴り合いのけんかになったこともありましたが、
彼らも家族を守るべくそれをしているし、生活がかかっているのを腹をわって面と向かって話してわかったこともありました。

人と人が泥臭く不器用に素顔を見せあい時にはぶつかり合いまた笑顔で肩を組む
みんな必死に生きてるんだな―と
何だかお互いが飾りあって素顔を見せない日本での人間関係は息がつまり
不況という言葉に踊らされ生きることをないがしろにしてしまうのは
不自然だと感じてしまう。

日本よりもずっとずっと貧しく、国に対する希望もない、保障も、貯金もない
だけどセブの人々は毎日明るく元気に人生を楽しんでいる。
どちらが豊、幸せといえるだろうか?僕は日本や海外を行き来し
いや、そんなことはないんじゃないかなと思いたい気持ちもあったが、
今でも疑問に思う。
今を楽しく精一杯生きる、明日は明日になったら考える
ましてや老後のことなんてそうなったらで十分。
僕は東京で電車に乗っている
子供たちを見ていると、

小さな子供たちの笑顔や表情すらまったく違ってみえてしまう
子供は大人達の姿をすごく見ていると思う。

今ある時間を精一杯楽しもうとする人々、
明日にそなえていつかわからない将来に向けて蓄えをする人々、
音楽がかかると、周りにいる人々を楽しませようと
自分自身も楽しもうと自ら進んで前に出、身体を動かす
3歳の子供達

僕はセブに行っていつも思う、何がいったい幸せなのか?
豊かさとは何なのか?
彼女らは彼女らなりに胸をはって今を生きている。
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おもいっきり笑ったり、おもいっきり泣いたり
おもいっきり怒ったり
そんな素顔な人々に出会うと僕は自然と肩の力がすっと抜けて
自然に体が軽くなる。
表情が緩み身体もゆるみ、何故だか不思議な力が出てくる。
素顔の自分に立ち戻り、真のリラックスを得る
そんな活力をもらえるところセブ。
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最終更新日  2010.10.18 15:53:45
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