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2011.05.20
カテゴリ：セブ島
久しぶりの船旅。決して豪華なプールやレストラン付きの豪華な船を想像してはいけない。
地元の人の地元の人によるジッモッティ―な船旅。 乱雑に二段ベットがずらーーーと並びそこに腰けたり寝るもよし、船というより巨大なフェリーは人間が泳ぐのよりも遅いのでは？と思うほどのゆっくりしたスピードで走る。 生活臭丸出しな、外の海を眺めるのもおつだが、周りの人々を眺めていても楽しい生活船。 セブから南に下って行くので、僕にはけっこう見慣れた風景、でもやっぱりフィリピンの海はきれいだなーとしばらく見とれてしまう。 目的地は黒魔術師の島シキホール 淡路島を少し小さくしたくらいの島だが、なかなかセブにいても知名度が高い。 ただ、良いうわさは聞かなく、「シキホールの女には気をつけろ、呪い殺されるぞ」 とか「あそこはお化けがいるから気をつけて」とか、「行くと帰ってこれないよ」とか 昔からよく言われていた。 ダイビングで有名でこの周辺のポイントはほぼ潜っているが、ここだけはまだ行ったことがなかった。 シキホールでの目的は日本人が経営しているリゾート兼ダイビングショップをみること。  何故なら僕もフィリピンで小さなリゾートを建てるという目標を抱いているからだ。 今回幸運にもオーナーのご好意で、併設しているダイビングショップのスタッフにダイビングを教えたらという交換条件でリゾートに無料で宿泊でき、食事等すべて無料で良いとの返答をいただけたので セブに到着してすぐに船に乗り込んだというわけだ。 もちろん、このシキホールがあるセブの南のエリアは世界屈指のダイビングスポットが点在しているところなので、そこを潜らないわけがないしかも無料とは何とも嬉しい話だ。 あせる気持ちをあざ笑うかのように、船はゆっくりゆっくり進む。 昼の１時に出発した船は夜の２１時ごろやっと港に到着した。 距離的にはそんなに離れていないのだが、やはり船が遅すぎる、まあ６００円だったので 文句は言えないが。 リゾートに着いたが、周りが真っ暗すぎて目の前のビーチするよくわからない。 レストランはすでに終わってしまっていたが、到着に合わせてまだ人が残っていてくれたらしく、朝からほとんど何も食べていないのですごく助かった。 みんな恐る恐る英語や片言の日本語で話しかけてくるが、現地語のヴィザヤ語を僕が話すことがわかると急に表情が変わり、一気に次から次へと質問が飛んでくる。 みんな若いなーと思ったがそれもそのはず、１６歳や１７歳の女の子達、アシスタントマネージャーも２２歳、なんだか一気に玉手箱をあけておじいさんになってしまったような 気分だった。 翌朝、昨日の晩と同じレストラン（レストランは一つだけ）で朝食を食べてはじめて、 下がきれいなビーチで海が眼下に広がっているのだというのがわかった。 目の前に広がるきれいな海を眺めながらの朝食は格別においしかった。  リゾートはこじんまりとしているが、テニスコートもあり、インターネットも無料でできる。 必要最低限のものはそろっているし、掃除も行き届いている。  すぐ目の前にきれいな海が広がり、白砂のきれいなビーチもある、風もすがすがしく 緑豊かで様々な鳥達がその美声を競っているように美しいＢＧＭを奏でてくれる。 それ以上に何が必要であるか。  ゆっくりとリゾートの敷地内やビーチを歩き、リゾートのスタッフと言葉をかわす。 どうやら話しが伝わっていなかったのか、僕がダイビングを教えることになっているスタッフが船で１時間ぐらいの街に出てしまい３日間帰ってこないという。 僕もあと３日しかいられないので、困ってしまった。 何とか彼には気の毒だが、戻ってきてもらうことになり、昼前ぐらいには戻ってくるという。 それにしても時間がゆっくりと流れている。 僕がダイビングを教えることになっているスタッフ、マイケルが戻ってくるまでの 時間があいてしまったので、目の前の海で良いので潜らせてもらえないかと頼むと もちろんだという答えが返ってきた。 車で行く他のポイントよりは劣るけど良いかとのことで、リゾートの目の前の海でいざダイビング！ 確かに、何の制限もされていなくダイナマイト漁や船のアンカーの跡でサンゴが破壊されているところも目立ったが、透明度はわりと高く、ブルーが濃い  やはり、さすが世界で一番生物層が豊富で種類が多い地域の中でもさらに屈指のポイント 生物の種類、数がハンパじゃない！ シキホールでの初ダイブは、僕の初マイ水中カメラ使用記念もあってなかなか面白いものだった。  午後マイケルが帰ってきて、インストラクターになりたいという彼に まず一通りのベイシックなスキルと彼がどのくらいダイビングができるのかのチェックダイビングに出かけた。 一通りのことは教えればできるし、センスも良いと思うので実践を想定しながら明日以降いろいろ教えていこうということになった。 たまにダイビングのことで、ディスカッションする時などは真剣に聞いて、「はい、先生」とまじめな彼だが、それ以外は、２１歳のフィリピン人の男の子。 みんなのムードメーカーで、やんちゃで底抜けに明るい。 お祭りが近いので近くの街でライブバンドをやっているので、みんなで行こうということになり、バイクのけつに乗りみんなでお出かけ。 さすがはエンターテイメント王国フィリピン。 バスケットボールコートにミラーボールや超大型スピーカーを設置した野外ディスコや、 仮設ステージでバンドの演奏などがやり、島中の人達が集まる。 昼間はダイビングをやり、リゾートでのんびり優雅に過ごし、夜は超フィリピンな感じで カオスの中酒を飲みながら陽気にワイワイ過ごす。 最高なフィリピンな一日の過ごし方。 海も陸も次何が起こるかわからない、何がでるかのワクワク感にあふれていて、 決して期待を裏切らない、やっぱりフィリピンはよいものだ。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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