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ドゥマゲテ(ドマゲッティ)の海を潜る、自然を堪能する、楽しく暮らす

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2011.10.19
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カテゴリ:セブ島
今日は朝から英語がグルグル頭の中を周る。

しかし、今日のお客様はフランス人しかも12歳の男の子。

当然英語がわかるわけではなく、両親に通訳してもらっての体験ダイビング

リゾートは日本人経営、オーナー夫妻とは日本語、周りのスタッフとはヴィサヤ語

ほぼ白人のお客さんとは英語、少しでも安心してもらえるように昔親が勉強していたフランス語を横で聞いていていくつかは覚えたので使ってみるがあまり通じない。

エステファン君12歳、少し緊張した面持ちで朝食をフランス流にかなりゆっくりと食べている、まだ幼い印象が残っていておっとりとした優しいどちらかと言ったら草食系男子な印象。(まだ12歳だからそれもそうか)

 

朝食を食べ終わり、ボートに乗ってポイントまで向かう。

両親はライセンスを持っているので二人は別にダイビングしてしまう

さすがフランス人なかなかの個人主義、下の男の子ニールス君10歳はスノーケルをして遊ぶ。

英語のブリーフィングを無事終え(意外と英語で説明した方が簡潔に言い切れるので簡単だった。)いざ海へ

だいたいこのぐらいの年齢の子はものすごい恐怖感やトラウマがなければすごくうまい、

大人みたいに余計に頭でいろいろ考えたり、陸上世界とは違う海という自然の中に入っていくのをある意味あきらめ、受け入れる、自然にまかすことが子供達は素直にできる。

僕が説明したこと、言われたことを驚くべき素直さでやってくれ

彼は彼なりにダイビングをすごく楽しんでくれた。

1479647_1343160135_210large.jpg 

おとなしいのであまりはしゃいだり、両親にすごく話すわけではないが

その姿を見たり、何かが彼の中で変化したのを両親が感じ取り、弟が感じ取ったのだろう

かなりみんなが満足してくれたよう。

 

男兄弟というのはえてしてこういう傾向があるが(僕自身男二人兄弟の長男なので)

弟はどちらかというとやんちゃで活発、外国人の僕らにも言葉は話せないが

表情や笑顔でコミュニケーションをとってくるし、周りの環境をより受け入れそれを楽しんでいる。

弟のニールスが兄のダイビングをやっているところや終わった後の話しや表情を見て、

僕もやりたい!と言いだした。

10歳かーー、体も背も日本人に比べてもけっして大きいとは言えないなどなど考えていると、お母さんがすかさず、「彼は泳ぎも得意だし、スノーケルでフィンやマスクも使っているし大丈夫です」と言ってくる。

さすがだな、日本人の親だったら危ないからやめようとか、いろいろあることないこと心配するのだが、本人がやりたいというのならやらせる。

その両親の心意気に打たれ、やってみることにした。

恐怖感や自然に対する抵抗というものが、お兄ちゃんと比べても少ないので

すんなり海に入れ、また意外と僕の言うことをきちんと聞いてくれる

この余裕さ!お兄ちゃんはOKサインだったが、弟はピース

二人の性格がもろにあらわれている。

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二人とも驚くべき従順さで僕にピッタリとついてきてくれ、後ろを振り向くと

しっかりと僕をみてアイコンタクトを合わせてくれる。

この驚くべき素直さ、子供でフランス人だが海の中で3人が海の世界、同じ世界を共有している感が長年こういう仕事をしている僕にとってもすごく気持ちがよく

思わず二人にも海の世界にもありがとうと言いたくなる。

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長かったけど充実した一日が終わった!よく働いたと思っていると、、、、

フランス人両親に呼ばれる、なんだなんだ?

明日もダイビングしたい、4人で! お勧めの場所はありますか?

おーーー、結局片道2時間のバリカサグ島へ

朝行きしなイルカが見れるというので6時前出発。眠い、これはもう完全に仕事ではないか。 眠いと顔によく表れてしまうのか、お母さんに何回か大丈夫?

眠い?と聞かれた。 すんません眠いんです。

 

朝の澄んだ空気、やっと太陽が出るころの南国はさすがに少し冷っとし、船に乗っているからなおさら風を受けて寒い。

マイケルやサルディー、ボートマン達とくっつきながら、うつらうつらして

イルカはまだかなーと夢の中でも探していたら

本当に現れた!

しかもすごい数、そして近い!!

どんどん近づいていけ、また向こうからも近付いてきて、しまいには船の真下

手を伸ばせば触れられる距離まで何回も来てくれる。

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必死にシャッターを切るが、オリンパスさんには悪いが、ワンテンポ遅れてシャッターがきれるから毎回、イルカが跳ねたタイミングもしくは、その少し前の瞬間から撮ってるのに、撮れているのは跳ねた後の水しぶき!

そしてかなり近いのに写真だとどうしても遠くに見えてしまう、悔しい

この感動をもっとリアルに伝えたい!!

世界中でいろいろイルカを見たがここまで近づけてずっといてくれて、しかも数も多いのははじめてだ。

 

このまま飛び込んでイルカと一緒に泳ぎたい気持ちをおさえつつ(寒いから躊躇したのもるが)、必死に一歩遅れるおしい!写真を撮りまくる

はしゃぎ周る子供達、同じく必死に写真を撮るお父さん

何でイルカはあんなに人を声が出るほど興奮させ、笑顔にさせ、幸せな気持ちにさせてくれるのか?その愛らしい姿もあるが、テレパシーのようなものをアルファー波のようなものを人間や周りの環境に送っているのではないかとすら思う。

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数年ぶりのバリカサグの海は、正直体験ダイビングにはもったいないぐらいきれいだった。

体験ダイビングなので水深がそこまで深くは行けないので、バリカサグのメインコースや

あまりサンゴがすごいところにも近づけないが(浮力が取れないので珊瑚を壊してしまう)

ウミガメが1ダイブ5匹は見れて竜宮城のような素晴らしい世界を堪能していただけたのかなと思う。

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残念ながらフランス語で話している家族の会話はまったく理解できないが、

この家族にとっての素晴らしい思い出になってくれたことを願う。

 

シキホールに帰ってきて、母親から

「とても感謝しています。あなたは落ち着いていて禅の境地のような静かさがあるので

安心して子供達をまかせることができました。ありがとう」という言葉をいただいた。

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世界はつながっている、通じ合うことができる

海の中の世界の感じ方、楽しみ方は人それぞれ違うけど、一つの世界を共有して

それぞれが素晴らしい体験をする、思い出を作る

その時を、今しかないこの時を一緒に共有できるというのは何て素晴らしいことなのか。

あのイルカ達は今日も楽しそうに飛び跳ね遊んでいるのかな

あのウミガメ達は今日も眠そうに珊瑚の中に首をつっこんだり、優雅に海の世界を

鳥のようにはばたきながら泳いでいるのかな

そこにはそこの時が流れ、今日もその時を通して世界はつながっている

今のこの瞬間もそこではイルカが遊び、カメが泳いでいる

耳を澄ませば波の音が聞こえる。






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最終更新日  2011.10.19 12:00:48
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