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カテゴリ:セブ島
天気は回復に向かい、その後は予定していたポイントに行けた。
まずは、今回一番行きたかったパミラカン島そしてセルベルショールへ、 パミラカンは正直ちょっと期待はずれ、豪快なドロップオフや地形、珍しい生物がたまに出て来るというが、豪快なドロップオフも地形もセブ近辺でも見られるし、ほぼ二本とも同じポイントに潜ったので、バリエーションが欲しかった、、、、。 スケジュールの関係もあるだろうが、お客さんは僕の親と僕の二人だけ、予定があるわけではないし、何のスケジュールが必要なのだろうか? ダイビング時間はだいたいきっちり40分で終わりにしてしまうし、水面で休む時間も短い、単にケチなのとスタッフが早く帰りたいからとしか思えない。 2本目のダイビングを終え、ボートに上がってきて寒いのが落ち着く暇もなくすぐ次へ移動。 海が少し荒れてきて波が立ち水しぶきをバンバン浴びる。けっこう寒い! ポイントは島など周りに何もないところにいきなりある隠れ根。 ボートマンが下手くそでなかなかボートが安定できない。 そして、いろんな意味で恐怖のランチタイム。 けっこう揺れているボートの上でランチ。 しかもランチが、フィリピンの甘いスパゲッティーにフライドチキンがボンと 一つのっているだけ、なんちゅうランチボックスだ、センスのかけらもないと親がつぶやく。 おそらくこの揺れで、僕らはボートに慣れているし船酔いしないから大丈夫だが、たいがいの人は気持ち悪くなると思う。 何故さっきのパミラカン島の島影でランチタイムにしなかったのか? すべてにおいて意味がわからない。 まだ体が温まっていないし、なかなか不快度数が高い状態で3本目にでかける。 しかし、海の中は素晴らしかった! ここのポイントは別名スネークアイランド。 名前通りウミヘビが何故だか気持ち悪いくらいいる、そしてなかなかでかい! コブラの7倍以上の毒があると言われているが 向こうから襲ってくることはまずないし、頭が小さいのであまり噛めないというが やっぱりいると注意しないわけにはいかない。 ここのポイント他の島と離れているし、そこまでダイバーが潜らないらしいので、 なかなか面白い生物が多く、今まで見慣れていた光景を見ていた僕には新たな発見が多くすごく面白い。 アゴハタもはじめて見た。 アゴに突起物があるからアゴハタなのか?何とも安易な名前の付け方。 ユニークな突起と、それとは対照的に模様がなかなか美しくでも顔がこわい。 このスズメダイの仲間も見たことがない。 そう思っていると向こうもこんなやつ見たことないと思ったのか? 思いっきりがん見された。 もう一つ見たことがないスズメダイ君。今度は何か話しかけてくれているようだが、 当然海の中では何を言われているのかわからない。 うーーんドラエモ---ン うん?何だ何だ? 鼻にティッシュでもつめて俺をおちょくっているのか? と思ったら違った、なかなかヒョウキンなやつだ そしてなかなか愛想がよくフレンドリー いやーここのポイントはかなり夢中になった。 やはり、海にはまだまだ未知の生物が多く、新しい発見をすると人間ワクワクしてきて 寒さも時間も忘れて夢中になる。 まさに夢の中と書いて夢中だよなー 最後が良かったので気分もよくホテルへ戻る。 このまま気分が良いままにしたいし、おいしいものが食べたいので 今日もあのイタリアンに!やっぱりいいよここは。 翌日、最終日はバリカサグ島へ再び。 今度は近く、体験ダイビングではないので自由に潜れる。 バラク-ダの大群はシキホールで見たので、ギンガメアジの大群狙い。 ギンガメの大群をイメージしながらいざバリカサグへ! 一本目ははずしたが、ウミガメちゃんと何度も遭遇した。 いろいろなアングルで撮ると面白く、お気に入りはシルエット 何故だか一つのイソギンチャクに、トウアカクマノミとミツボシクロスズメダイがぐちゃーーと群れている、ここだけ異常に人口密度が多い。 二本目。 今度こそ狙うはギンガメの群れ!! 入ってからしばらくして第六感が働き、もしかしたらこっちにいるかもと ガイドから離れて行く、あれ?はぐれギンガメを発見。 これはもしや!! この先に群れがいる気がする。 相変わらずお客さんは僕ら二人だし、これだけ離れているのだからガイドも気づいているだろうと思い。自分の感にまかせてその先に突っ込んで行くと、、、、、 やっぱりいましたギンガメの群れ!!! いやーーー圧巻!!ギンガメの群れを一人占め、めちゃくちゃ写真撮りまくっていると 何を血迷ったか、どこからかウミガメちゃんが現れ。群れに突っ込んで行く!! 狂喜乱舞の世界。この興奮!!何が何だかわからんカオスの世界。 カメはその何だかわからない興奮に引き込まれていったのか、はたまた 自然とやりたくなってしまうこの群れをけちらしたいという衝動!わかるわかる!! 僕も同じようにつっこんでいきながらシャッターをきる! この興奮がたまらない!ぶつかるーーー カメと一緒にしらばく遊ぶ。 まさにギンガメトルネード!!だが写真でこれをどううまく表現して良いかが難しい。 何せすごい数だし、写真におさまりきらない!! こんなんで伝わるでしょうか? また最近自分の中でのはやりシルエットも撮ってみた。 うーんなかなかいいんじゃない? よく見るとみんなおとぼけ顔、みんな何を考えているのか全然表情がよめない 何でこんなに君たちは集まるのだ? 10分以上は夢中で撮っていたのだろうか? 流れの先にいたので後から絶対、ガイドとうちの親は合流するとにらんでいたので、 しらばくして案の上こっちにひょうひょうと来て、あーギンガメの群れだ-とかやっている。 遅いぞお前ら 昼食は昨日のフライドチキン乗せ甘いコテコテスパゲッティーはもうこりごりなので、 無理を言ってバリカサグに上陸して自費で民家のおばちゃん達が共同でやっている 海の家?風の掘っ立て小屋食堂でエビや魚をオーダー、おばちゃん達が自分の家に持って行き料理して出してくれる。 やっぱり揺れなく強い風が直に当たらない陸上で食べる方が落ち着いて食べれるし、その場で調理して暖かいままの御飯はおいしい。 御飯も大事な旅行の目的の一つ。特にダイビング後はすごくお腹がすいているのでこれをおろそかにするか、おいしいものを食べるかでは大きな違いがあると思うのだが、 ボートマンは陸に上がってきて、そのあたりで御飯を食べているが、 意地?にも船上でコテコテスパゲッティーを食べる日本人ガイドはどう思っているのか? 3本目は透明度があまりよくなく(それでも20Mはある)にごりが少し入っているので 景色が素晴らしいポイントだったのだが、納得できる写真が撮ることができなく 最後のゆったりとしたダイビングを楽しんだ。 いやー今回もよく遊んだねーという母。 最後の晩餐はやはり例のイタリアン。 昨日から僕らのことを気にかけてくれて必ず食事が終わると食後酒のグラッパやレモンチェロをごちそうしてくれる。満面の笑みと共に。 オーナーと熱い握手をかわし、ボホール最後の晩餐は終わった。 一見厳しそうでキッチンを飛び回り指示を出す彼だが、厨房を離れホールに来ると一人一人のお客さんにフレンドリーに接し、その笑顔は驚くべきほど人懐っこく、可愛らしい笑顔。彼の厳しさと優しさ自信が顔ににじみ出ている。 ボホール島に来た一番の収穫は実はここだったかもしれない。 うちの母もパン職人、自分でピザを焼いたりもする、自分のお店を出したい彼女も何か思ったことがあったようですごく関心していた。 僕も言ってみればダイビング職人、人を癒す、癒し職人。 どんなジャンルだろうが、みんな一生懸命自分のやるべきこと、使命のようなものをいろいろ考え試行錯誤している。 自分自身のキャラを存分に発揮し、自分のやるべきことをやっている人はやはり輝いている そういった人達からは本当に学ぶべきことが多い。 お互い感じたことを話し合い、大いに遊び、大いに食べ、飲む。 母も真剣に自分のやるべきことを探求し続けている人なので、おのずといろいろなところに目がいき、時として厳しい評価を下す。 食べること、飲むこと、遊ぶことすべてにその都度真剣なのだ。 今回は海はよかったが、サービス等すべてにおいて残念なダイビングリゾート、ショップだったので、コーディネーターとしては失格かもしれない。 ダメだったら勇気を持ってショップを変えたり、ホテルを変えたりするべきだったと思う。 同じ職業なので、かわいそうかなとか思ってしまったのだが、やはりひどかったら勇気を持って変えるべきだったそれが相手にとっても結局は良いなのだと思う。 ガイド一つとってもまったく違うし、もちろんホテルの居心地、全体のサービス食事、システム等々すべてをやるダイビングリゾートの難しさを悪い例で学べたと思う。 お客さんの立場で学べたという面では本当に勉強になったと思う。 これを教訓にみんなの楽園を完成させていきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.11.04 12:14:45
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