派遣250日目:ビリヤード、BINGO
エチオピアに来て初めてビリヤードをやった。料金は1ゲーム、4ブル(=約50円=生ビール1杯)とちょっと高め。負けた方が払う。メケレには意外とビリヤードの台がいっぱいあって、大勢の人が台に群がっている光景を良く目にする。但しやっているのは普通のビリヤードではなく、玉を手で転がすエチオピアンスタイル。キューは使わない。ルールは良く分からないが四つ玉のようなイメージ。普通のキューを使うビリヤードができるところがないか、その辺のエチオピア人に聞いてみたら、幾つか店を案内してくれた。今まで意識してなかったので気付かなかったが、探せばもっとありそうだ。店には台は1つしかないが、その周りに大勢の人が群がっていた。みんな順番待ちなのかなと思ったが、どうやら大半は見ているだけのようだ。いつ順番が回ってくるのかなと思って見ていたら、すぐにやらせてもらえた。9ボールよりも8ボールの方が主流のようで、8ボールをやった。結果は惜しくも負けてしまったが、久しぶりにキューを握れて楽しかった。試合後、対戦した相手が、ビンゴをやりに行こう、と言って来た。始めはビリヤードのゲームの一種か、店の名前かと思ったが、どうやら数字を並べるあのビンゴのことらしい。そんなものがメケレにあるのかと半信半疑彼についていったら、本当にビンゴの会場があった。会場には大勢の人がびっしりと詰まっていて、「BINGO」の文字と数字が並べられた大きな電光掲示板があった。1枚2ブルのビンゴのプレートを購入しゲームに参加する。ゲームは5,6回行われ、各ゲーム一番最初に揃った者が賞金を受け取る事ができる。条件と賞金は各ゲームで変わり、だんだんと難しくなっていく。賞金もだんだんと増え、最初は50ブルから始まり、最後は1200ブルとかなり高額になる。ちなみに最後のゲームの条件は全ての数字が揃う事。1枚2ブルで元が取れるのか不思議に思ったが、彼曰く、会場には500人以上の人が居て、1人2,3枚のプレートを購入するので、主催者は十分儲かるそうだ。毎日違う会場で行われているという事だが、半年間住んでいて、全然気がつかなかった。私もやってみたが、数字がティグレ語で読み上げられるので外国人には難しい。電光掲示板に表示される数字を頼りになんとか数字を探すが、タイムラグがあるし、数が増えてくるとだんだん混乱してくる。でも集中して聞くのでティグレ語の勉強(数字だけだが)にはかなり良いだろう。