青年海外協力隊とエチオピア

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• 派遣228日目：マザーテレサ音楽祭

  前回の８月の隊員総会と時と同様、今回もマザーテレサ音楽祭が行われた。 前回はハーモニカで参加して、今回も何かで参加しようと思っていたが、今回は 司会をする事になった。しかもアムハラ語で。赴任して半年経ち、アムハラ語も だんだんと上達はしてきていたが、レストランや買い物時に使えるぐらいで、司 会をやるには程遠い。もっと普段からアムハラ語を使って、上手い隊員がいるの だが、関西人という理由だけで任されてしまった。前回の司会者はアムハラ語も ペラペラでしかも元ＤＪで、司会もとっても上手かったので、その後任を任され た時は、荷が重かった。だが、これもアムハラ語を上達するのに絶好の機会だと 思うし、なんだか楽しそうなので、引き受ける事にした。 アドリブでは当然喋れないので、台本を作って、それを覚えようとしたが、なか なか覚えれず、結局カンペを見ながらやる事になってしまった。でもこちらの人 はなかなかノリが良く。問いかけると絶対答えてくれるので、やりやすい。 準備していた事を話すのは良いが、問題は準備に時間がかかってしまった場合な どにその間を繋ぐ時が大変だ。曲の紹介を終わって後ろを見てもメンバーが来な いので、どうしたのか聞くと、メンバーがまだ来ていないらしい。これにはかな り焦らされたが、困ったときにとポケットに忍ばせておいたハーモニカを取り出 し、一曲演奏している間にメンバーも揃い、何とか間を繋ぐ事ができて一安心 だった。 まあ、そんな感じで、ノリと勢いだけで、何とか司会をこなす事ができたという 感じだったが、前回の一演奏者として参加した時よりも、かなり楽しむ事ができた。 今回の主要なメンバーが帰国する為、半年後、開催されるかどうか分からない が、次回も是非やりたいと思う。

  2008.02.02

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• 派遣227日目：健康診断＆隊員総会

  半年に一度開催される隊員総会の為に、首都アジスアベバに上京してきた。 前回の健康診断で、尿酸値が規定値を越えていたので、この機会を利用して再検 査も行われた。ビールと牛肉を控えるように言われていたので、一応ビールも少 し減らし、牛肉も殆ど食べないようにしていた。おかげで尿酸値も下がり、規定 値内に収まり、再検査をパスできた。 隊員総会では、だいたいドミ関連の議題が話しあわれた。ドミの利用法や備品購 入、共用パソコンについてなど。だいたい１時間半程で終了し、その後は健康、 安全に関する話が約１時間程あり、昼食をとりながら、コンピュータ系職種によ る分科会が行われた。 午後からは、「開発教育ワークショップ」が隊員によって開催された。開発教育 とは、途上国での経験を、どうフィードバックするかと言うもので、例えば、帰 国した隊員が、どこかで公演などを依頼された場合に、何をどのように伝えたら 良いのか、またその為のツールをどのように準備しておけば良いのか、などに関 する事である。ワークショップでは、写真一枚だけを使って、メッセージを伝え る演習が行われた。いっぱい写真は撮っているが、どれか一枚だけを選ぶとなる と結構難しい。しかも伝えたいメッセージが明確になっている写真となるとさら に難しい。これまでは、写真をスライドショーでいっぱい見せれば良いと考えて いたが、厳選された一枚の写真の方が、メッセージが伝わりやすい事もあるんだ なと勉強になった。

  2008.02.01

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• 派遣224日目：最終演習

  来週は期末試験の為、今日が最後の演習となった。 当初の予定通りとはいかなかったが、カバーすべき内容は全て行う事ができた。 今期が始まる前は、もっと高いレベルの演習を考えていたが、演習を行う毎にレ ベルを下げていき、結局殆どは、講義でプログラムを板書し、演習ではそれと全 く同じ問題を出す事になった。それでも3時間の演習中に全て終わる事ができな い学生が未だにたくさんいている。 でもまあ最初に比べると上達しているなぁと感じるところも少なくない。最初は コンパイルエラーが出たらお手上げ状態だったが、だんだんと自分の力で問題を 解決できるようになっていると思う。 結果は全て来週の期末試験の成績が示してくれるので、まだなんとも言えない が、とりあえず終わって今はほっとしている。 後期は、「Design and Analysis of Algorithms」の講義と演習を一人で受け持 つ事に決まった。この科目は今回の「Data Structures」と繋がりが強く（私が 学生の時は、この二つで１つの科目だったような気がする）、対象とする学生も 同じなので、やりやすいと思う。まだまだ英語での講義に対しての不安は大きい が、なんとかなりそうな気もしている。しっかりと準備して授業に望みたい。 隊員総会と健康診断の為、明日から首都アディスアベバにあがる。だから一足先 に明日から3週間ほどの冬休みだ。隊員総会の後、一週間南部旅行をしたりする ので、メケレに帰って来るのは2週間後となる。

  2008.01.29

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• 派遣217日目：関西系エチオピア人

  今夜は、関西弁を話すエチオピア人と、一緒に食事をしてきた。 先日、先輩隊員がレストランで声をかけられたのがきっかけで、今度食事でもと いうことになった。 彼はメケレ出身のエチオピア人だが、大阪に6年ぐらい住んでいて、休みを取っ て3年ぶりに帰省したらしい。日本では潰れた某英会話スクールの講師を勤め、 現在は某メーカーの尼崎工場でプラズマ関係の仕事をしているそうだ。 日本語はペラペラで、しかも関西弁。言葉だけでなく、ノリもすっかり関西人 だ。エチオピア人にとって日本語の発音はさほど難しくないとの事だった。 最初はなるべく正しい日本語を使おうと心がけていたのに、反応が全部関西弁な ので少し奇妙な感覚を覚えたが、しだいに普通の関西人と話すような感じにな り、なんとも不思議な空間だった。 大阪にはエチオピア人が15人住んでおり、彼のお姉さんがエチオピア料理のレス トランをやっているそうだ。帰国後にそのレストランで彼と再会したいと思う。 メケレで日本人と会うなんて、と彼はすごく驚いて喜んでくれたいたが、それ以 上にメケレで関西弁でエチオピア人と話すなんて想像もしていなかった。エチオ ピアと日本の距離を近くに感じた夜だった。

  2008.01.22

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• 派遣215日目：ティムカット

  今日はティムカットと呼ばれるキリスト教のお祭りが行われた。 これは英語では、Epiphany、日本語では主顕祭と呼ばれるもので、イエスがヨル ダン川で洗礼を受けたとされる日。普通は1月6日に行われるようだが、エチオピ アでは、やはり他とは違って1月20日に行われる。 大きな広場に町中から人が大勢集まり、お祭りが行われるという事で、朝から広 場に行ってきた。既に大勢の人が集まっており、広場は人で埋め尽くされてい た。しばらくするとお祈りが始まった。お祈りは数分で終わったが、それと同時 に人々が噴水に殺到した。そこには「聖水」があるということで、みな聖水を求 めて我先にと噴水に群がっていた。警察官が棒を振り回し、彼らを遠ざけようと していたが、隙を狙って聖水を取っていくものも少なくは無い。やがて、警察官 などがバケツで聖水を捲き、人々はその聖水を浴びようと近くに群がる。後ろか らその様子を眺めていたが、まるで正月の福餅捲きか、節分の豆まきのようだった。 しばらくの間、この騒ぎが続き、さらには噴水にダイブする者や、中央の高い所 に登って喜ぶ者まで出てくる始末。どんな風になってるのか近くに行って確かめ たかったが、とても無理そうなので、あきらめて帰ってきた。

  2008.01.20

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• 派遣209日目：久しぶりの雨

  約3ヶ月ぶりに雨が降った。しかもかなりの豪雨だ。 夜中に物音がするので外に出ると、雨という事に気付きびっくりした。 あまりに長い間、雨が降っていなかったので、雨の事を忘れていたのだろう。 エチオピアの気候は、6～9月頃の雨季と、それ以外の乾季とに大別される。地域 によっては、2,3月頃に小雨季があると聞いているが、この雨は小雨季には少し 早いようだ。今日まで3ヶ月以上、全く雨が降っていないので、土は乾き、その 乾いた未舗装の道路を車がスピードを出して走るので砂埃がひどい。やっぱりた まには雨が降ってくれた方が良い。

  2008.01.14

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• 派遣207日目：カラミノ・ハイスクール

  MITを作ったTDA(ティグレ開発協会)は、メケレにもう一つ、高校を作っている。メケレから南に少し離れたカラミノという村にその高校はあり、カラミノ・スペシャル・ハイスクールと呼ばれている。名前だけは良く耳にしていたが、見た事は無く、今日初めて行く事ができた。 昨日の帰りにアシスタントに週末はどうするんだと聞いたら、カラミノに行くという事だったので、一緒についていく事にした。カラミノはどの辺にあるのだと聞くと、「グリーンプレース」と良く分からない答えが返ってきたが、行ってみるとその意味が分かった。メケレの町を外れて車で10分ぐらい行くと、まるで砂漠の中のオアシスのように、一箇所だけ木が覆い茂っているところがあり、そこがカラミノ高校だった。広大の敷地の中に、ぽつりぽつりと校舎や寮が立ち並んでおり、全校生徒は4学年で約300人。セカンダリーとプレパラートリーが一緒になっている。多くのMITの学生がカラミノの卒業生で、ここもまたティグレ州全域から優秀な生徒が集まっているという。生徒達は寮で暮らし、月～金まで、朝8時から夜6時まで勉強する。 10年ほど前にでき、当時はここがMITだったようだが、5年前に現在のMITができたので以降、カラミノと呼ばれている。メケレでMITで働いていると言うと良くカラミノと間違われたのはそういうわけだと分かった。 今回、カラミノ高校の卒業生であるアシスタントや学生達が、ここを訪問したのは、MITについて説明するのが目的のようだった。数グループに分かれて、生徒達と話をし、いろんな疑問に答えていた。 久しぶりに母校を訪れた学生達はテンションが高く、私のカメラで写真を撮りまくっていた。

  2008.01.12

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• 派遣205日目：病院巡り

  JICAの健康管理員が任地の病院視察の為、メケレにやってきた。 ちょうどタイミングよくここ数日間、下痢が続いていたので、健康管理員と相談して、一昨日、視察も兼ねて評判の良い病院に行ってきた。 こちらの病院は料金を先に払わないと診てもらえない。まず受付で診察料を払って医師の診断を受け、必要な検査項目が書かれた紙を持って再度受付に行き、検査料を払ってから検査を受ける。 私の場合は血液検査と検便のみで料金は144Birr(約2000円)。結果は異常無しということなのでまずは一安心。 でも触診、血圧、体温測定など何も医師がやらなかった事に健康管理員は憤慨していた。 今日はみんなで一緒に病院や薬局を視察してきた。 良く考えれば、今までは病院の場所や、どの病院に行ったら良いかなどを知らずに暮らしてきていた。 政府系の大きな病院１つと評判の良いプライベートの病院４つ、薬局１つを視察した。 政府系の病院は規模も大きく、患者数も500人/日と多く、治療費も安く、設備も充実しているが、衛生状態は悪そう。 プライベートの病院は、規模は小さく、治療費が高く、設備も揃っていない。個室があったりするが、高級ホテル並の宿泊料が必要。 健康管理員の所見では、メケレの医療水準は他の町とも比べて低いらしく、結局どの病院も満足するものではなかった。 日本では、病院に行けば安心できるが、こちらでは逆に病気になりそうで怖いので、できれば行きたくないと思った。 写真説明 左上：病院外観（プライベート） 右上：個室 右中：手術室 左中：検査室 左下：最近できた綺麗な病院、上はまだ建築中？ 右下：病院入り口と救急車

  2008.01.10

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• 派遣202日目：エチオピアンクリスマス（ガ ナ）

  メリークリスマス！！ ラガナ　ウンコワン　アダラサチュ！ 今日はエチオピアのクリスマスで祝日。 家族と共に鶏や羊を食べたりしてお祝いする。 私は特に予定は無かったので自宅に居ると、昼過ぎにAwetが来て、自宅に招待してくれた。家に行くと特にパーティをしている様子もなく、母親と妹と一緒に、羊肉のワットを食べた。 その後Awetと共に町に飲みにでかけたが、どうも調子が悪いので、ビールも一口飲んだだけで、先に帰った。帰るうちにどんどん気持ち悪くなってきて、とうとう道端で吐いてしまった。多分さっき食べた羊肉が生焼けだったのだろう。先週もインジェラ食べた後に吐いてしまった。今までこんな事はなかったのだが・・・風邪のせいだろうか。体調が回復するまではインジェラは食べないようにしよう。

  2008.01.07

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• 派遣200日目：日本紹介講座

  今日の午前中に、先輩隊員らと一緒に、MITで日本紹介講座を行った。私が、日本の概要紹介と河内音頭を担当し、先輩隊員が日本語講座と折り紙と日本食紹介を担当した。 昨日、生徒会のリーダーっぽい学生に、プロジェクターとスピーカーを準備するようにお願いしていたが、今朝行くと全てちゃんと用意してくれていて、椅子もきれいにならべてくれていた。おまけに花まで机に飾ってくれていて、この講座をとても歓迎してくれて気持ちが伝わってきて、とても嬉しかった。 日本の概要紹介では、写真をいっぱい使って、気候、宗教、日本食、スポーツ、主要都市などを簡単に紹介していった。みんな興味津々に聞いてくれて嬉しかったが、部屋が明るくプロジェクターで投影した写真が見づらかったのが残念だった。 日本の事で何を知っているか？と聞けば、だいたい広島・長崎（１つの都市と思っている学生も居た）と答えが返ってくるが、MITの学生の場合、「ロボット」だったのが印象的だった。流石、工科大学の学生だ。 エチオピアの人はダンスが大好きで、民族毎に違う踊りを持っている。ティグライの人たちのダンスは、みんなで円を作って、肩をゆらしながら、ゆっくりとしたリズムに合わせて歩く感じで、ちょうど日本の盆踊りと共通するところがあるので、きっと盆踊りを紹介すれば、気に入ってもらえるかなと思い、自分の地元の河内音頭を紹介しようと考えた。 30分ぐらいでマスターするのは難しいので、当然上手くはできなかったが、みんな楽しそうにやってくれて、「また踊りたい」という声もあったので、嬉しかった。 準備にあたっては、地元の市役所に事情を説明して資料が無いか問い合わせたら、快く販売していた指導用ビデオを無料で提供してくれた。メディアがVHSだったので、同じ河内の大学の先輩にお願いしてDVDに変換してもらい、データをアップロードしてもらったり、DVDを送ってもらったりした。ご協力ありがとうございました。 正直、河内音頭を踊るのは、何年ぶりか分からないぐらい久しぶりで、忘れかけている部分もあり、ビデオを見て思い出したぐらいだ。小学校ぐらいの時は踊っていたが、大人になるに連れて、こういう地元の文化からは離れていってた気がする。今回は、我々日本人にとっても日本の文化について改めて考えさせられる良い機会だった。また機会を作ってやりたいと思う。

  2008.01.05

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• 派遣198日目：妻帰国

  帰国の為、再びアディスに戻り、お土産などを見て回った。 お土産街にはたくさんの店が並んでいるが、積極的に売り込む人と静かに見てるだけの人とがいる。商売上手にはグラゲ族が多いと聞いていたので聞いてみたら、積極的な人はみんなグラゲ族だった。交渉したら値下げしてくれるけど、あれもこれもと売りつけてくる。 最後の日は他の隊員の任地を見学させてもらったり、教会見学などをしたりした。トリニティー教会は赴任直後にJICAに連れて行ってもらったので今回で2回目。ここはステンドグラスがとても綺麗。以前は英語で全部説明してくれたけど、今回は英語の分からない神父さんが連れて回ってくれるだけだった。写真は最後の皇帝ハイレセラシィのお墓。写真撮影も触るのもOK。前回は遠慮して撮れなかったが、今回は堂々と撮影。 というような感じであっという間で盛りだくさんの5日間が過ぎていき、妻が日本に帰国して行った。帰りもまた、遊びに来ていた隊員の友達と、偶然同じ飛行機だったので、安心して送り出す事ができた。 あんまりゆっくりできなかったけど、コーヒーセレモニー、ダンス、インジェラ、教会などのエチオピアの文化を全て体験してもらえたし、ミニバスに乗ってマーケットに買い物に行ったりと普段の隊員の生活も体験してもらえ良かったと思う。来る前は見えない不安がいっぱいあっただろうが、これでだいぶと安心してもらえたと思う。

  2008.01.03

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• 派遣196日目：謹賀新年

  マルカム　アディス　アマット あけましておめでとうございます。 今年は丸々一年エチオピアで過ごす年となるので どっぷりとエチオピアに浸かりたいと思います。 今年もよろしくお願い致します。 　　　　　　　　　　　2008年元旦inエチオピア 海外で迎える初めての正月は、紅白、除夜の鐘、初詣も無いが、妻が日本食を持ってきてくれたおかげで、年越しそばや雑煮を食べ、正月気分を少し味わう事ができた。 昨日の大晦日は、日本人、韓国人、エチオピア人が我が家に集合して年越しパーティーをした。日本時間では既に年が明けた頃、年越しそばを食べ、新年を迎えた。 元旦の朝は、雑煮作りに初挑戦。母親に作り方を聞き、材料を妻に持ってきてもらった。多分同じ様にできたと思う。 新年を迎えたと言っても、エチオピア暦では4月22日で、なんでもない平日で、学校も会社も通常通りある。今日の午後はいつも通り演習の時間なので、妻も大学に連れて行き、活動の様子を見てもらった。見慣れない外国人が来たのでみんな興味深々で、中には演習そっちのけで、妻と話し出す学生達も出てきてしまったが、これも彼らには貴重な体験となるだろう。 夜は、学長（インド人）の家に日本人みんなで行き、インド料理をご馳走になった。 そんな感じであっという間にメケレでの3日間は過ぎて行った。

  2008.01.01

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• 派遣194日目：家族呼寄せ制度

  協力隊は単身赴任が基本ではあるが、任期中（赴任6ヵ月以降、帰国6ヶ月以前）に一度だけ、妻子を任国（任地ではない）に呼寄せる際の飛行機代を補助してくれる制度がある。私の任地は首都から700km離れているので移動に飛行機を使うが、なぜかこの飛行機には補助がでない。 この制度を利用して、年末年始に妻がエチオピアにやってきた。今回の予定は5泊8日で、首都アディスアベバで2泊、任地メケレで3泊の予定。今回は、あまり時間もないし、初めてのエチオピアなので、自分の住んでいる家や町をじっくり見てもらって安心してもらえれば良いと思っている。 妻にとって初めての一人での海外旅行で英語もできないので、ちゃんと来れるか心配だったが、幸運にもドバイから元エチオピア隊員の息子という日本人と席が隣だったらしく、だいぶ不安も解消されたようだった。予定通り無事昼前に到着し、ホテルにチェックインして少し休憩した後、アディスの町をぶらぶらし、早速ショルバ（髪の編み込み）をしてもらった。夜は同期隊員達と外国人向けのエチオピア料理レストランでインジェラを食べながらエチオピアダンスを見てもらった。インジェラも口にあったようだし、ダンスも楽しんでもらえたので良かった。写真はそのレストランで食べたインジェラとワット。いろんな種類のワットが少しずつ食べれるスペシャルなメニュー。2色のインジェラは初めて。 翌日、朝一の飛行機で任地メケレに移動。自宅に到着後、お手伝いさんにお願いしてコーヒーセレモニーをしてもらった。昼食はメケレ大学に日本語がペラペラのエチオピア人がいるという事でお邪魔させてもらった。自宅に帰ったらエチオピア人の友人がピザを焼いて自宅に遊びにきてくれたので、しばらくピザを食べながら歓談した後、近くのホテルで日本人5人で夕食を食べに行った。 休む暇も無い一日だったが、心配していた妻の体調も全く問題なかったのには驚いた。逆に私の方が風邪っぽかったり、クトゥフォ（ユッケのような半生の肉）を食べたせいか、吐いたりしてしまったりと面目無かった。

  2007.12.30

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• 派遣185日目：語学学校訪問（日本の紹介）

  今日はティグレ語の先生が経営している語学学校に招かれて行ってきた。 学校は、町から10kmぐらい離れたクィハという村にある。 空港の目の前にある村だが、訪れたのは初めて。 学校では子どもから大人まで200人ぐらいの生徒が学んでいるらしい。 この国では英語は最重要科目だ。高校以上になると全ての科目が英語で授業が行われるので、英語ができなかったらおちこぼれてしまう。 今回、我々が学校に招かれたのは、生徒達に日本の紹介をする為だ。前回のティグレ語のレッスンの時に、日本の写真を見せてあげたのが引き金となったのだろう。なので、日本から持参した、絵葉書や本を持っていき、それを見せながら、簡単に日本の紹介を行った。任地が大学で、小さな子ども達と接する機会が少ないので、貴重な機会を得る事ができて良かった。またちょうど今、年始に任地で日本文化講座を開催しようと準備をしているところだったので、良い練習にもなった。 しかし、日本を紹介するというのは意外と難しいもんだ。こちらの人が知っているのは、東京、広島、長崎ぐらい。でも原爆ドームの写真を見せても広島という事は分からなかった。講座では主要な都市（東京、横浜、名古屋、大阪、京都など）を写真と共に紹介して行こうと思っているが、ホームタウンであるにも関わらず大阪が意外と難しい。東京なら東京タワー、横浜なら中華街とか、京都なら神社や寺などになるのだろうが、大阪はというと大阪城や通天閣になるのだろう。しかしお城は日本全国いっぱいあるし、通天閣も大阪のシンボルではあるけど、数ある塔の中の１つでしかない。日本から持参した本を見てみると、各都道府県、自然や古い建物などの写真が掲載されているが、大阪は道頓堀の「かに道楽」と「食い倒れ人形」の写真だけだった。解説にも「夜の街」、「食い倒れの町」と説明されていた。これをどうエチオピア人に紹介したら良いか、悩ましいところだ。

  2007.12.21

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• 派遣180日目：日韓交流

  今日は先日出会ったKOICA（韓国版JICA）のメンバーを家に招待した。 もう一人KOICAのメンバーを連れてくると聞いていたので、 「Nice to meet to you!」 と出迎えたら、 「はじめまして」 と日本語で答えが返ってきたので、一瞬日本人かと思い戸惑ってしまった。 彼は大学時代から日本語を勉強しているらしく、少し日本語が話せるということだった。 その後も英語での質問に対して日本語で答えが返ってくるという、なんだか奇妙な感じで会話が行われていった。 料理はサムゲタン風な鶏のスープと日本風チヂミ（お好み焼き）を用意した。 本格的なサムゲタンには朝鮮人参とかもち米が必要になってくるが、そんなものは用意できないので、あるものだけで作成。 過去に多分食べた事がある気がするが、あんまり覚えておらず、ゴールの分からないまま適当に作成。 恐る恐る感想を聞いてみると、「サムゲタンでは無い事は確かだが、まあ美味しい」との事で一安心。 ちなみにKOICAのメンバーも食べた事はあるが、作った事はないらしい。 彼らは私と同じ頃に来て、任期も同じ2年なので、今後も交流を深めていければと思う。

  2007.12.16

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• 派遣176日目：中間試験返却

  今日は先週行われた中間試験の答案を返却し、解答の解説を行った。 予想通りクレームの嵐。予想できていただけに驚きは少なかったが、 疲れた。最後の方はあきれて笑えてきた。以下主な言い訳。 ・「問題文を読み間違えただけなので半分点数をくれ」 ・プログラムの細かいミスに対して「俺達はコンパイラじゃない」 ・問題文にない変数名などを使用していたので全ての箇所で1点減 点したら、「全てで減点するのはフェアじゃない。1点だけ減点 するのがフェアだ。」 ・解答欄が空欄で他の所に勝手に答えを書いているのに、「ここに 答えは書いてあるから正解にしろ」 学生はいろんな言い訳をして何とか点数をもらおうと必死にくらい ついてくる。素直に納得してくれる者、納得いかなくてふてくされ る者、悲壮感たっぷりで今にも泣き出しそうな者などリアクション は様々。 たかが中間テストの点数ぐらいと思ってしまうが、彼らにとっては 将来を決める大切なもの（これが全てかも）なので、必死になるの もしょうがない。こちらも不公平が生じないように真剣に取り組ま なければならない。

  2007.12.12

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• 派遣174日目：テスト疲れ？

  中間試験も終わり、今日は2週間ぶりの講義だ、と思いきや、時間 になっても学生が誰も来ない。少し待っても来たのは2名だけ。学 生の話によると、他の学生は昨日までの中間試験で疲れたので今日 は休むとの事。日曜日も試験があったので、休みたくなる気持ちも 分からなくは無いが、予定が狂って困ってしまう。今日は答案を返 して、答えの解説をして、明日の演習に向けて新しい項目に入る予 定だったのだが、2,3人では授業にならないので休講にした。しょ うがないので、明日の演習の内容も変更する事にした。来るのか来 ないのか分からないけど・・・

  2007.12.10

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• 派遣173日目：ガビ

  今週はやたら寒かった。アディスから帰ってきたからか、余計に寒 く感じてしまう。外で陽に当たっていると暖かいのだが、建物の中 など日陰になると、一気に寒くなる。我が家は北向きで陽が当たら ないので、家の中にいるとフリースを着ているにも関わらず寒い。 また大学のオフィスも日当りが悪く、1,2時間居ていると手先が冷 たくなる。 改めて自分がアフリカに居るのかと疑わしくなる。ここは北緯13度 で、タイのバンコクやフィリビンのマニラと同じ緯度だが、高度 2000mの為、一年を通して涼しく過ごし易い気候となっている。 フリースとウィンドブレーカ程度は持ってきたが、厚手のジャケッ トは持ってきていなかったので、何かジャケットを買おうと思いマー ケットをぶらぶらしたが、色々考えた結果、現地の人がよく羽織っ ている布を買う事にした。生地の厚さによっていろいろ呼び方があ る。薄い順に、 ・シャプ：女性用のスカーフのような薄手のもの ・ナタラ：薄手の布でいろんな模様が描かれている ・クタ：大きなガーゼの様な生地を2,3重に重ねたもので無地 ・ガビ：クタを二重にしたもの で、一番分厚いガビを150ブル(約2000円）で購入。暖かいが何重に も重ねているので、かなりかさ張るし、ちょっと独特な臭いもある が、肌触りは良い。

  2007.12.09

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• 派遣169日目：中間試験

  エリトリアとの国境問題も解決されないまま、月曜の早朝の便で任地メケレに帰ってきた。メケレの町も特に変わった様子は無い。 でも今週は中間試験の為、授業は無し。今日の午前中が、我々の科目の試験だったが、なぜか我々やインド人講師は試験監督をしなくて良く、アシスタント達が変わりに試験監督をしてくれていた。 他の隊員の話では、カンニングが多いと聞くが、うちの学校はどうなんだろう？ 試験問題は、後でクレームがでないように、文章での記述式など避け、なるべく穴埋めで答えさせるようにした。半分はプログラムを書く問題だが、これも全部書かせると、全然書けない学生もでてくるだろうし、採点も大変になるだろうから、穴埋め形式にした。 午前の試験終了後、早速採点作業にとりかかった。間違いのないように慎重に。結局、平均点は80点弱で満点も出るぐらいのまずまずの出来だったので少し安心した。 昨日、オフィスに居たら、何名かの学生が質問に来た。質問に来てくれるとなんだか学生との距離が縮まったようでちょっと嬉しいし、学生のやる気が感じられてこちらも気合が入る。もし先週もずっと居てたら、もっと多くの学生が質問に来れたかもしれないと思うと、こちらの都合でいっぱい休んでしまったのが、少し申し訳ない気がした。

  2007.12.05

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• 派遣163日目：お風呂

  「フィンフィネ　スパサービス」という銭湯に行ってきた。 1等から4等ぐらいまでのコースがあって、1等は12ブル（約150円）で45分間、個室が利用できる。他にもサウナが20ブルで利用可能。 比較的すいていると言われる平日の午前中を狙って行ったが、やっぱり2時間以上待たされた。 部屋はとても広く、まあ清潔。浴槽は大人が寝れるぐらいの大きさで、そこに自分でお湯をはって入る。浴槽に浸かったのは、エチオピアに来て以来初めて。約半年ぶりだ。シャワーの出も最高。めっちゃ気持ち良かった。 あ～温泉に行きたい。

  2007.11.29

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• 派遣162日目：エリトリアとの国境問題

  エリトリアとの国境問題の解決期限が11/27だったが、目立った進展もないまま期限が過ぎた。JICAに聞いても「特に情報は無い」との事だった。能動的に情報収集をしているかは疑問が残るところだが。。。国境問題が解決したのか、期限が延長になったのかは今のところ不明。ただメレス首相が、安全宣言を発表したという事もあり、最悪な事態に発展する可能性は無いと言うことで、隊員の避難は解除になり、もう帰っても良いと告げられた。でも今からチケットの変更も難しいので、予定通り月曜日にメケレに戻る。また同じような事が起こらない事を願う。

  2007.11.28

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• 派遣161日目：17-2次隊帰国

  今日と明日で17-2次隊の7名が2年の活動期間を終了し、日本に帰国する。今夜はその送別会がドミ近所のタイ料理屋で行われた。そして送別会終了後、すぐに空港に行き、まずは3名が帰国。さらに夜中の1時前に2名が帰国。みんなで空港の入り口まで行って、胴上げして、お見送りをしてきた。 地方隊員の私は、こういう機会に接するのは稀で、今回はたまたま首都に居合わせたので、参加できた。ほぼ3ヶ月毎に、新しい人が来て、古い人が帰って行き、それを見て、自分達の任期も着実に縮まっていっている事を感じる。私たちも、もうそろそろ6ヵ月が経とうとしている。「2年はあっという間ですよ」と言う帰国隊員の言葉はほんとにその通りだと思う。 帰国する隊員がこの2年間、どういう思いで過ごしてきたか分からない。達成感で一杯の人、遣り残した感がある人、早く日本に帰りたくてたまらなかった人、などいろいろだろうが、今はみんなとても嬉しそう。でも帰国後の進路が決まっていない人も多く、帰国後の生活に不安を頂く人も多い。中にはまたJICA関係の仕事をする人もいるだろうし、もう2度とJICAとは関わりたくないという人もいる。いずれにせよ、頑張って欲しい。そしてまた日本で会う機会があればいいなぁと思う。

  2007.11.27

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• 派遣160日目：エチオピア航空のサービスの 悪さ

  エリトリアとの国境問題の為、メケレ滞在１週間で、再びアディスに戻る事になった。ちなみに今現在、特に進展は無いようだ。メケレはどんな感じかと聞かれるが、いつもと変わらない平和な感じだ。 ということで、今朝、飛行機でアディスに戻ってきたが、今回はエチオピア航空に搭乗拒否をされて帰れなくなるところだった。 以下、主な経緯など。 ・搭乗前のセキュリティチェックのおっさんの荷物の扱いが悪かったので注意する。 ・お土産で買った蜂蜜が機内に持ち込めないので、もう一度カウンターに戻って荷物を預けに行くように言われたので、セキュリティチェックの為に外したベルトなどを着けていると、「邪魔だから場所を空けろと」私の荷物を端に寄せた時にサングラスなどを落とされてしまったので、また注意をする。 ・荷物を預け戻ってきて、さっきやったのと同じチェックをもう一回やる。セキュリティーゲートの警告音が鳴ってもいないにも関わらず、何度もやり直させられるので、何故かと理由を問う。 ・私の態度が悪いといい、荷物を床に置き、「帰れ」と搭乗を拒否される。 ・何とかセキュリティーチェックを通過し、飛行機到着後、搭乗しようとすると搭乗券を受け取らず、列から外させられる。上司と話すよう言われたが、「待て」としか言わず、結局全乗客が通過するまで待たされただけで何の話も無し。 今回に限らず、普段からエチオピア航空のサービスは悪い。他の隊員もいろいろと迷惑を被っているようなので、JICAを通じて正式に抗議をする必要があると思う。一応調整員には伝えたが、「あまり期待しないでくれ」との反応。残念だ。

  2007.11.26

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• 派遣158日目：補習授業

  今週はずっとアジスから持って帰っきた風邪がすっきりとせず、しんどい一週間だった。ようやく体調も徐々に戻りつつある。先週２週間休んでしまったが、エリトリアとの国境問題未解決の為、また来週月曜日から１週間アディスに行く事になり、授業を休まざるを得なくなった。再来週は中間テストでテスト前の大事な時期だけに申し訳ない。休講の分を取り戻すべく、今日特別に演習の時間を設けた。今日の演習もいつも通り、授業で説明した実装のおさらいで、ノートを写せば良い。もっと応用の効いた事をやりたいとも思っているが、今はこれが精一杯だろう。コンパイルでエラーが出たら、すぐに私を呼んで、エラー画面を見せて「分かりません」と行って解決してもらうのを待つ学生が多いのには困ったものだ。いろいろと試行錯誤して問題を解決する事の楽しさを上手く伝えられれば良いのだが。。。

  2007.11.24

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• 派遣152日目：風邪とともにメケレへ

  2週間ぶりに任地メケレに帰ってきた。やっぱり任地は良い。 でもタイミングの悪い事に昨晩から風邪をひいてしまったようだ。 ここ何日か少し冷え込んでいたのでそのせいだろうか。 風邪薬を飲んで早めに寝ようと試みたが、大勢の隊員が寝泊りしているドミの大部屋でそんな事はできず、おまけに今朝は4時起きだったので、睡眠不足もあってか風邪は悪化してしまった。 飛行機は6:30出発だが、チェックインは2時間前の4:30。薄暗いというか完全な夜。運良くすぐにタクシーを拾えて無事空港に到着。飛行機もほぼ予定通りに離陸し、ジェット機だったので、1時間弱でメケレに到着。 空港から家に向かう途中、大勢の自転車と人だかりを見かけた。自転車のロードレースが行われるそうだ。体調がよければ見に行きたいところだったが、風邪が悪化しそうだったので、明日に備えて大人しく寝ることにした。 ご飯を食べて風邪薬を飲んで寝ての繰り返し。まだ動けないほどではないが、ご飯を作るのがかなり面倒臭い。帰って来たばかりで食材もないし。幸い日本から送ってもらったカップラーメンなどが残っていたので簡単に済ます事ができた。

  2007.11.18

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• 派遣150日目：CTTI訪問

  今日は同期隊員の任地であるCTTIを見学させてもらいに行った。 CTTIは"Catering and Tourisum Traning Institute"の略で、料理と観光業の専門学校。これまで何名かの隊員が派遣されていて、現在2名の隊員が派遣されている。創立約40年と歴史もあるが、わりと綺麗。都会のど真ん中に位置し、ミニバス乗り場も近くにあり、立地条件は良い。 任地訪問の話を同期隊員にしたら、何やらコンピュータの先生がコンピュータ隊員に会いたがっているという事だったので、きっとウィルス駆除かPCの修理を頼まれるに違いないと思っていたが、会って話しをしてみると、FrontPageやDreamweaverのようなHTMLを作成するアプリケーションの使い方を教えて欲しいという事だった。じゃぁ今からコンピュータ室に行ってやろうかと思いきや、今日は都合が悪いとの事。また今度アディスに来た時にという事になった。 同期隊員の授業も見学させてもらった。今日は先週やったテストの返却と解説だった。テストは選択式ではなく、記述式だった為、ミススペリングや微妙な間違いが発生し、学生からのクレームが凄かった。同期隊員は英語が出来るので、きちんと説明してひとつひとつ対応できていたが、ものすごく大変そうだった。 エチオピアの学生はテストで良い点を取る事にものすごい執念を持っているようだ。以前訓練所でエチオピア人に学生の趣味を尋ねた時に、「テストで良い点を取る事」と返ってきた事を思い出した。 自分達ももうすぐ中間テストがあるが、できるだけ答えが一通りになるようにして、クレームがでないようにしようと思う。 写真説明 左上：校舎。3階建て。 右上：食堂。うちにもこんなのが欲しい。 左下：教室の中にホテルのフロントが。 右下：学生達。以外と女性が少なかった。

  2007.11.16

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• 派遣149日目：健康診断

  派遣後6ヶ月と帰国前6ヶ月前には全隊員健康診断が行われる。 まだ派遣後5ヶ月しか経過していないが、広域研修で首都に上がってきた為、少し早めに実施される事となった。 内容は、検便、検尿、胸部レントゲン、採血、A/B型肝炎予防接種、体重、血圧、医師による検診。以上を3日間で分けて行った。 予防接種はやっぱり火曜日。 肝炎の予防接種は訓練所で2度したので、今回で3度目。 予防接種はこれで終わりらしい。 久しぶりに体重を測ったが、以外にも少し増えていた。協力隊では男性隊員は痩せ、女性隊員は太ると良く聞く。私もきっと痩せるだろうと思っていたが、逆に少し太っていたので安心した。 だが心配していた尿酸値はやはり増えていて、許容範囲を超えていた。ビールと牛肉を控えるように言われ、2月の隊員総会時に再検査をすることになってしまった。

  2007.11.15

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• 派遣148日目：エントット山

  今日はアディスアベバ市内で一番高いと言われるエントット山に登ってきた。登ったと言っても専門家の方に車を出して頂いたので、頂上まで車で簡単に行く事ができた。 途中、2mぐらい幅のある木を背負って山を降りる女性と大勢すれ違った。インジェラ釜の燃料として使ったり、市場で売ったりするのだろう。毎日この急勾配な山道を往復しているのだろうか。 エントット山の標高は、約3000m。頂上にはアートギャラリーがあり、その入場料も兼ねてか、1人5ブル請求された。でもお金を払うと双眼鏡を貸してくれた。頂上からはアディスアベバ市内を一望でき、以外と緑が多い印象を受けた。

  2007.11.14

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• 派遣143日目：IT広域研修

  あっという間に5日間の日程のIT広域研修が終わった。こちらにきて一番密度の濃い5日間だったのではないだろうか。以下簡単に広域研修の内容を紹介する。 今回の研修は、エチオピアだけでなく、東アフリカを中心とした６カ国（ケニア、タンザニア、ザンビア、マラウイ、ボツワナ、ガーナ）から隊員とそのカウンターパートを招待し、「アフリカ諸国のＩＴ教育の現状と今後の隊員活動のあり方について」をテーマにディスカッションしようというもの。 まず各国の教育システム、IT教育に対するニーズと現状のギャップや課題、またその課題に対する取組みが発表された。 途中、アディス市内の高校やソフト開発会社、パソコンショップなどの視察も行い、他国からのゲストにエチオピアの現状を見てもらった。そして、その後活動先によって３つのグループに分かれ、そのグループに共通する課題に対して、共有できる対策などについてディスカッションし最後に、各グループからの発表とディスカッションを行い、今後の取組みを確認して研修は幕を閉じた。 今回の参加国の中でもエチオピアはやはり最貧国であり、インターネットやパソコンの普及率も他国に比べて遅れていると感じた。一方、IT教育のレベルや内容に関しては、比較する事は難しいが、それ程大きな違いは無いと感じた。 アフリカに住んでいても、残念ながら我々隊員は、決められた国（タンザニア、マラウイ、ザンビア）にしか行く事ができないので、その他の国の人たちと話す機会はない。だから今回の研修で他のアフリカ諸国の人たちと話しができてとても良かった。 このような研修が、今後も継続的に行われ、東アフリカのみならず、アフリカ全体でも、情報共有が行われるようになると良いと思う。

  2007.11.09

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• 派遣138日目：アディスへ移動

  朝8時出発の予定だったが、予想通り1時間の遅れ。でも今回はアシスタントと一緒で一人では無いので、話をしているとすぐに時間は経ってくれた。そして1時間半で無事アディスに到着。快適なフライトだったと言いたいところだったが、預けていた荷物に蜂蜜がべっとり！！メケレは蜂蜜が名産なので、荷物の中にも蜂蜜らしき壷がいくつかあった。その中のどれかからもれたのだろう。ちょっと気分の悪いフライトだった。 メケレはまだ大きな都市の方だが、アディスはやはり比べ物にならないぐらい都会だった。メケレは土埃っぽいが、アディスは排気ガスで息苦しい。 空港からタクシーで近くのホテルに向かった。この1週間は、アシスタントと一緒にホテルに滞在する予定だったが、ホテルの手違いなどがあり、結局シングルルームで泊まらさせてもらうことになった。流石アディス、これまで泊まってきたホテルとは全然違って綺麗な部屋だった。 夜は早速専門家宅にお邪魔して日本食をご馳走になってきた。しかも焼酎まで！手巻き寿司や煮物などなど。やっぱり旨い！ そして同期の隊員達と久しぶりにあって、いろいろと情報交換をした。首都の隊員は任地の活動以外にも色々とイベントがあるようで、休みの日も結構忙しく活動しているようで、やはり首都と地方では随分活動のあり方が違うのだなと思った。

  2007.11.04

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• 派遣137日目：赴任後初の上京

  明日早朝の飛行機で、首都アディスアベバに上京する。 メケレに赴任後、初めての上京となるので、とても楽しみだ。 今回の目的は、IT広域研修と健康診断で2週間滞在予定。 IT広域研修は、同任地の先輩のコンピュータ隊員が中心となって、この一年準備を進めて来た企画で、周辺のアフリカ諸国からも隊員やその同僚を招いて、「アフリカ諸国のＩＴ教育の現状と今後の隊員活動のあり方について」をテーマに、各国が発表、議論を行うというもの。アフリカにいるといっても国外に出れる機会は、こういう広域研修でもなければ、任国外旅行で1回、しかも指定された２，３カ国のみなので、活動期間中にこういう機会があるのはとてもラッキーだと思う。他のアフリカ諸国に比べてエチオピアが進んでるのか、遅れてるのか、どこの国も同じような悩みを抱えているのか、ぐらいは分かればいいなぁ。。。 健康診断は、赴任後6ヶ月後と帰国前6ヶ月前に行われる。今回はまだ4ヶ月しか経っていないが、IT広域研修にスケジュールを合わされた。別にわざわざ合わしてくれなくても、別々にしてくれた方が、授業を2週間も空けなくて済むので良いのだが、派遣先の授業の事よりも経費節減が優先されたのだろう。（隊員の移動の負担を考慮してくれてるのかもしれないが。。。）

  2007.11.03

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• 派遣135日目：船便

  4ヶ月前、赴任してすぐに日本から船便で出してもらった荷物を今日やっと受け取る事ができた。早ければ1ヶ月ぐらいで届くと聞いていたのでメケレ赴任前には受け取れるだろうと思い、本や消耗品などは船便で送ってもらうようにした。でも残念ながら2ヶ月経って赴任する時になっても届かず、結局約3ヶ月近くかかってJICA事務所に届いたようだ。JICA事務所に届いたらメケレに転送してもらうようにお願いしていたが、事情は良く分からないが、結局やっと今日荷物を受け取る事ができた。アディスからメケレのEMSでも2週間近くかかった。 やっとご対面できた荷物は、長旅の苦労を表すかのように、ありえないぐらい箱がボロボロになっていた。箱の潰れ方を見ると、きっと箱を縦方向に積んでいたのだろう。こちらの郵便局の職員の荷物の扱いを見ているとだいたい想像できる。彼らには荷物の上下の向きなど関係ない。お客から預かった商品だという概念もないのだろう。中のものがどうなろうと知ったこっちゃないという感じだ。先日も荷物を受け取りに行ったら税関職員が中身をチェックするといって荷物をぐちゃぐちゃにされてきれて怒鳴ってしまった。 まあ途上国では、中身が無くなってるとか、荷物が届かない、などの話も良くあるようなので、ちゃんと届いているだけまだましな方かもしれないが。。。 郵便局と言えば、日本の郵政公社が民営化されたのを、今日始めて知った。この国で民営化されるのは何年後先だろう・・・？

  2007.11.01

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• 派遣133日目：演習3(Stack)

  3回目の演習。本日のお題は「Stack」。 先週の宿題の提出率は、前回よりやや少なく7割弱。ほぼ正解できているが、ファイル名やインデントや変数名の使い方までそっくりの（一目でコピーと分かるような）プログラムを送ってくる。おかげでチェックする方は楽だが・・・ 提出はファイルサーバにと何度も言っているが、やっぱりメールしてくる学生も多い。メールしてくるが、何も添付されていなかったり、メールの本文にプログラムを書いてきたり（きっとコンパイルしてない）、ファイルサーバにフォルダ作ってくれてるけど、中身空っぽだったり、といろんな事をやってくれる。まあ前回よりはましになっているのだが・・・ 先週まではC言語の復習だったが、今回からは前の講義でやった内容の演習になる。講義では、具体的な実装例まで教えて、学生はそれをノートに書くので、そのノートの内容を入力するだけでも、半分はできてしまう内容にした。それでもやっぱりできない学生もいる。あきらめて別の事（インターネットとか別の科目の宿題）を始めてしまう学生もいた。それに気付いたのが結構後半だったので、しまったと思った。どうしても質問してくる学生に気をとられがちで、おとなしい学生には目が届いていなかった。 質問してくるのは良いのだが、彼らはすぐに答えを欲しがる。いろいろと四苦八苦してから聞いてくれると、何処が悪いのか、どうすれば良いのかとヒントを与えやすいのだが、何もする前から聞かれても、「まずは自分で考えろ」としか言えない。だが、その事が彼らのストレスになってしまったようで、「お前は何も助けてくれない」なんて事を言われてしまった。なかなか思いは通じないなぁ。 いっその事、答えをすぐに与えてあげた方が、こちらも楽。学生達も喜ぶのかもしれないが、きっとすぐに忘れてしまって身に着かないだろうと思い、なるべく答えに導くように心がけている。でも、教師への信頼感や、講義への興味を失ってしまったら、もっと身に着かないだろうから、もう少し柔軟に対応しなければ。。。

  2007.10.30

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• 派遣131日目：ショルバ

  今日は前からやってみたかったショルバに初挑戦した。 ショルバとは髪を編み込んだヘアースタイルの事。 エチオピアの女性は大半が髪を編みこんでいる。 一方男性は9割以上が丸坊主だ。 昔の皇帝の肖像画とかを見ると髪を編みこんでいるので、昔は男性もショルバをしていたのかもしれない。エチオピア人に何故今は男性はショルバをしないのかと尋ねたら、時間もかかるし、坊主だと楽だからということだった。ごもっとも。だから男性がショルバをする事は別に悪いことではないらしい。 で、ショルバの感想だが、予想通り痛かった。髪をぐいぐい引っ張って編み込んで行くのではげそう。そんなに長く無いので、やりづらくて余計に痛いのかもしれない。うなじの辺りで輪ゴムを使って髪を束ねているので、うつむくと首筋の皮が引っ張られて痛い。でもちょっと慣れて来ると、若干爽快感も得られるようになった。 30分程でちゃちゃっと編み込んで完成。料金は25ブル(約350円）。 ややでこが広いなと感じたのと頭のてっぺんがすーすーしたのは気のせいだろうか・・・

  2007.10.28

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• 派遣130日目：鍋パ

  今日は同じ任地の隊員2人とちょうどメケレに遊びにきていた別の任地の隊員を我が家に招いて鍋パーティを開いた。 日本から手土産で日本酒を持ってきていたので、日本酒に合うものを用意したいと思ったが、こちらで用意できるものと言えば、鍋ぐらいしか思いつかなかった。材料は魚、白菜、白葱のみ。これに日本から送ってもらっただしと味噌を加えてできあがり。鍋はもちろん土鍋などはないので、圧力釜で。締めはやっぱり雑炊。単純な料理だけど、結構満足できた。

  2007.10.27

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• 派遣126日目：演習2

  2回目の演習を行った。 先週の演習の残りは宿題として昨日までに提出するように言ってあったが、提出率は約75%。ファイルサーバに置くように指示してあったが、指示通りにファイルを置いていたのは、約1/3の学生。残りの2/3の学生はメールで添付ファイルとして送ってきた。中には学籍番号を書かずに送る学生も居て、チェックするのが煩雑になってしまった。 提出された学生の解答を見ていると、ほぼ全員同じ回答。恐らく誰かの回答をコピペしたか、参考にしたのだろう。まあ学生なんてそんなもんか。。。 演習の冒頭に、私の名前を覚えているか確認したら、ちゃんと覚えてくれていた。次に私に関してや日本に関して何か質問がないかと尋ねたら、「父親の名前は？」と聞かれた。エチオピア人には、姓はなく、「名前　父親の名前　（稀に祖父の名前）」の様な形式なので、父親の名前は、とても重要な情報なのかもしれない。 演習を始める前には、先週の宿題の解答を説明したが、分かっているのかいないのか、リアクションがわかりずらい。。。 先週の演習で、学生のスキルがだいたい分かったので、今回はもう少しプログラミングできやすいように、フローチャートや関数のインターフェースはヒントとして最初から与えるようにした。今回はコンパイラも無事動くので、少しは演習らしくなってきて、自力で解答できる学生もいるが、やはり全然手が進まない学生もいる。なんとか答えに導かそうと説明しようとするが、なかなか上手い言葉が出てこない。解答を教えるのは簡単だが、なぜそうなのかを説明するのが非常に難しい。演習後は喉がからから、疲労感たっぷりだった。

  2007.10.23

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• 派遣125日目：サーカス

  今日の大学からの帰り、いつものように送迎用の車でみんなと一緒に帰っていたら、「サーカス」に行くとか話しをしていた。何の事か良く分からなかったが、どうやら本当に「サーカス」というイベント会場のようなものがあるという事だ。面白そうなので一緒に連れていってもらった。 写真は外のステージ、隣にはちゃんとした屋内の会場があった。そこで何が行われたかというと、「アト・アラヤ」という人の1回忌が行われた。彼はMITの設立団体であるティグライ開発協会(TDA)というNGOの偉いさんで、MITの創始者でもある。他にもいろんな学校や施設、会社の設立に貢献したようだ。彼は前政権時代にはアメリカで過ごし、現政権に変わってからエチオピアに帰ってきて、ティグライ州発展の為に尽力したという。一昨日の土曜日にもMITの講堂でセレモニーが行われ、良く分からないまま参加したが、今回もそれと同じように、関係者のスピーチや彼の功績をまとめたビデオの上映などが行われた。また2週間後に大きなセレモニーがあるらしい。

  2007.10.22

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• 派遣123日目：ティグリニャ

  2回目のティグリニャレッスン。 今回は果物、野菜、飲物と数字。 果物、野菜はだいたいアムハラ語と同じ。 数字は似ているところもあり、違うところもありややこしい。 以下一例をあげると、 数字 アムハラ語 ティグレ語 1 アント ハダ 2 フレット クルタ 3 ソスト サラスタ 4 アラット アラバタ 5 アムスト ハムシュタ 6 スディスト シュディスタ 7 サバット ショアタ 8 スムント シュムンタ 9 ザタン シャアンタ 10 アスル アスルタ 100 マト ミティ 1000 シー シヒ 同じ文字を使っていて、同じ単語や、ちょっと発音が違うだけの単語も多くあるのに、全然違う単語や、同じ単語なのに違う意味を表したりする単語もあり、なんで？と思う瞬間がたくさんあるが、言語なので仕方が無い。アムハラ語とティグレ語を区別しながら覚えるのは相当大変そうだ。どっちも中途半端になってしまいそう。。。

  2007.10.20

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  派遣119日目：初演習

  先週授業を開始して、今日が初めての演習の時間。私の担当は演習なので、言わば今日が私にとって初めての授業のようなもの。演習は昼からだが、今日は朝からバタバタな一日だった。というのも、演習に使用するファイルなどを共有ファイルサーバにおいて、学生にみてもらおうと思ってたのだが、そのファイルサーバに書き込みが出来なかったり、デモをしようと作成していたプログラムが別のパソコンでは動作しなかったりと、いろんな問題が発生したためだ。それらの問題も午前中になんとか解決して演習に挑んだが、演習中にまたもいろんな問題が発生。今日の演習の内容を学生が演習用のパソコンから参照できるようにファイルを作成して共有ファイルサーバにおいていたが、参照できないという学生が頻発した。ドメインにログインするアカウントがないという学生もちらほら。昨年、C言語の演習などで、共有サーバへのアクセスなどはやっていると聞いていたので問題ないと思っていたが甘かった。さらに大きな問題は、コンパイラがエラーを発してコンパイルしてくれない。こちらも昨年のC言語の演習で使用していたものなので問題ないと思っていたが甘かった。しょうがないので今日はプログラムを書くのみで、正しいかどうかは私がチェックするしかない。コンパイルしてエラーを確認できないのはつらいが、それ以前に全くプログラムが書けない学生が多く居たのに驚いた。昨年全員C言語の講義を受けているので、簡単なプログラムは書けると思っていたが、関数の書き方が分からなかったり、何で関数にする必要があるの？とか質問があったり。今回はC言語を使ってデータ構造を用いたプログラムを組めるようになる事だが、それ以前にC言語のプログラミングをしっかりと復習しないと厳しいかなと感じた。とまあいろいろ問題が発生したが、やっぱり一番の問題は私の英語力かもしれない。なかなか上手く思った事が伝えられない。言葉では伝わらないと思い、ちゃんどドキュメントも用意したが、それでもやって欲しい事が伝わっていない。同じ事を何度も何度も繰り返し話さないといけないし、教室中歩き回って、疲労感たっぷりの一日だった。

  2007.10.16

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• 派遣116日目：ティグリニャ

  今日からティグレ語のレッスンを開始した。 公用語はアムハラ語だが、ここメケレのあるティグライ州ではティグレ語が話される。お隣のエリトリアでも同様な言語が使われているようだ。 大学ではみんな英語を話すし、大人であればアムハラ語は分かるので、ティグレ語は分からなくても困る事はないとは思うが、現地に馴染むには、現地の言葉を理解するのが一番だと思うので、1時間50ブルと少々値は張るが、家庭教師を雇う事にした。まずは毎週土曜日に1時間で、3ヶ月間続けてみようと思う。 一日目の今日は、フィダルと呼ばれるエチオピア文字の発音の練習と家の中の物の単語をいくつか教えてもらった。フィダルは日本語の50音のような形式で、母音が7つ、子音が27つで構成される。使う文字はアムハラ語と同じだが、発音が違うものがいくつかあった。アムハラ語よりもさらに発音が難しい。

  2007.10.13

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• 派遣115日目：イード・アルフィトル

  今日はイスラム教の祝日の為、学校もお休み。 1ヶ月の断食（ラマダン）が終わった事をみんなでお祝いして団結力を深めようというお祭り。イスラム教のお祭りは太陰暦で行われている為、日付がはっきりしないらしく、前日にスタッフに確認したが、「分からない」と言われた。夜にテレビなどを通じて発表されるということだった。 町で買い物をしていたら、イスラム教徒の集団に出くわした。太鼓を叩き、歌いながら小走りに行進をしていた。集団はモスクまで行進し、祈りを奉げて解散した。せっかくなのでモスクの中を見学させてもらった。教会は何度か見学したが、モスクは初めて。絨毯が敷かれた広いスペースがあるだけでとてもシンプルなものだった。 エチオピアはキリスト教徒とイスラム教徒が約半々いると言われる。その為、両宗教のお祭りが祝日として扱われ、お互いの宗教のお祭りを祝いあう。だが、これまで出会ったイスラム教徒は、大家の代理人として契約を交わした大家の友人の一人だけ。その大家はキリスト教徒だが、契約、家賃の受取りなどを任している。エチオピアにおけるキリスト教徒とイスラム教徒の良い関係の縮図と言えるだろう。

  2007.10.12

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  派遣113日目：初授業

  いよいよ授業が始まった。会社を休んで6ヶ月、エチオピアに来て3ヶ月が過ぎ、やっと本格的な活動が始まった。今期、私は先輩隊員と二人で一緒に「Data Structures」を担当する事になった。対象は2年生。先輩隊員が講義を、私が実習を担当する。講義は週に4時間、実習は週に3時間とかなり多い。第1回目の今日は、自己紹介とC言語の理解度確認テストを行った。本講義の実習は、C言語を使って実装していくので、C言語の基本を理解している必要がある。1年生の時にC言語の講義を受けているので、基礎は理解しているはずだが、どの程度理解しているのか何を学んだのかさっぽり分からないので、まずはテストをして学生の理解度を把握しようと考え、いろいろ悩みながらテストを作った。授業が始まってまず驚いたのは、学生達が前の方に寄って来ていた事。おそらく教室の後ろの方に固まって座っている日本の大学の風景を想像していたからだろう。かなりやる気はあるようだ。自己紹介の方は、始めにアムハラ語で挨拶した時に若干笑いが起こったが、後はノーリアクション。まだまだアイスブレークが足りないようだ。テストの方だが、予想していたより出来は良くなかった。私の問題の聞き方が悪かった可能性は否定し難いが。。。でもちょっと安心した。全部すらすら解かれる程レベルが高かったら教える事がなくて困るが、これなら色々と教える事ができそうだから。こういう時、日本では黒のシャーペンを使うのが常識だろうが、ここの生徒はみんなボールペンを使う。それも青や赤が殆ど。多分シャーペンは高価だからだろうが、黒を使わないのは何故だろう？学生にめっちゃ質問されて答えられんかったらどうしよう・・・とか考えていたが、結局全然会話をすることなく、初めての授業は終わった。

  2007.10.10

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• 派遣111日目：大学スタート

  いよいよ本日より大学の前期が始まり、キャンパスに学生の姿が戻ってきた。今日、明日は科目登録を行い、授業は水曜日から開始される。 今日の午後には、学長が全講師、アシスタントを集めて、初めてのミーティングが行われた。夏期休暇の為、帰省していたインド人講師とも今日初めて顔をあわせた。 会議のメンバーは、学長、学部長2名、講師（以上インド人4名）、日本人ボランティア3名と昨年の卒業生が10数名で総勢20名程度。ちなみにインド人はボランティアではなく（こちらでは）高額な給料で雇われている。だから当然高い技術を持っているのだろうと思う。協力隊で良く聞く「同僚のやる気がなくて困る」なんて事は多分ないだろう。 会議の内容だが、新メンバーの紹介（私）、各種委員選出、諸注意（送迎バスの時間厳守、帰宅時の消灯・施錠など）、校内全面禁煙化について、など。恥ずかしながら半分以上理解できなかった。分かっていた事だが語学力不足を改めて痛感させられた。

  2007.10.08

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• 派遣110日目：SAMURAI

  初めてレンタルビデオ屋で映画を借りた。2,3泊ぐらいでで2ブルで借りれる。もっとも全てCD-Rに焼いた違法コピーだが。 店に入って商品を眺めていたら、「日本刀」という文字が目に止まった。映画のタイトルは「AMERICAN SAMURAI」。これに興味を示していると一緒に店に入ったエチオピア人の友人がさっさと借りてしまったので、しょうがなく一緒に見ることにした。 言葉はもちろん英語で、字幕はアラビア語っぽかった。何を言ってるか全然分からなかったけど、ストーリーはだいたい以下のような感じ。 映画は赤ん坊を連れたアメリカ人親子が乗ったセスナが墜落するシーンから始まる。恐らくセスナが墜落したのは日本だろう。運良く生き残った赤ん坊は、英語ペラペラの老人に育てられる。少年はその老人に剣術と侍の精神を教えこまれる。成長した彼は見事目隠しして飛んできたリンゴを日本刀で真っ二つにできるぐらいの剣術の達人となり、老人から日本刀を授与される。それを気に入らない日本人ぽいアメリカ人のドラ息子（金次郎）は、小指をドスでつめようとするが、老人にそれは侍ではないヤクザのする事だと咎められる。俺はヤクザだと胸に入れた刺青を見せ、彼に悪態をついて家を飛び出して行く。 5年後ロサンゼルスに住む彼の家に強盗が押し入り、日本刀を奪われる。恐らく金次郎の仲間の仕業だろう。そんな時、トルコで日本刀を使った殺人事件があった事を知る。金次郎の仕業だと確信した彼はトルコに渡った。 そこでは、中国人や外国人が武器を使って殺し合いを行い、金持ち達が金をかけて楽しむ格闘場があった。金次郎もそこの戦士として活躍していた。金次郎を阻止すべく殺し合いの場へ潜入した彼は、圧倒的な強さで相手を倒していく。金次郎が冷酷に相手を切り刻んでいくのに対して、彼は決して相手を殺そうとはしない。そしてついに決勝戦で、金次郎と剣を交える事に。金次郎との死闘を制した彼は、やはり金次郎を殺そうとはしない。金次郎は切腹をしようとするが、背中を向けた彼に日本刀を投げつける。だが研ぎ澄まされた第六感を持つ彼はこの刀をはじき返し、そして金次郎の胸を一刺しして幕を閉じる。 とまあ、こんな感じかな。ところどころ奇妙な所はあったが、「侍」という日本の文化を良いイメージで伝える映画だった。でも格闘場の戦士のアジア人の割合が高かったのには、少し違和感を感じた。 ここエチオピアでも良く、子ども達に「チャイナ」とか「ジャッキーチェン」とか声をかけられ、ハイキックのポーズとかを見せられる。日本人と分かると「空手」と言いながら、それっぽいポーズをとる。でも柔道とか剣道とか相撲は良く知らないみたい。柔道の方が世界的に有名だと思うのだが。。。 しかしパッケージにもある○の中に「玉」って何のマークだろう？老人の家紋のようだけど、何か意味あるのかな？誰か知ってたら教えて下さい。

  2007.10.07

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• 派遣109日目：自転車

  今日ついに自転車を購入した。こちらに赴任してからずっと欲しいと思っていたが、高価な買い物だけに躊躇していたが、生活費の入金もあったので、思い切って購入した。月の生活費の1/3ぐらいするけど、これで運動不足の解消や、ストレス発散にもなるし、行動範囲も広がるので十分価値があるだろう。 こちらの自転車はほとんど中国製のマウンテンバイク。マウンテンバイクなのにリアキャリアとテールランプがついているのが印象的だ。選択肢はあまり無く、ほとんど同じようなタイプのものが何台か置いているだけ。自転車屋も2件見つけたが、両方とも経営者は同じ人らしい。 私の購入したのは、シマノ製の18段変速にアルミリム、ライト、スピードメータ、携帯用空気入れ、ドリンクホルダー、車載工具付き。ワイヤーロックもくれた。高い買い物だしちょっとはまけてもらえるかなと思ったが、「Fix Price」と言って全然まけてもらえなかった。野菜とか鍋とかはまけてもらえるのに。そういう決まりなのかな？ こちらでは自転車にもナンバープレートが必要なので、後日役所に申請しに行かない。それまでは乗らない方が良さそうだ。 エチオピア人の友人に会ったら、空気入れや車載工具は盗まれるので家に置いておけとアドバイスを受けた。自転車も部屋の中に保管するように勧められた。盗難には相当気を配らないといけなさそうだ。 あと、サッカーボールも購入した。空き地でペコペコなボールでサッカーをしている子ども達を見て、なんとなく購入したくなった。今度ボールを持って仲間に入れてもらおうと思う。大学でもサッカーをする機会があるようなのでそれまでに練習して腕（足？）を磨いておこう。

  2007.10.06

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• 派遣103日目：入試

  今日はティグライ州の各地でMITの入試が行われた。 エチオピアでは、中学校の終わりと、高校の終わりに全国統一の試験が行われ、その成績によって、大学や学部などの進路が決められるが、MITはティグライ州の各地で独自の試験を実施し、優秀な学生を集めている。 試験会場には、現地スタッフと外国人スタッフがペアになって、試験監督に行く。外国人スタッフが行く理由は不正防止のためらしい。私もどこかに行くのかと思っていたが、残念ながらどこにもアサインされなかった。他の2人の日本人はそれぞれ別の場所にアサインされたのだが・・・まだこちらに来て間もないので役不足と判断されたのだろう。手伝いにきているのに手伝わせてもらえないのはちょっと寂しい。。。 大学は一応10月から始まると聞いていたが、今日入試が行われたのでは、試験の採点をして合否が判定されて、新入生が来るのはいつになることやら。

  2007.09.30

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• 派遣102日目：ETC

  ここ2週間以上、家の電話が使えず不便な思いをさせられている。 受話器をあげても発信音が聞こえない。発信も着信もできない。 近所の電柱を見ると電話回線らしき電線の束が、切れている。 大家には何度も話をしたが、ETCとは話をしていて、来週には使えるようになるとか、明日には使えるようになるとか言うが、いっこうに復旧しない。ETCに直接行って話をしても、家の電話が使えないのに携帯電話からかけることのできない、メンテナンスセンターの番号（日本の106みたいなやつ）を教えて、ここに連絡しろというだけ。 学校の電話を借りて、そこに電話しても「OK」というだけで復旧せず。 たまりかねて今日、ETCに怒鳴り込んできてしまった。 ここに来るといつも苛々させられる。 話をちゃんと聞こうとしない受付のおばはん。 どこからともなくあらわれて「What do you want?」と話を割って入ってくる奴ら。 いちいちその度に状況を説明しなければならないのが面倒臭い。 社員同士、ちゃんと連携を取って対応してもらいたい。 今日は土曜日だから、来週の月曜日には使えるようになる。もし月曜日になっても駄目なら、ここに電話しろと説明を受け、インターネットカフェに1時間程寄って帰ってきたら、既に電話が使えるようになっていた。 以前も電話が使えなくなった事があったが、その時もETCに行って帰ってきたら復旧していた。強く主張しないと何もしてもらえないのだろうか。 ETCの評判は、日本人、エチオピア人の中でも悪い。 ・法外な料金を請求された。 ・止めるのは早いが、復旧は遅い。 などなど。 エチオピア人に聞いても、「Bad Company」という答えが返ってくる。 ETCに限らず、水道や電気に関しても同様な評判も耳にする。 やはり国営企業では良いサービスは期待できないのだろうか。

  2007.09.29

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• 派遣101日目：マスカル

  今日はキリスト教のマスカル（十字架）と呼ばれるお祭りの為、学校などはお休み。 地球の歩き方には、「真実のクロスを発見した日」と書かれてある。どういう意味があるのか良く知らないが、オーソドックスの人達にとっては、とても意味のあるものらしい。 昨晩は、みんなが松明を持って山に登るというので、小高い丘の上にある近くのホテルから山を見学することにした。すごい数の人たちが行列を作って山に登っていくのが良く見えた。近くに居たエチオピア人に話しを聞くと、山に登っているはほとんどが15～30才の若い男性ということだ。彼曰く、今年のマスカルはミレニアムなので特別なんだと言うが、何が特別か具体的に聞いてもまともな答えが返ってこなかった。 行列が山を降りた頃、ホテルの庭ではキャンプファイヤーが始まった。何人かが松明を持って火の回りをぐるぐる走り回ったり、花火を上げたり、松明の上を何度も跨いだりしている。一緒に行ったガードマンも大はしゃぎしていた。今夜は町の至るところで、このようなキャンプファイヤーが行われて盛り上がっていることだろう。

  2007.09.28

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• 派遣96日目：結婚式

  今日は先輩隊員の大家が結婚式をするというのでお邪魔してきた。 これまで休みになると街中で結婚式のパレードを良く見かけてきたが、参加するのはこれが始めて。 会場は新郎の家の前の道路にテントを張って作成した特設会場。 お昼ぐらいに行くと、バンドの生演奏に合わせてダンスが始まっていた。 高砂には新郎新婦とその横に同じ衣装を着た男女が4人ずつ座っているので何かなと思ったら、どうやらお互いの友人達で、このパーティーの盛り上げ役のような感じだった。 衣装は新郎はスーツ、新婦はウェディングドレスと洋風。 既に午前中にホテルでの写真撮影と車でのパレードは終わったようで、午後からはこの場所で飲んで、食べて、踊るようだ。 まずは神父さんのお祈りの後、食事が行われた。 会場には豪華な料理が並べられ、子羊の丸焼きまで登場した。 見た目はぐろいが、なかなか旨かった。 食事が終わると、テーブルが片付けられ、ダンスタイムの始まり。 まずは友人達が踊り始めた。我々も誘われて輪の中に入って、見よう見真似で適当に肩をゆすりながら踊った。 一曲終わってしばらくするとまた同じ音楽が始まり、今度は違う人達が踊りだす。という具合に4時間ぐらいこれが延々と続けられる。 日も暮れかかった頃、パーティのクライマックスとして、音楽に合わせて陽気にケーキカットやシャンパンシャワー、花火が行われた。 テントの中で吹き上げる花火をやったが、火柱が天井におもっきりあたっていたのには驚いた。 ここでちょっとしたハプニング。新婦が投げていたキャンディーがビデオを撮っていた私の左目に見事命中。コンタクトが外れてヒヤッとした。持ってきたコンタクトの予備も使い果たしてしまっていたので、明日から眼鏡生活が始まるところだった。 この後、新郎新婦はリボンや花で装飾された綺麗なベンツに乗り込み、友人達の乗った車数台を引き連れて、クラクションを鳴らしながら、町の中心部に向かっていった。そして街中の一番大きな交差点の真ん中で花火などドンちゃん騒ぎをした。 今回のはいわゆるお金持ちの結婚式で派手に行われた。こういうのを見ていると自分が世界最貧国に支援しにきていることを忘れてしまいそうになる。今度は庶民の一般的な結婚式を見てみたい。

  2007.09.23

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• 派遣92日目：警備員

  外国人の住む家にはたいてい警備員がいている。 協力隊員も警備員を雇う事が可能で申請すれば費用が出る。 1人、もしくは2交代制2人まで申請が可能だ。 夜の警備員は赴任した日から大家が勧めた警備員を雇っているが、昼の方はまだ決まっていない。 何人かに紹介してもらえそうだったが、いずれもこちらが提示した給料（JICAの許容範囲）に同意してもらえなかった。 週に2回来てもらっているマミティーが今働いているドイツ人が気に入らないので、そこを辞めてここで毎日雇ってくれと言ってきたので、昼の警備員代わりに雇えないか調整員に相談したが、女である事を理由に却下された。 夜の警備員は昼は役場で働いて、少し寝た後、夕方家に来る。夜は部屋で勉強しているようだ。 今日彼に台所のドアの鍵を閉めるように進言された。虫が入らないようにドアは閉めるようにしているが、鍵もかけろと言う。もちろんリビングなどのあるところは鍵をかけるようにしているが、台所は食べ物ぐらいしか置いてないし、いちいち開け閉めするのも面倒臭いので鍵は開けっ放しだ。でも彼曰く、昼は誰も居ないので誰か入ってきて、食べ物をとっていかないか心配だと熱く語られてしまった。 全然時間通りには来ないが、仕事熱心な彼に警備してもらっているという事で一応ご報告。

  2007.09.19

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