鬼ジジの笑い
これは、オクラの花。前回の日記で、花咲かずそのまま、、、なんたらかんたら、、、と書いてしまったんですが、ちゃ~んと花が咲いてました; 一号は、ねこたの気づかないところで咲いて散ってたようで。それで、オクラってつぼみのまま実になるんだと勘違いしていました;;; すみましぇ~ん( ̄ー ̄#)最近よくパンを焼いています。ただ、ねこどが焼いた途端に丸呑みぐらいの勢いで食べてしまうため、写真を撮るチャンスがなかなかなくて;今日は、後ろで「早く食わせろ」視線をビシビシ感じながらも、かまわず写真撮影を続行。今回は、「グラナ・パダーナ」というチーズを、マイクロプレーン社のグレーターで削ってかけてみました。グラナは、レジャーノよりは安く、ペコリーノよりは高いですが、味はレジャーノとそう遜色ないので、よく使ってます。フード・コーディネーター気取りで写真を撮ってみました( ̄▽ ̄v)エヘパンの左横に写っているのが、ねこたお気に入りのシェーカー。アントワ猫さんと一緒に行ったアンティークショウでGETして以来、気に入って使ってます。値段は500円ぐらいだったかな?今日、インターネットで、米系C銀行のオンライン口座から資金を移動させようとしたら、エラーが出たのでカスタマーサービスに連絡したところ、、、「口座が凍結されている」と言われ、「なぬー#」。聞けば、「1年間アクセスがなかったため」だと~。という訳で、BLOCKを解除してもらい、48時間待つ羽目に。思えば、この口座、開設した時からケチのつき通し。手違いで、2回も暗証番号が送られてくるわ、ATMでも、引落としできず# そういういわくつきだったため、口座はほとんどタッチしてなかったのです。ま、それはさておき。今日、パン作りをしている最中、以前読んだ「女の勲章」という小説をふと思い出しました。この小説は、良家のお嬢さんとして生まれ、裁縫学校を経営して波に乗り、表舞台に出て華やかな脚光を浴びながらも、諸処の事情により最後は自殺に追い込まれた一人の女性の悲しい人生を描いた小説ですが、その中で真珠について、登場人物が語る場面があります。この登場人物は、「真珠作りは残酷」と言うのですよね。あこや貝は、傷をつけられて他の貝の核を挿入され、真珠が出来た途端に無理矢理こじ開けられて真珠を取り出され、ポイ、と捨てられてしまう、なんて残酷なんだ、というのです。まあ、この話が、この小説の伏線ともなっていて、あこや貝=主人公の式子という訳です。彼女は、寝食を忘れ、自分の身を削って働いてまで真珠=裁縫学校を手塩にかけて育てたのにもかかわらず、学校の経営が波に乗り、一人歩きするようになると、周りの人間の思惑で、表舞台から葬り去られてしまうのです。なぜ、この話を思い出したかというとですねー(話が長くてスミマセン;)、パンを作るときに欠かせないのが、イースト。このイースト、最初は暖かい砂糖入りのぬるま湯に入れられて目を覚まし、コネコネ・マッサージを受けて気持ちよくなって、よっしゃー!って感じで膨らんできたところを、また日向ぼっこをさせられて更にご機嫌になった途端! オーブンで焼き殺されてしまうからなんですよね; ねこた、最近よくパンを作っているんだけれども、ねこたキッチンの周りには、イースト菌の霊がいっぱい浮かんでるかもなあ、などと、変な空想をしたり。そういえば、昔、教科書に、石垣りんの詩がのってたのを覚えたりしませんか? これも、こわーい詩でしたね。。。 みなさんのキッチンにもたくさん、調理されて成仏した物の怨念?が漂っているかもしれませんねえ~(笑)「シジミ」 夜中に目をさました。 ゆうべ買ったシジミたちが 台所のすみで 口をあけて生きていた。 「夜が明けたら ドレモコレモ ミンナクッテヤル」 鬼ババの笑いを 私は笑った それから先は うっすら口をあけて 寝るよりほかに私の夜はなかった。(教科書に載ってるぐらいだから掲載してもOKですよね???)