ニーハオ中国

出張から戻ったら、家の場所が変わっていた。
そう、私が出張している間に、家を引っ越したのだ。

以前は私ひとりでワンルームに住んでいたのだが、
夫が大連に来て、手狭になったための引越し。
ほとんど全部私の荷物なのに、引越しは
私がいなかったために、全部夫がするはめに。

4月初旬に引っ越したので、
もう1ヶ月ぐらい経っているはずだが・・・

ドアを開けて、びっくり。
ダンボール箱が所狭しと並んでいる。
ベッドもむき出しのまま、手つかずだ。

聞くとこの1ヶ月間、ずっと同僚と一緒に
外で泊まっていたという。
家がちらかりすぎて泊まれないって。
（片付ければいいのに！）

さっそく簡単に片付け開始。
こういう細かい仕事って、多くの男性は
苦手とする分野なのかも。
やって、って頼んでも、こっちの思うように
ならないので、いっそ何もしてくれないほうが
いいって思ってしまう。

次の日、夫の事務所に行ったら、
内装も終わって、事務家具も揃って、
すっかり事務所らしくなっていた。
もともと何にもなかったのにね～。
掃除とか片付けは苦手でも、
こういう仕事は早い。

全部の人がそうだとは言えないけれど、
男性は大雑把に物事を捉えることが得意で、
女性は細かい作業が得意という気がする。

わたしなんて、部屋の掃除を始めたら、
机のちっちゃい汚れひとつが気になって、
それだけに一生懸命になってしまう。
全体を見る、とか、重要な順に順番をつける、
とかいうことができない。
ばかだなーって思うけど。

でも、細かいことをひとつひとつする人がいないと、
これも困るしね～
夫なんて、部屋いっぱいの荷物を前に、
どこから手をつけていいかわからなくて、
結局何にもせずに1ヶ月、なのだ。

おおさっぱに物事を捉えることができる人と、
細かいところに目が行く人と、
どちらがいい、悪いということはなくて、どちらも必要。

お互い、相手のことを理解できない、って嘆きつつ、
でも、得意なところが違って、
まあよかったんじゃない、って、思う。