カテゴリ:仕事・日本語教育
今日は朝7時のバスで青島→栄城に移動。
とある外国語学院で、学生面接を行った。 学生がペーパーテストをしている間、 そこの院長先生と学校の話などをしていたのだが、 「つばめさんは、中国のどちらのご出身ですか?南のほう?」 と聞かれた。 「いえいえ、私は純粋な日本人です」 と答えたのだが、にわかに信じがたい様子。 すずめが豆鉄砲くらったような顔で私を見つめる。 「・・・夫は中国人ですけど。」 と付け加えると、「あぁー」と納得してくれた。 最近中国語力が伸びた、と自分でも思う。 まあ、長く話しているとさすがにボロが出るのだが、 日常を超えない範囲の会話なら、だいたい聞き取れるし、 話すことにもそんなに不自由を感じなくなった。 語学というのは、やはり必要に迫られて使わないと、 なかなか伸びないものだと思う。 中国人の夫と一緒ん暮らしていても、 うちで話す会話は 「ご飯食べた?」「テレビ見る?」など、 本当に簡単な日常会話のみ。 しかも、夫と話すとき、なぜか私の話し方は、 かなーりゆっくり、子供のような話し方になってしまう。 たぶん心に甘えの気持ちがあるから、そうなるのだろう。 そして、夫の話が聞き取れなかったら、無視。 そういうことも許されるのが、家庭での日常会話なのだ。 だが、外ではそうはいかない。 仕事で中国語を使うとなると、子供みたいな 話し方ではお話にならないし、聞き取れなくて 仕事の話ができないと、致命的。 自然、緊張感とある種のプレッシャーが生じてきて、 仕事のときの私の中国語の話し方は、 家でのそれとかなり違うものとなっている気がする。 1ヶ月前にこの仕事を始めたときは、 本当に私でつとまるかどうか、 不安で心が押しつぶされそうだった。 だって、今まで中国人担当者がやっていた仕事を 日本人の私ができるのか、言葉の壁もあるし、 人との付き合い方などの文化の違いもある。 新しい仕事に対して全く自分に自信が持てず、 この状況から逃げたくてしょうがなかった。 今は・・・、 不安を通り越して、あきらめの境地となり、 とにかくこうなったらやるしかない、 できるかどうかは別として、 一生懸命やるのみだって、腹がすわった感じ。 そう思って仕事に取り組みはじめると、 苦しい中にも、結構面白さも感じはじめてきた。 すぐには前の担当者みたいにできないかもしれないけど、 今回の出張を通じて、私も頑張ればできるかも、って、 ほんの少し、希望が見えてきた気がする。 中国語も、少し話が入り組んできたり、専門的になってくると 聞き取れないこともあるのだが、自分で思ってるほど、 全然できないわけじゃないんじゃない?って思えてきた。 まだまだ語彙力が足りないのは痛感しているけど、 それは、少しずつ勉強を続けていけば、解決できることだし。 今日は午後、栄城で仕事を終え、その足で文登へ移動。 明日も、朝7時半から学生を面接して、 その後煙台に移動し、煙台から大連に戻る予定。 大連に戻ったら戻ったで、やらなければならないことは 山積みなのだが、とりあえず出張はあと1日、 なんとか頑張ろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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