カテゴリ:仕事・日本語教育
出勤二日目。
私は40代ぐらいのWさんという中国人担当者の 隣の席に座って、一緒に資料チェックしている。 Wさんはすごく声が大きくて、はっきりものをおっしゃる方。 留学申請学生の経費支弁者の勤め先確認を電話で行っているのだが、 このやり取りがいやでも耳に入ってくる。 ルルルル、ルルルル・・・。 「もしもし、お宅どちらさん?」 Wさんがかけたのに、自分の名前を名乗らず、 相手に名乗らせる。ま、これは中国では 結構普通だけど、その後の展開が面白い。 「(経費支弁者の名前)さんって人、います? え?そんな人いない?○○さんっていう人、 お宅さんの部長じゃないの?え?出かけた? ・・・あー、いるのいないの、全然はっきりしないねえ。」 「で、お宅さんの会社の社長の名前はなに? どうして社員が社長の名前もわからないんですかー? 何してる会社ですか」 まったく、やりとりを聞いていると、お笑いの世界だ。 もともと話がチグハグで変なところに、 W先生の部屋中に響く大きな声とキャラクターが重なって、 書類審査のまじめな話を笑っちゃいけないと思うのだが、 昼、T先生にこの話をしながら、今までこらえていた笑いが こみ上げてきて、涙を流しながら笑ってしまった。 毎日まじめに仕事してる(つもりだ)けど、 たまには笑ってストレス発散、 日々繰り広げられる摩訶不思議、 楽しめるぐらいじゃないと、 この世界では生きていけないのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/02 12:47:25 AM
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