ニーハオ中国

最近、家でお掃除の生活から抜け出して、
毎日外に出かけるようになったので、
ちょっとお疲れ気味。

今日は夕方うちについたら、
なぜか眠くて眠くて・・・。

で、ちょっとだけ、と思って
ベッドに横になった。

夢うつつの中、

バタン！

と激しく扉を開ける音に目が覚めて、
ベッドルームから出てみると・・・、

夫が必死の様相で立ち尽くしている。
時計を見ると、夜8時半。
あ、寝過ごした、と思って、

「ごめん、今ご飯の準備するから」

と言うと、

「･･･心配したじゃないか！」

と夫。

二度のメールにも妻からの返事がなく、
電話にも出ないので、
何か起こったかと心配しながら帰途についた。
アパートの前につくと、部屋の電気がついていない。
ここで想像は一挙に悪いほうへと傾いていく。
これは事故か事件にでも巻き込まれたに違いないと、
怖くて階段を登るのをためらったという。

アパートの階段の下で、
落ち着こうと思ってタバコを吸いながら、
色んなことが頭をよぎる。

事故か事件か。
いつ110当番しようか。
警察に何て話したらいいんだろう。
オレ、最近何か悪いことしたか？
これって天罰なのか。
彼女の親に何て申しわけしたらいいんだ。

考えれば考えるほど思考は悪いほうに流れていく。

力の入らない足を引きずるようにして
５階まで登ってきたそうだ。

「ごめんね･･･」

しんみりと謝るつばめ。
これだけ心配させて、ほんとに悪いことをした。
携帯に出なかったら、すごく心配するって
分かってるのに、なんでベッド脇に
携帯を置いとかなかったんだろう。。。

それにしても、つばめの性格考えたら、
友達と遊びほうけてるとか、
家でぐうたら寝ているとかいう
想像はしないものなのだろうか。

どうもつばめが外国人だから、
ちょっと普段と違うことがあると、
すぐに悪い考えが頭に浮かんで、
心臓がドキドキしだすらしい。

「妻の両親に申し訳が立たない」
とまで考えるなんて、想像も行き過ぎだよねー。

でもこれって、やっぱり男性ならではの発想。
もし私だったら、夫に何かあっても、
「夫の両親に申し訳が立たない」
なんて思わないと思うもの。
男性は、意識無意識にかかわらず、
結婚したら奥さんの人生の保護者か責任者のような気分で
毎日を過ごしているのかなー、って思って、
心配性の夫が少しかわいそうになった。

せめてあんまり心配かけないようにしなくちゃね、
と、反省しきりのつばめでした。