ニーハオ中国

この週末、夫の会社の人たちと一緒に
「日照」という町へ行ってきました。

夫に、「一緒に行く？」と聞かれたので、
「行く。」と答えて、一緒についていったのですが、
行ってみると、ただの旅行ではなく、
会社の研修を兼ねた旅行だったのでした。
どおりで今回は会社の人の家族は誰も参加していないわけだ。

ホテルに着くと、研修トレーナーが待っていて、
グループに分かれてリーダーを選び、
グループのスローガンやテーマソング、旗印などを決める。
その後、運動場に出てグループ活動。

太鼓にたくさんの紐がついていて、
それをグループの11人みんなで持つ。
そして太鼓の上にボールを載せて、
40分間で何回ボール突きができるかを競う。

最初のみんなの目標は10回。
それが、最後には3つのグループ全て
100回を超える記録が出た。

その後また会議室に戻り、
先ほどのグループ活動の振り返りを行う。
変化についていくことの大切さ、
目標を高く掲げることの重要性、
そして、実現可能な範囲の目標設定をすること、
目標は明確にすること、また測定できること、
など、研修教官がフィードバックを行う。

へー、中国でもこういう研修が行われているんだな。
社員の友好と団結力、そしてリーダーシップを高める活動。
私は中国人の中にひとり混じって、
なんだかよく分からないけど、面白かった。

翌日は海辺での活動。
午前中は、グループで砂山の彫刻を作る活動。
午後は、ボート競争や水中バレーボールなど、
多彩な活動があった。

私がみんなと活動に参加している間、
夫はというと、みんなの昼食や夕食の手配をしたり、
病気の人をホテルまで送り届けたり、
薬を買いに走ったり、と朝から晩まで大忙し。

ほんとは海が大好きな夫なのに、
ほとんど活動に参加しておらず、
夕食もまともに食べておらず、
見ててかわいそうだった。

夜、少しだけ時間ができたので、
夫と海辺を散歩した。

二日間、夫の様子を見ていて思ったこと。

この人は、私が海でおぼれても、
まずみんなを助けて、それから私を
助けに来るのだろうな、ということ。

夫にそういうと、

「ばか」

と言われた。

夫はリーダーだから、
みんなを遊ばせるために来たので、
自分が遊ぶために来たのではないそうだ。

たまに夫の会社の人と一緒に行動すると、
家とは違う夫の一面が見えて、
いろいろ思うことが多い。

↓日光の海辺で、夫の会社の人と。