カテゴリ:仕事・日本語教育
国慶節明けの今日、10日ぶりの授業。
授業を持ち始めて1ヶ月、 実はつばめ自身、ちょっと悩んでいた。 どうも、授業運びがうまくいってない気がする。 授業の流れが、どうも、ん?って感じなのだ。 つばめは3年の日本語教師暦があるけど、 2年のブランクもある。 下手な経験が邪魔をして、 知らず知らずに、こうしてこうしたらこうなるはず、 って思い込んで授業に臨んでしまっているのか、 授業準備には相変わらず時間はかかるのだが、 初めて教師になったときのような、 新鮮な気持ちを失っている気がする。 新しいアイデアが湧き出てこない。 んー、マンネリか? それに、以前は学生がかわいくて仕方がないという 気持ちで授業に臨んでいたのに、 今回なぜか、そういう気持ちが湧いてこない。 学生はもちろんかわいいのだが、 以前と比べると、感情の投入度が明らかに違う。 そういう自分に自分でとまどってしまった。 これは気持ちの問題だから、努力で何とかなるものでもない。 わたし、どうしちゃったの? わたし、どうしよう・・・。 こうなるともう、マイナススパイラルで、 気持ちはどんどん落ち込んでいく。 実は、今回のクラスはゼロから私がメインで 毎日教えるので、ひそかに責任を感じている。 学生の日本語が上手になるかどうかは、 すべて自分の肩にかかっているようなプレッシャーを感じるのだ。 それもあって、余計に気張ってしまって、 授業が生き生きとした雰囲気に欠けてしまっているのかな。 もう1ヶ月になるけど、学生の会話の反応や発音は 日本で教えていた学生に比べて、 イマイチな気がする。 やっぱり私の教え方が間違っているのかな。 私ってほんと、ダメで役に立たない人間だわ・・・。 国慶節で休みをはさむ間、 いろいろ考えてマイナス思考のまま、 7日の夜中に北京から済南のうちに帰ってきたつばめ。 予習しようとするが、どうも頭が回らない。 明日は、「あげます」「もらいます」の重要な部分なのに、 どうするの? 結局朝方5時ごろまで準備したが、 「これでいける!」という感覚は持てないまま。 寝不足の体を引きずりながら、 なかばヤケッパチで出勤。 ああ、10日ぶりの授業、休みの間に、 学生たちがすっかり日本語を忘れていたら どうしよう、という心配が胸をよぎる。 それとも、休み明けでダラけてしまい、 私の授業になんか、出てくれないかも? ところが。 休みに故郷に帰って英気を養った学生たちは、 時間前に全員教室に入っていて、 私が教室に入ると、「おはようございまーす!」と 元気よく挨拶してくれた。 私の話す日本語に、キラキラした目でこちらを見つめ、 うれしそうに反応してくれる学生たちを見たとたん、 「この子達がいとしい」 という気持ちがこみ上げてきた。 その日の授業は、小さいところはさておき、 おおむね流れもスムーズで、楽しい雰囲気で 進んだ。 ちょっとほっとした1日目。 なんかつばめ、自分で自分を追いつめて、 現実以上に悲観して、勝手にブルーになっていたのかな。 どうも、教えよう、教えようと 気張っていたのが裏目に出ていたのかも。 私が学生たちに元気をあげないと、と、 気を張って授業に臨んでいたつばめだが、 実はいつも、学生たちから元気をもらっていたんだな。 なんかつき物が落ちたような気分だ。 まだまだホントに未熟なつばめですが、 かわいい学生たちのために、 あと3ヶ月、がんばりたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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