ニーハオ中国

今回は総勢20人の中国人ツアーに参加しての
タイ旅行だったが、いざタイに着いてみると、
同じような中国人ツアーにいっぱい出会った。

どこもかしこも、中国人だらけなのだ。
かつての日本人がそうだったように、
豊かになった中国人が今、世界中の観光地に
押し寄せている。

そして彼らは、お土産の買いっぷりもいい。

宝石店に連れて行かれては宝石を買い、
ワニ加工センターに行けば、ワニ皮製品を買い、
免税店に行けば、化粧品などをごっそり買い込む。

連れて行かれたタイの干し果物店など、
普通の店の何倍もするんじゃないかと、
つばめなど疑ってかかって買う気がしないのだが、
ふと見るとツアーの中国人たちは袋いっぱい買っている。

うちの夫なども、お土産屋に連れて行かれるたびに
やれツバメの巣だの、蛇の成分から作った薬など、
安くもないものを買い込んでいた。

どうやら、家族や上司へのお土産らしい。

日本とお土産の感覚が違うのだ。

日本だと、チョコレートや小物で済ませるところ、
中国人だと仲のよい人やお世話になっている人に
そんな簡単なお土産だと、
逆に失礼になってしまうらしく、
どうしても高価なものに走りがち。
しかも中国人、「健康」というテーマに弱いと
つばめは見た。
体にいいと聞くと、金に糸目をつけないところがある。

ともかく中国人観光客が多いのと、
結構お金をバンバン落としてくれるのがあって、
タイの華僑は今、引っ張りだこらしい。
中国語を話せないと、いまどきの観光業界では
やっていけないのだ。

日本からのタイ個人旅行のように、
自分でおいしいお店を探して食べに行ったり、
ゆっくり優雅にスパやマッサージしたりという
旅行ではなかったけれど、
これはこれでひと味もふた味も違った
初体験満載のタイ旅行となったのでした。

↓ワット・プラケオ。
　ここを皮切りに、アユタヤには行くわ、
　パタヤーには行くわ、マッサージはあるわ、
　夜の劇場はあるわ、ゾウやワニのショーに
　買い物ツアーも組み込まれ、
　忙しくも充実した６日間でした。