カテゴリ:中国で内装リフォーム
窓ガラスの取り替えが済んだ頃、
セントラルヒーター会社の職人さんが 測量にやってきました。 つばめは1階でチビちゃんを見ていたので、 職人さんと一緒に6階には上がらなかったのですが、 しばらくして上がってみると、 職人さん、古いセントラルヒーターを取り外した後、 色んな部品や管をつないだりして、 どうやら設置の下工事をしているよう。 つばめは、ん?今日は測量じゃなかったっけ? と思いながらも、何も言わずに1階に戻りました。 しばらくして再び6階に上がってみると、 職人さんは工事を終えたところで、 つばめにこう言いました。 「今日の工事で使った部品代760元と 人件費900元を払ってください」 つばめは今日は測量だと聞いていたし、 セントラルヒーターの代金以外に、 下工事の部品代がかかるとは知らなかったので、 それを職人さんに言うと、 「どこでもみんな部品代を別にもらっています」 と言うのです。でも、760元もの部品代、 どこに何を使ったのかも分からないし、と思って 現場監督に聞いてみると、だいたいそんなものだと言う。 工事が全部終わってから支払ってもいいですか、 と聞いてみたが、もう部品は使ってしまったので、 どうしても払ってもらわないと困るという。 まぁ、しょうがないか~、と払う約束をして 職人さんと一緒に1階に下り、 義父母にその話をすると、義母、 「部品代がいるなんて話、聞いていないので払えない」 と主張。 職人がもう部品を使ったのだと話をすると、 「いくらの部品をどれだけの数使ったのか、 紙に書いてちょうだい」 と義母。 職人は部品の値段と数量を書いて、 「これでも管のメートルを少なめに計算してあげたのですよ」 と必死で主張。 それを聞いてつばめは、本当っぽいなあ、 払ってあげてもいいんじゃない?と 心の中で思ったが、義母、 「そんなお金がいるなんて話、聞いてなかったので、 うちに現金を置いてない、今度払うからもう一度出直して」 と食い下がる。銀行でお金を下ろしてくるのを 待ちます、という職人さんをまぁまぁ、 必ず払うことは払うからとにかく出直して、と 追い返してしまった。 職人さんが帰った後、義母は言った。 「部品代がこんなに必要なのかどうか、 会社に確認したほうがいいし、 また部品を大目に請求していないか、 6階に上がって現場をちゃんとチェックしてから 払っても遅くない。 だいたい、ヒーターの設置もまだ終わっていないのに、 部品代ばかりか人件費まで請求するなんて、おかしいよ。 つばめが外国人でお人よしそうに見えるから、 なんでも請求するんだよ。そんなのに素直に応じちゃダメ」 そう注意されて、いちいちそうか~、なるほど~、と うなづくつばめ。 もし義母がいなかったら、部品代ばかりか、 きっと人件費も一緒に払ってしまっていただろう。 日本の感覚でついお金を払ってしまいそうになりましたが、 中国ではお金を払ったらそれで終わり。 その後、会社がドロンしてしまってもどうしようもないし、 本当は部品代は必要なく、職人さんがうちから取った 部品代をポケットに入れていたと分かってもあとの祭り。 だから、支払いはあとに延ばせるだけ延ばすというのが 中国では常識だ。 日本企業が、中国で代金の回収に四苦八苦しているという ような話を聞くが、さもありなん、でも 支払いを延ばすほうの気持ちもちょっと分かる気がした 今回の一件でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/12/08 01:04:39 PM
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