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ニーハオ中国

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2009/12/15
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そろそろ内装も完了が近づいたある日、
現場監督が言いました。

「余った材料は今日返品しますね。」

分かりました、と返事をしたものの、
子供の世話に追われて6階に見に行く暇もなかったつばめ。
監督が返品する材料の整理が終わったら
つばめを呼びに来てくれるか、
そうでなくても返品する際には
買った時のレシートが必要なはずだから、
つばめにそのレシートをもらいにくるはずだと
思っていたのですが、現場監督、
そのままつばめに声をかけずに帰ってしまったよう。

返品する品はどうなっているかと
6階に上がってみると、
見事、ぜ~んぶ運び出した後。
余った材料はきれいになくなっていました。

ここへ来てはじめて、
「やられた!」と気づくつばめ。
監督が返品すると言った時に、
一緒に監督にぴったりついて行って
返品材料をひとつひとつ確認すべきだった。。。
そう後悔してもあとの祭り。
日本ではそんなところまで気を回す癖がついていないので、
まさか監督が、こちらに何も言わずに
先に商品を全部運び出してしまうとは
思わなかったのです。

私たちが購入した材料なのだから私たちのもの、
それを持ち出すなら、まず持ち主に一言声をかけて
確認するのが当たり前だと
日本人のつばめは勝手に思い込んでいましたが、
ここは中国、そんな常識は通用しないのだったと、
事後に初めて気づかされる始末。

商品さえ運び出してしまえば、
あとは監督の思いのまま。
持ち主がどれだけの材料が余ったのか
確認をしていないわけだから、
監督が「これだけ余っていました」といえば
「はぁ、そうですか」としか言いようがない。
商品の一部をヤミに流しても、自分のポケットに入れても
つばめたちにはその証拠をつかみようがないのです。

監督とも少し仲良くなっていたので、
まさかまたやられるとは思いませんでした。
監督を無意識に信用していたつばめがバカだった。。。

つばめがバカだったとはいえ、
なにか監督に裏切られたようで、
どこにもぶつけようのないモヤモヤした
後味の悪い気分だけが残ったのでした。





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Last updated  2009/12/15 05:27:43 PM
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