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ニーハオ中国

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2010/04/28
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カテゴリ:育児
チビちゃん、今日で満1歳6ヶ月になりました。
背が低くやせぎみなので幼く見えるらしく、
「何ヶ月?」とか「1歳になった?」とか
聞かれることが多いです。
でも1歳になったばかりの子が
こんなに勢いよく走ったり、グルグル回ったり、
つま先歩きや後ろ歩きしたりするわけないですよね。
機敏に動き回る姿は1歳半の子供そのものです。

自己主張もますます強くなってきて、
しきりに大人の手を引っ張って、
自分の行きたい所にどんどん歩いて行きます。
外に行きたい時は母の靴を持ってきてはかせようとしたり、
父の上着のところまで走っていって
それを着て外に行こう!と誘ったりするので面白いです。
座っていると母の手を取って立ち上がらせ
「遊ぼうよ~」とせがんだり、
外でアリやひよこを見つけて、触りたいけどこわいときなど、
母の手を引っ張って母に触らせようとしたりします。
チビの言うとおりにしないと
かんしゃくを起こしてキーッと大泣き。
自分の思いが伝わらないときも怒り泣き。
そんなチビに、周りの大人は振り回されっぱなしです。

ミルクも、以前はだれがやっても普通に飲んでいたのですが、
最近は「お母さんじゃなきゃイヤ!」。
父や祖父母がミルクをやろうとしても、
ミルク瓶をかかえて母のところまでやってくるのです。
母がミルク瓶を持って飲ませてやると
うれしそうに飲みます。
食事も同じ。
他の大人が食べさせようとした物を手に取り、
母親に手渡します。
「お母さんが食べさせて~」と言っているのです。

常に大人の注目を浴びていたいチビちゃん、
戸棚の隙間や引き出しなどにわざと手をつっこんで
いかにも挟まれた、というふうに
「アー」と大人を呼びます。
最初はびっくりしてチビちゃんの手に
怪我がないか調べたりしていましたが、
何度も同じことをするので
それは演技だということが分かってきました。
大人がびっくりして飛んできて
必死にチビをかまうのに味をしめ、
おもしろがって遊んでいるのです。
「もう!」と怒りたくなりますが、
クルクル動くいたずらっぽい目で笑いかけられると、
つい笑ってしまいます。

おっぱいのことはすっかり忘れたようで、
夜眠くなると、母の太ももに頭をもたせかけたり、
母の腕の中にまあるく納まるように入ってきたりして
そのまま眠ってくれることが多くなってきました。
夜中、1,2回目覚めるのですが、
母が添い寝で胸に抱きかかえるように包み込んでやると
そのまま再び眠りにつくことも。
ある晩チビちゃんが目覚めた時、
母のつばめがすかさずそばに寄って添い寝すると、
首をムンズッ、とかき抱かれてびっくり!
母の首や腕を抱きかかえていると安心して眠れるようです。
おっぱいは卒業しても母に対する執着は
ますます強まってきているようです。

言葉の理解も進んでいるようで、
「ゴミ捨ててきて」と言うと捨てに行ってくれたり、
「ちょっとどいて」と言うと体をずらしたり、
「貸して」「持ってきて」「置いといて」などの
指示もちゃんと分かっている模様。
手を洗う時、「ちょっと熱いかな」と言っただけで
急に泣き出したのにはびっくりしました。
つばめが思っている以上にチビちゃんは
親の話していることが分かっているようです。

話すほうの変化といえば、
「~はどれ?」と聞くと、「こ!(これ)」と
代名詞を使ってその物を指差すようになったこと。
でも、「これ」も「ここ」も「あそこ」も
全部「こ!」なので、こそあどが本当に分かっているかどうかは
いまいちはっきりしません。

代名詞以外には、どうやらチビちゃんは
日本語の文法が分かっているようだと発見。

「チビちゃん、お母さんにチューして」
と言うと母のほっぺにチュッとキスしてくれ、
「お母さんチビちゃんにチューするよ」と言うと
ほっぺを突き出してキスを受けてくれます。
おそらく語順の違いで意味が変わることを
分かっているのです。
チビちゃん、かしこい!

口から出る単語のほうは、
「マンゴー」→「ゴ」、「ビワ」→「ビ」
など、あいかわらず言葉の最初か最後の一音を
繰り返すことが多いですが、
「チョウチョ」「ゾウ」「マメ」など、
単語全体をちゃんと正しく言えるものも
少しずつ出てきました。
「ミンミン(ミルク)」は「メンメン」になってしまうのですが、
飲みたいときに言ってくれるので
チビの欲求がわかるようになり、
ずいぶん楽になりました。

中国語のほうも少しずつ口から出る言葉数が増えています。
靴や靴下、えびや魚などの単語は、
日本語ではなく中国語。
数字も中国語のほうが言いやすいようです。
また長ネギをかじって、「辛(ラー)!」と言ったり、
大人の真似をして、「走(ゾー!)」と言ったりします。
以前は中国語と日本語が入り混じる環境の中、
自信が持てないのか消え入りそうな声で家族を呼んでいたのが、
ある日突然、大きな声で、
「ナイナイ!」「パーパ!」と言い始めました。
チビちゃんの中で何かがふっきれたのでしょうか。

そして、つばめのことは今まで
「かぁ」「かーか」と呼んでいたのが、
その日突然、自信ありげにつばめを見つめながら、
「マーマ!」と言ってきました。
「はーい」と返事してやると、
うれしそうに「ママ!ママ!」と連呼。
その後「お母さんって言って」と言ってみると、
「かーか」と言ってくれました。
そこで試しに「お父さんと言って」と言ってみると、
「とぉ!」と元気な日本語。
今までだれをどう呼んだらいいか悩んでいたけど、
「お父さん、お母さん」でも「パパ、ママ」でも
どっちで呼んでも大丈夫なんだ、
と悟ったのかもしれません。

それを契機に、家族以外の
「お兄ちゃん(ガーガ)」「お姉ちゃん(ジェジェ)」
なども言えるようになり、
テレビなどで自分より少し大きい子供を見ては
ガーガ、ジェジェと呼んだりしています。

日本語だけ、中国語だけの環境の子と比べると、
言葉は少し遅めなのかもしれませんが、
チビちゃんなりに言葉を覚えるのを楽しんでいるようなので、
これからも見守っていきたいと思います。





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Last updated  2010/05/02 12:25:53 AM
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