日本パスポートについていくつか疑問点があったので、
北京の日本大使館領事部に電話で問い合わせてみました。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 《通行証について》 「中国で子供を産んだ場合、子供は北京の日本大使館領事部で 日本パスポートを作ったら、それで日本に帰国できるのですよね」 「いいえ、日本パスポートだけでは中国を出国できないんです。 中国で生まれた子供は中国への入国記録がないからです。 日本パスポートを持って雍和宮の北京市公安局出入国管理処で 通行証を発行してもらってはじめて中国を出国できるんですよ」 「そうなんですか。日本人同士の子供でも、 日中ハーフの子供でも同じですか」 「同じです。中国で生まれた場合、いずれも通行証が必要です。」 《日本パスポートの発行地による違いについて》 「日中ハーフの子供は、中国で作った日本パスポートを 雍和宮の北京市出入国管理処に持っていっても 子供には中国国籍があると言われて 中国ビザを発給・延長してもらえない、 でもいったん日本に戻って、日本でもう一度 日本のパスポートを作り直してそれを雍和宮に持っていったら 日本人として普通に中国ビザを発給・延長してもらえる、 という噂を聞いたのですが、 中国で作った日本パスポートと、日本で作った日本パスポートは 何か違いがあるのですか」 「いいえ、中国で作っても日本で作っても全く同じです」 「そうなんですか。日本パスポートにはICチップが入っていると 思いますが、そこにパスポート発行地情報や、親の一方が 中国人であるというような情報は入っているのですか」 「発行地情報は入っていますが、親の情報は入っていません。 だから中国での発行ということは分かりますが、 日本人同士の子供でも中国で発行したパスポートをずっと使っており、 中国出入国や中国ビザ取得に何の問題もないわけです」 「じゃあ、中国ビザが出るか出ないかというのは、 日本パスポートの発行地とは関係ないのですね」 「関係ないと思いますよ」 以上のやりとりから、 中国で生まれた子供が中国を出国する際には、 必ず「通行証」が必要であること、 日本パスポートは中国で作っても日本で作っても 同じであることが分かりました。 この情報が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。 ↓幼稚園の昼食。 この日はご飯に野菜と肉の炒め煮を乗せたどんぶりと、 トマトと卵のスープでした。 味もおいしいし、子供用に食べやすい大きさや やわらかさにしてくれているので、 チビちゃんも幼稚園の食事が結構好きみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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