カテゴリ:育児
日本で買ってきた
「子どもの心のコーチング(菅原裕子)」 という本を読みました。 サブタイトルは、 「一人で考え一人でできる子の育て方」 となっていて、子育てやしつけについてのアドバイスが 66にわたって書かれています。 第一章 親の役割は何? 第二章 子どもに教えたい3つの力 第三章 子どもを幸せにするしつけ 第四章 心を結ぶ聴き方・伝え方 第五章 親の幸せは自分でつくる と読み進んでいきましたが、 第五章の最後の部分のある人が言った言葉 の引用にはっとしました。 著者の菅原さんによると、 自分と子どもの関係がうまくいかないことや 自分が自分を愛せないことを、 親から受けた影響のせいにし、親を責める人がいるそうです。 菅原さんは結局過去は変えられない、 過去に戻って何をしてくれなかったかを言ったところで 何も起こらないとアドバイスするのですが、 それでもどうしても(親に自分のつらかった気持ちを) 伝えたいという人がいます。 そんな人に「あなたはどうしてほしかったの?」と質問すると、 最後に出てくる言葉は、 「かわいいって言ってほしかった。 好かれていることを知りたかった。 愛されたかった」。 この言葉に胸を打たれました。 なんて素朴で切実な願いなのでしょう。 子どもというのは、あれがほしい、こうしてほしい、 ということよりも何よりも、 ただただ、親の愛を実感したいと そう願っているのです。 簡単そうでいて、 なかなかそんな簡単な願いを かなえてもらえない子供たち。 そして根源的であるだけに、 そのことを大人になっても いつまでもひきずってしまうのです。 親が子供を愛しているのは いうまでもないこと。 どこの親だって、子供のためを思って 一生懸命子育てをしているはずです。 でも、その愛が子供に伝わっていないのです。 子供は親の愛を実感できていないのです。 つばめは思いました。 チビが虫歯にならないかと心配して 毎日いやがるチビと格闘したり、 やれ甘いものを食べさせまいとカリカリしたり、 わがままで甘えん坊にならないようにと思って、 できるだけ自分でさせるようにしようとあれこれ悩んだり しているけど、そういうことより何より、 もっと大切なことがあるんだ。 「私は子供のためと思って必死になっているけど、 そのせいで逆に子供にさびしい思いをさせていないか。 自分の愛情は子供に伝わっているか」 つばめも、チビがわけの分からないことで泣いたり、 急いで出かける準備をしている時に ぐずったりされると、 ついイライラして、チビにきつく あたってしまうこともあるのは事実。 時々は仕方がないにしても そういうことが日常的に続くと、 子供が親に愛されていないと感じたとしても 不思議ではありません。 虫歯もしつけも大切だけど、 時には子供の目を見つめて、 「○○ちゃん、かわいいね~、大好き」 と言ってあげられる心の余裕を 持つことが何より大切だと感じたことでした。 ↓雪だるまに雪をかけて喜ぶチビちゃん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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