ニーハオ中国

そんなこんなで、
幼稚園では自分で食事をしているはずの
チビちゃんですが、
うちでは周りの大人に食べさせてもらいたがり、
靴も自分で脱げるのに脱がせてもらいたがります。

2歳8ヶ月だったら、普通は
自分で食べたり、靴を脱いだりするのかなぁ、
と思うのですが、チビちゃんにはどうも
自立したいという意欲があまり見られません。
自分でできても大人に甘えて、
やってもらいたいという感じ。

しつけに失敗してるかも･･･、と
悩んでいたある日、
朝食にスクランブルエッグを作り、
チビちゃんのスプーンに載せてやると、
チビちゃん、「お母ちゃんどうぞ」と
母のスプーンにスクランブルエッグをのせてくれたのです。

かくしてつばめがチビちゃんに卵を食べさせ、
チビちゃんが母に卵を食べさせてくれるという
ラブラブ状態に。
子供はやってもらったように
相手にして返すのだなぁ、と妙に感心。

ある朝など、つばめが朝食を作りに
裸足でキッチンに立っていると、
チビちゃん、

「お母ちゃん、冷たいかなぁ」

と言いながら、スリッパを持ってきてくれました。
うちのキッチンの床はタイル張りなので、
チビちゃんには、「冷たいよ」と言って
歩かせないようにしているのです。

また、外に出かける時に
母に靴をはかせてくれることも。

チビちゃんは甘えただけど、
小さい頃に存分に甘えさせたら、
少し大きくなって物心ついた時には
思いやりのある優しい子に
なるかもかもしれないと感じました。
人間、やさしくされたことがなければ、
なかなか人にやさしくはできないものですものね。

･･･とはいえ、しないわけにはいかない
子供のしつけ。
焦らなくてもいつかは
自分で食事をし、トイレに行き、
服を着たり、靴をはいたりできるようになるでしょうが、
自分でできることが増えていくように、
チビちゃんが自分でしたくなるように仕向けつつ、
少しずつ自立を促していこうと思います。

↓近所の教会のバラ園で